レコード ビューのデータ交換
クラスの追加を使用してレコード ビューのダイアログ テンプレート リソース内のコントロールをレコードセットのフィールドに割り当てると、フレームワークでは、双方向のデータ交換 (レコードセットとコントロール間) が管理されます。DDX 機構の使用により、データの双方向転送用のコードの記述は不要になります。
レコード ビュー用の DDX の連係相手を次に示します。
CRecordset クラスのレコードセットの RFX (ODBC の場合)
CDaoRecordset クラスのレコードセットの DFX (DAO の場合)
RFX と DFX は、実装こそ異なりますが、インターフェイス レベルではよく似たデータ交換機構です。DAO バージョンの DFX は初期の ODBC バージョンの RFX を原型にしているからです。したがって、RFX の使い方がわかれば DFX の使い方もわかります。
RFX と DFX は、データ ソース上の現在のレコードとレコードセット オブジェクトのフィールド データ メンバー間でデータを転送します。DDX はフィールド データ メンバーからフォーム上のコントロールにデータを転送します。このように RFX と DDX を組み合わせると、ユーザーがレコードを移動するたびに、フォーム コントロールに初期値が表示されます。更新されたデータをレコードセットに戻し、さらにデータ ソースに移動できます。
次の図に、レコード ビューの動作における DDX と RFX または DFX の関係を示します。
ダイアログ データ エクスチェンジ (DDX) とレコード フィールド エクスチェンジ (RFX)
DDX の詳細については、「ダイアログ データ エクスチェンジとダイアログ データ バリデーション」を参照してください。RFX の詳細については、「レコード フィールド エクスチェンジ (RFX)」を参照してください。