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TFSSecurity の ID 指定子と出力指定子

TFSSecurity コマンド ライン ユーティリティの入力および出力は、標準の形式に従います。このトピックの表では、このコマンドの有効な ID と出力指定子について説明します。これらの指定子は、すべての TFSSecurity コマンド ライン ユーティリティに適用されます。

[!メモ]

管理資格情報を使ってログオンしている場合でも、この機能を実行するには、昇格した特権でコマンド プロンプトを開く必要があります。

[!メモ]

これらの例は、例示のみを目的としており、架空のものです。実際のものとは一切関係ありません。

ID 指定子

次の表にある表記のいずれかを使用して、ID を参照できます。

ID 指定子

説明

sid:Sid

指定したセキュリティ識別子 (SID) を持つ ID を参照します。

sid:S-1-5-21-2127521184-1604012920-1887927527-588340

n:[Domain\]Name

指定された名前を持つ ID を参照します。Windows の場合、Name はアカウント名です。参照される ID がドメインの場合、ドメイン名が必要です。アプリケーション グループの場合、Name はグループの表示名で、Domain はそれを含んでいるプロジェクトの URI または GUID です。このコンテキストでは、Domain が省略された場合、スコープはコレクション レベルと見なされます。

架空の企業 "A. Datum Corporation" の "Datum1" ドメインのユーザー "John Peoples" の ID を参照するには、次のようにします。

n:DATUM1\jpeoples

アプリケーション グループを参照するには、次のようにします。

n:"Full-time Employees"

n:00a10d23-7d45-4439-981b-d3b3e0b0b1ee\Vendors

adm:[Scope]

スコープの管理アプリケーション グループ (サーバー レベルの "Team Foundation Administrators" やコレクション レベルの "Project Collection Administrators" など) を参照します。Scope は省略可能なパラメーターで、プロジェクトの GUID と接続文字列を含むプロジェクトの URI または URL です。スコープが省略された場合、サーバー スコープまたはコレクション スコープは、/instance パラメーターと /server パラメーターのどちらが使用されているかに基づいて想定されます。いずれの場合でも、コロンが必要です。

adm:vstfs:///Classification/TeamProject/GUID

srv:

サービス アカウントのアプリケーション グループを参照します。

該当なし

all:

すべてのグループまたは ID を参照します。

該当なし

String

非修飾文字列を参照します。String が S-1- で始まる場合は、SID として識別されます。String が CN= または LDAP:// で始まる場合は、識別名として識別されます。それ以外の場合は、String は名前として識別されます。

"Team testers"

タイプ マーカー

ms400692.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifID のタイプ マーカー

次の表に、出力メッセージで使用される ID のタイプ マーカーを示します。

ID のタイプ マーカー

説明

U

Windows ユーザー

G

Windows グループ

A

Team Foundation Server (TFS) アプリケーション グループ

a [A]

管理アプリケーション グループ

s [A]

サービス アカウント アプリケーション グループ

X

ID が無効です。

?

ID が不明です。

ms400692.collapse_all(ja-jp,VS.110).gifアクセス制御エントリ マーカー

次の表に、出力メッセージで使用されるアクセス制御エントリ マーカーを示します。

アクセス制御エントリ マーカー

説明

+

ALLOW アクセス制御エントリ

-

DENY アクセス制御エントリ

* []

継承されたアクセス制御エントリ

参照

その他の技術情報

TFSSecurity を使用したグループとアクセス許可の変更