適度なトポロジの例
Visual Studio Team Foundation Server は、複数のトポロジ構成で構成できます。一般に、トポロジが単純なほど、Team Foundation Server の配置を簡単に保守できます。ビジネス ニーズを満たす最も単純なトポロジを配置する必要があります。ここでは、Team Foundation のデータ層とアプリケーション層の論理コンポーネントが複数の物理サーバー上にインストールされる、適度に複雑なトポロジについて説明します。信頼関係のあるドメイン内のクライアント コンピューターは Team Foundation Server にアクセスできます。
適度なサーバー トポロジ
適度なトポロジでは、複数のサーバーを使用して、Team Foundation のデータ層およびアプリケーション層の論理コンポーネントをホストします。次の図に、Team Foundation Server のやや複雑なトポロジを示します。
この例では、Team Foundation Server のサービスは、アプリケーション層サーバーと呼ばれるサーバーに配置され、Team Foundation Server のデータベースはデータ層サーバーと呼ばれる別のサーバーにインストールされています。一方のサーバーは Team Foundation Server が使用する SharePoint Web アプリケーションをホストし、もう一方のサーバーは Team Foundation Server が使用する SQL Server Reporting Services のインスタンスをホストします。各チーム プロジェクトのポータルが SharePoint Web アプリケーション上でホストされています。したがって、管理者は、その Web アプリケーション上でそのプロジェクトのユーザーに対してアクセス許可を構成する必要があります。同様に、SQL Server Reporting Services 上でも、ユーザーに対してアクセス許可を構成する必要があります。Team Foundation ビルドおよびチームのテスト コントローラーが追加サーバーに配置されています。この図では、クリーブランドにあるクライアントのドメインは、シアトルの親ドメインの子ドメインになっています。子ドメインには、その親ドメインとの双方向の推移性の信頼関係があります。Team Foundation Server のサービス アカウントは、両方のドメインに信頼されています。子ドメインのユーザーは、サーバーにアクセスでき、Windows 統合認証により自動的に認証されます。この構成では、クリーブランドのオフィスに Team Foundation Server プロキシのインストールが必要です。この例は、ユーザー数が 1,000 人未満の中規模な製品開発チーム用に設計されています。