allocator_traits クラス

このテンプレート クラスは、アロケーターの型を補足するオブジェクトを表します。アロケーターの型は、割り当てられたストレージを管理するために使用されるアロケーター オブジェクトを表す型です。具体的には、任意のアロケーターの型 Allocでは、アロケーター有効なコンテナーに必要なすべての情報を確認するために allocator_traits<Alloc> を使用できます。詳細については、既定値 allocator Classを参照してください。

template<class Alloc>
    class allocator_traits;

Typedef

名前	説明
allocator_traits::allocator_type	この型は、テンプレート パラメーター Allocのシノニムです。
allocator_traits::const_pointer	この型は、その型が正しく構成されている場合は、Alloc::const_pointer;。それ以外の場合、この型は pointer_traits<pointer>::rebind<const value_type>です。
allocator_traits::const_void_pointer	この型は、その型が正しく構成されている場合は、Alloc::const_void_pointer;。それ以外の場合、この型は pointer_traits<pointer>::rebind<const void>です。
allocator_traits::difference_type	この型は、その型が正しく構成されている場合は、Alloc::difference_type;。それ以外の場合、この型は pointer_traits<pointer>::difference_typeです。
allocator_traits::pointer	この型は、その型が正しく構成されている場合は、Alloc::pointer;。それ以外の場合、この型は value_type *です。
allocator_traits::propagate_on_container_copy_assignment	この型は、その型が正しく構成されている場合は、Alloc::propagate_on_container_copy_assignment;。それ以外の場合、この型は false_typeです。
allocator_traits::propagate_on_container_move_assignment	この型は、その型が正しく構成されている場合は、Alloc::propagate_on_container_move_assignment;。それ以外の場合、この型は false_typeです。型が当てはまれば、アロケーター有効なコンテナーは移動の割り当てに格納されたアロケーターのコピー。
allocator_traits::propagate_on_container_swap	この型は、その型が正しく構成されている場合は、Alloc::propagate_on_container_swap;。それ以外の場合、この型は false_typeです。型が当てはまれば、アロケーター有効なコンテナーはスワップに格納されたアロケーターを交換します。
allocator_traits::size_type	この型は、その型が正しく構成されている場合は、Alloc::size_type;。それ以外の場合、この型は make_unsigned<difference_type>::typeです。
allocator_traits::value_type	この型は Alloc::value_typeのシノニムです。
allocator_traits::void_pointer	この型は、その型が正しく構成されている場合は、Alloc::void_pointer;。それ以外の場合、この型は pointer_traits<pointer>::rebind<void>です。

静的メソッド

次の静的メソッドは、特定のアロケーターのパラメーターの対応するメソッドを呼び出します。

名前	説明
allocator_traits::allocate メソッド	特定のアロケーターのパラメーターを使用してメモリを割り当てる静的メソッドです。
allocator_traits::construct メソッド	オブジェクトの構築に指定されたアロケーターを使用する静的メソッドです。
allocator_traits::deallocate メソッド	オブジェクトの指定した数を解放するために指定されたアロケーターを使用する静的メソッドです。
allocator_traits::destroy メソッド	メモリを解放せずにオブジェクトのデストラクターの呼び出しに指定されたアロケーターを使用する静的メソッドです。
allocator_traits::max_size メソッド	割り当てることができるオブジェクトの最大数を決定するために指定されたアロケーターを使用する静的メソッドです。
allocator_traits::select_on_container_copy_construction メソッド	指定されたアロケーターの select_on_container_copy_construction 静的メソッドを呼び出す。

必要条件

ヘッダー : <memory>

名前空間: std

参照

関連項目

<memory>

pointer_traits 構造体

scoped_allocator_adaptor クラス