- 演算子 (Visual Basic)

2 つの数式の差、または、数式の負の値を返します。

expression1 – expression2
- or -
– expression1

指定項目

  • expression1
    必ず指定します。任意の数式を指定します。

  • expression2
    – 演算子が負の値を計算している場合を除き、必ず指定します。任意の数式を指定します。

結果

結果は、expression1 と expression2 の差、または expression1 を否定した値です。

結果のデータ型は、expression1 と expression2 のデータ型に適した数値型です。「演算子の結果のデータ型 (Visual Basic)」の「整数演算」の表を参照してください。

サポートされている型

すべての数値型。これには、符号なし、浮動小数点、Decimal が含まれます。

解説

この構文の最初の使用例では、– 演算子が、2 つの数式の差を求める二項の減算演算子として使用されています。

2 つ目の使用例では、– 演算子は、式の負の値を求める単項の否定演算子として使用されています。この場合、否定は expression1 の符号を反転させるので、expression1 が負の場合、結果は正になります。

いずれかの式が Nothing と評価される場合、– 演算子はこれを 0 と見なします。

[!メモ]

– 演算子は オーバーロード できます。つまり、オペランドがそのクラスまたは構造体の型であれば、クラスまたは構造体がこの動作を再定義できます。このようなクラスまたは構造体でこの演算子を使用している場合、再定義された動作を確認してください。詳細については、「演算子プロシージャ (Visual Basic)」を参照してください。

使用例

次の例では、– 演算子を使用して 2 つの数値の差を求め、結果を返し、その後、数値を否定します。

Dim binaryResult As Double = 459.35 - 334.9
Dim unaryResult As Double = -334.9

これらのステートメントを実行した後では、binaryResult には 124.45、unaryResult には –334.90 が含まれます。

参照

関連項目

-= 演算子 (Visual Basic)

算術演算子 (Visual Basic)

Visual Basic における演算子の優先順位

機能別の演算子一覧 (Visual Basic)

概念

Visual Basic における算術演算子