方法 : ロード テスト API を使用する
Visual Studio Ultimate では、ロード テストの制御や拡張を行うことができるロード テスト プラグインがサポートされています。ロード テスト プラグインは、Microsoft.VisualStudio.TestTools.LoadTesting 名前空間にある ILoadTestPlugin インターフェイスを実装するユーザー定義のクラスです。ロード テスト プラグインを使用すると、カウンターやエラーしきい値に達した場合にロード テストを中止するなど、ロード テストのカスタム制御を行うことができます。ユーザー定義のコードに対してロード テスト パラメーターの取得や設定を行うには、LoadTest クラスのプロパティを使用します。ロード テストを実行するときに、通知用のデリゲートを割り当てるには、LoadTest クラスのイベントを使用します。
ヒント |
---|
オブジェクト ブラウザーを使用して、Microsoft.VisualStudio.TestTools.LoadTesting 名前空間を調べます。Visual C# エディターおよび Visual Basic エディターの両方では、この名前空間のクラスを使用したコーディングの IntelliSense サポートを提供しています。 |
Web パフォーマンス テスト用のプラグインを作成することもできます。詳細については、「方法: Web パフォーマンス テスト プラグインを作成する」および「方法 : 要求レベルのプラグインを作成する」を参照してください。
要件
- Visual Studio Ultimate
LoadTesting 名前空間を使用するには
ロード テストを含む Web パフォーマンス テストおよびロード テスト プロジェクトを開きます。
詳細については、「ロード テストの作成と編集」を参照してください。
Visual C# または Visual Basic のクラス ライブラリ プロジェクトをテスト ソリューションに追加します。
クラス ライブラリ プロジェクトに Web パフォーマンス テストおよびロード テストのプロジェクト参照を追加します。
クラス ライブラリ プロジェクトの Microsoft.VisualStudio.QualityTools.LoadTestFramework DLL への参照を追加します。
クラス ライブラリ プロジェクトのクラス ファイルで、Microsoft.VisualStudio.TestTools.LoadTesting 名前空間の using ステートメントを追加します。
ILoadTestPlugin インターフェイスを実装するパブリック クラスを作成します。
プロジェクトをビルドします。
ロード テスト エディターを使用して新しいロード テスト プラグインを追加します。
ロード テストのルート ノードを右クリックし、[ロード テスト プラグインの追加] を選択します。
[ロード テスト プラグインの追加] ダイアログ ボックスが表示されます。
[選択したプラグインのプロパティ] ペインで、実行時に使用するプラグインの初期値を設定します。
[!メモ]
プラグインのプロパティは、必要な数だけ公開できます。それをパブリック、設定可能、および基本型 (整数型、ブール型、文字列型など) として設定します。ロード テスト プラグインのプロパティは、後で [プロパティ] ウィンドウを使用して編集することもできます。
ロード テストを実行します。
ILoadTestPlugin の実装については、「方法 : ロード テスト プラグインを作成する」を参照してください。
参照
処理手順
関連項目
Microsoft.VisualStudio.TestTools.LoadTesting