TextSelection インターフェイス
表示ベースの編集操作および選択したテキストへのアクセスを提供します。
名前空間: EnvDTE
アセンブリ: EnvDTE (EnvDTE.dll 内)
構文
'宣言
<GuidAttribute("1FA0E135-399A-4D2C-A4FE-D21E2480F921")> _
Public Interface TextSelection
[GuidAttribute("1FA0E135-399A-4D2C-A4FE-D21E2480F921")]
public interface TextSelection
[GuidAttribute(L"1FA0E135-399A-4D2C-A4FE-D21E2480F921")]
public interface class TextSelection
[<GuidAttribute("1FA0E135-399A-4D2C-A4FE-D21E2480F921")>]
type TextSelection = interface end
public interface TextSelection
TextSelection 型で公開されるメンバーは以下のとおりです。
プロパティ
名前 | 説明 | |
---|---|---|
ActivePoint | 選択範囲の現在の終点を取得します。 | |
AnchorColumn | インフラストラクチャ。マイクロソフト内部でのみ使用します。 | |
AnchorPoint | 選択範囲の起点を取得します。 | |
BottomLine | インフラストラクチャ。マイクロソフト内部でのみ使用します。 | |
BottomPoint | 選択範囲の末尾のポイントを取得します。 | |
CurrentColumn | インフラストラクチャ。マイクロソフト内部でのみ使用します。 | |
CurrentLine | インフラストラクチャ。マイクロソフト内部でのみ使用します。 | |
DTE | トップ レベルの機能拡張オブジェクトを取得します。 | |
IsActiveEndGreater | アクティブ ポイントが下部ポイントかどうかを示す値を取得します。 | |
IsEmpty | アンカー ポイントがアクティブ ポイントかどうかを示す値を取得します。 | |
Mode | マウスをドラッグして選択するときに、ストリーム モードで選択するか、ブロック モードで選択するかを決定する値を設定または取得します。 | |
Parent | TextSelection オブジェクトの直接の親オブジェクトを取得します。 | |
Text | 選択したテキストを設定または取得します。 | |
TextPane | 選択したテキストを含むテキスト ペインを取得します。 | |
TextRanges | 選択範囲の各行または一部の行に対して 1 つの TextRange オブジェクトを含む、TextRanges コレクションを取得します。 | |
TopLine | インフラストラクチャ。マイクロソフト内部でのみ使用します。 | |
TopPoint | 選択範囲の上端を取得します。 |
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メソッド
名前 | 説明 | |
---|---|---|
Backspace | インフラストラクチャ。マイクロソフト内部でのみ使用します。 | |
Cancel | インフラストラクチャ。マイクロソフト内部でのみ使用します。 | |
ChangeCase | 選択したテキストの大文字と小文字を変更します。 | |
CharLeft | オブジェクトを指定の文字数分左に移動します。 | |
CharRight | オブジェクトを指定の文字数分右に移動します。 | |
ClearBookmark | 現在のテキスト バッファー行の、名前のないブックマークを消去します。 | |
Collapse | 選択したテキストをアクティブ ポイントまで折りたたみます。 | |
Copy | 選択したテキストをクリップボードにコピーします。 | |
Cut | 選択したテキストをクリップボードにコピーし、元の位置からそのテキストを削除します。 | |
Delete | 選択したテキストを削除します。 | |
DeleteLeft | アクティブ ポイントの左側にある文字を指定した文字数分削除します。 | |
DeleteWhitespace | テキスト バッファーの現在位置から水平または垂直方向にある空の文字 (空白) を削除します。 | |
DestructiveInsert | テキストを挿入します。既存のテキストは上書きされます。 | |
EndOfDocument | オブジェクトをドキュメントの末尾に移動します。 | |
EndOfLine | オブジェクトを現在の行の末尾に移動します。 | |
FindPattern | アクティブ ポイントからドキュメントの末尾まで指定のパターンを検索します。 | |
FindText | アクティブ ポイントからドキュメントの末尾まで指定のテキストを検索します。 | |
GotoLine | 要求に応じて、指示された行の先頭に移動し、その行を選択します。 | |
Indent | 選択した行を指定したインデント レベルでインデントします。 | |
Insert | 指定された文字列を現在のカーソル位置に挿入します。 | |
InsertFromFile | 指定したファイルの内容をバッファーの現在位置に挿入します。 | |
LineDown | テキスト選択範囲のカーソル位置を、指定した行数分だけ下に移動します。 | |
LineUp | テキスト選択範囲のカーソル位置を、指定した行数分だけ上に移動します。 | |
MoveTo | インフラストラクチャ。マイクロソフト内部でのみ使用します。 | |
MoveToAbsoluteOffset | アクティブ ポイントを指定の 1 から始まる絶対文字オフセットに移動します。 | |
MoveToDisplayColumn | アクティブ ポイントを指示された表示カラムに移動します。 | |
MoveToLineAndOffset | アクティブ ポイントを指定の位置に移動します。 | |
MoveToPoint | アクティブ ポイントを指定の位置に移動します。 | |
NewLine | アクティブ ポイントに改行文字を挿入します。 | |
NextBookmark | ドキュメント内の次のブックマークの位置に移動します。 | |
OutlineSection | 現在の選択項目に基づいてアウトライン セクションを作成します。 | |
PadToColumn | バッファーの現在行に、指定した列まで空の文字 (空白) を入力します。 | |
PageDown | ドキュメント内で、指定したページ数分下方へ表示をスクロールしてアクティブ ポイントを移動します。 | |
PageUp | ドキュメント内で、指定したページ数分上方へ表示をスクロールしてアクティブ ポイントを移動します。 | |
Paste | 現在の位置にクリップボードの内容を挿入します。 | |
PreviousBookmark | テキストの選択範囲をドキュメント内の前のブックマークの位置に移動します。 | |
ReplacePattern | テキスト ドキュメント全体をとおして、一致するテキストを置換します。 | |
ReplaceText | インフラストラクチャ。マイクロソフト内部でのみ使用します。 | |
SelectAll | ドキュメント全体を選択します。 | |
SelectLine | アクティブ ポイントを含む行を選択します。 | |
SetBookmark | バッファーの現在行に無名のブックマークを設定します。 | |
SmartFormat | 現在の言語に基づいてテキストの選択した行をフォーマットします。 | |
StartOfDocument | カーソル位置をドキュメントの先頭に移動します。 | |
StartOfLine | オブジェクトを現在の行の先頭に移動します。 | |
SwapAnchor | アクティブ ポイントとアンカー ポイントの位置を入れ替えます。 | |
Tabify | ユーザーのタブ設定に応じて、選択項目内のスペースをタブに変換します。 | |
Unindent | 選択したテキストから、指定したインデント レベル分、インデントを削除します。 | |
Untabify | ユーザーのタブ設定に従って選択の変換のタブ。 | |
WordLeft | 選択したテキストを指定の単語数分左に移動します。 | |
WordRight | 選択したテキストを指定の単語数分右に移動します。 |
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解説
TextSelection オブジェクトのプロパティとメソッドは、Visual Studio 統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) のエディター コマンドを直接反映します。環境と同様に、テキスト選択操作も、上書きモードであるか仮想空白モードであるかなど、エディターのグローバル状態の影響を受けます。
テキスト ドキュメントを変更する操作は、その操作が読み取り専用ブロックに含まれている文字に影響する場合、またはテキスト ドキュメント自体が読み取り専用である場合に失敗します。
関連付けられているドキュメントが HTML ドキュメントの場合、TextSelection オブジェクトの一部のプロパティとメソッドは失敗する場合があります。失敗の原因として、HTML ドキュメントを表示するウィンドウがソース ビューになっていないことや、テキスト ドキュメントの背後にあるデータがロックされていることが考えられます。
例
Sub TextSelectionExample()
' Before running this example, open a text document.
Dim objSel As TextSelection = DTE.ActiveDocument.Selection
Dim objActive As VirtualPoint = objSel.ActivePoint
' Collapse the selection to the beginning of the line.
objSel.StartOfLine()
' objActive is "live", tied to the position of the actual selection,
' so it will reflect the new position.
Dim iCol As Long = objActive.DisplayColumn
' Move the selection to the end of the line.
objSel.EndOfLine()
MsgBox("The length of the insertion point line is " & (objActive.DisplayColumn - iCol) & " display characters.")
End Sub