主キーまたは一意キーのプロパティ
主キーまたは一意キーのプロパティは 2 セットあります。サーバー エクスプローラーでオブジェクトを選択すると、省略セットを表示でき、プロパティ ウィンドウ上部のドロップダウン リストからオブジェクトを選択すると、完全セットを表示できます。
[!メモ]
このトピックでは、アルファベット順ではなくカテゴリ別にプロパティが示されています。
[!メモ]
お使いのマシンで、Visual Studio ユーザー インターフェイスの一部の要素の名前や場所が、次の手順とは異なる場合があります。これらの要素は、使用している Visual Studio のエディションや独自の設定によって決まります。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。
サーバー エクスプローラーで選択されたオブジェクトのプロパティ
[(ID)] カテゴリ
展開して [オブジェクト名] プロパティを表示します。[名前]
選択したキーの名前が表示されます。[その他] カテゴリ
展開して残りのプロパティを表示します。[無効化]
キーが属するインデックスを無効にするかどうかを示します。無効なインデックスは検索をサポートしません。[Is XML Index]
キーが XML データ型かどうかを示します。一意
キーが一意の値を持つ必要があるかどうかを示します。
プロパティ ウィンドウのドロップダウン リストで選択されたオブジェクトのプロパティ
[全般] カテゴリ
展開すると、[列]、[UNIQUE]、および [型] プロパティが表示されます。列
キー列またはインデックス列に対して選択されているソート順を一覧表示します。またここからソート順を定義できるダイアログ ボックスにアクセスできます。ダイアログ ボックスを表示するには、[列] をクリックして、プロパティ フィールドの右に表示される省略記号[(...)] をクリックします。[UNIQUE]
インデックスまたはキーに入力するデータが一意である必要があるかどうかを示します。XML インデックスでは使用できません。[型]
[選択された 主/一意 キー またはインデックス] 一覧で選択した項目を一意キーにするか、主キーにするか、インデックスにするかを指定できるドロップダウン リストが用意されています。主キーを選択した場合、該当するフィールドは読み取り専用になります。[(ID)] カテゴリ
展開すると、[オブジェクト名] プロパティ フィールドと [説明] プロパティ フィールドが表示されます。[名前]
キーまたはインデックスの名前が表示されます。新しいキーまたはインデックスを作成した場合、このプロパティには、テーブル デザイナーのアクティブ ウィンドウのテーブルに基づいて、既定の名前が設定されます。名前はいつでも変更できます。説明
キーまたはインデックスの説明を記述できます。より詳細な説明を記述する場合は、[説明] をクリックしてから、プロパティ フィールドの右に表示される省略記号[(...)] をクリックします。これにより、テキストを書くことができる領域が大きくなります。[テーブル デザイナー] カテゴリ
展開すると、[列] および [CLUSTERED として作成] の情報が表示されます。[CLUSTERED として作成]
キーまたはインデックスをクラスター化するかどうか選択します。クラスター化インデックスを使用したクエリは、クラスター化されていないインデックスを使用したクエリよりも高速です。ただし、クラスター化インデックスの作成には、より時間がかかります。このため、クラスター化されていないインデックスは頻繁に変更を行う列により適しています。[データ スペースの指定]
展開すると、[(データ スペースの種類)]、[ファイル グループまたはパーティション スキーム名]、および [パーティション列の一覧] の情報が表示されます。[(データ スペースの種類)]
インデックスまたはキーが、ファイル グループまたはパーティション スキームに属するかどうかを示します。[ファイル グループまたはパーティション スキーム名]
格納されているファイル グループまたはパーティション スキームの名前が表示されます。[パーティション列の一覧]
パーティション関数に関係している列が、コンマ区切りで一覧表示されます。[(データ スペースの種類)] フィールドの [ファイル グループ] を選択した場合は使用できません。[FILL の指定]
展開すると、[FILL FACTOR] および [インデックスの埋め込み] の情報が表示されます。[FILL FACTOR]
インデックスのリーフレベル ページをシステムにより埋めることができる割合を指定します。ページがいっぱいになり、新たなデータが追加されると、システムはそのページを分割します。これによりパフォーマンスが大きく低下します。値 100 は、ページがいっぱいまで使われ、最小限の記憶領域が使用されることを示します。この設定は、データに変更がない (たとえば読み取り専用テーブルのデータ) 場合にだけ使用します。
値が小さいほどデータ ページ上の空き領域が大きくなり、インデックスが増大したときにデータ ページを分割する必要性が小さくなりますが、より大きな記憶領域が必要になります。
[インデックスの埋め込み]
インデックスの中間ページが拡大したときに、[FILL FACTOR] で指定したのと同じ割合で空き領域 (埋め込み) を用意するかどうかを示します。[重複するキーを無視]
一括挿入操作で、既存のキー値と等しいキー値を持つ行が挿入された場合の動作を制御します。次のうちのどちらかを選択します。[はい] を選択した場合、クエリおよびビュー デザイナーは警告を表示し、不正な挿入行を無視して、残りの行を挿入を続行します。
[いいえ] を選択した場合、クエリおよびビュー デザイナーはエラー メッセージを表示し、一括挿入操作全体をロールバックします。
[インクルードされた列]
インデックス キーを構成するすべての列の名前がコンマ区切りで一覧表示されます。サブキー列が指定できるのは、クラスター化されていないインデックスの場合だけです。このプロパティは、XML インデックスに対して隠ぺいされます。[無効化]
インデックスを無効にするかどうかを示します。これは読み取り専用プロパティです。SQL Workbench などの外部ツールでインデックスを無効にしている場合、このプロパティは必ず Yes に設定します。[フルテキスト キー]
インデックスがフルテキスト キーかどうかを示します。フルテキスト キーの詳細については、『SQL Server Books Online』を参照してください。このプロパティは、XML インデックスに対して隠ぺいされます。[ページのロックを許可]
インデックスでページレベルのロックを許可するかどうかを示します。ページレベル ロックの許可、非許可はデータベースのパフォーマンスに影響を与えます。[統計値を再計算する]
インデックスが作成されたときに、基になるデータベース エンジンで統計情報を新たに計算するかどうかを示します。統計情報の再計算により、インデックスの構築には前よりも時間がかかりますが、クエリのパフォーマンスは大幅に向上する可能性があります。[行のロックを許可]
該当するインデックスで行レベルのロックを許可するかどうかを示します。行レベル ロックの許可、非許可はデータベースのパフォーマンスに影響を与えます。