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方法: Visual C++ プロジェクトを Visual Studio 2013 にアップグレードする

旧バージョンの Visual Studio で作成された Visual C++ プロジェクトを初めて開くと、そのプロジェクトを更新するよう求めるメッセージが表示されることがあります。Visual C++ コンパイラおよびライブラリを最新バージョンにアップグレードするかどうかを確認するメッセージです。アップグレードのオプションは、プロジェクトの作成に使用された Visual Studio のバージョンによって異なります。

Visual Studio 2013 を使用して、Visual Studio 2012 で作成された Windows 8 プロジェクトを開き、編集し、ビルドすることができますが、新しい Windows 8 プロジェクトを作成するには Visual Studio 2012 を使用する必要があります (Windows 8.1 プロジェクトを作成するには、Visual Studio 2013 を使用する必要があります)。

プロジェクトを更新するように求めるメッセージが表示されない場合は、プロジェクトのアップグレードのために何もする必要がない可能性があります。詳細については、「Visual Studio 2013 の互換性」を参照してください。

  • プロジェクト (.vcproj) が Visual Studio 2010 より前のバージョンの Visual Studio で作成されている場合は、プロジェクトを更新する必要があります。

  • プロジェクト (.vcxproj) が Visual Studio 2010 または Visual Studio 2012 で作成されている場合、次の 2 つのオプションがあります。

    • 更新をスキップできます。Visual Studio 2013 が Visual Studio 2010 SP1 または Visual Studio 2012 の Visual C++ ツールにアクセスできる場合、プロジェクトは変更を加えずに読み込まれます。同じマシンに Visual Studio 2010 と Visual Studio 2012 のいずれかまたは両方と Visual Studio 2013 をインストールすることで、このアクセスを提供できます。詳細については、「複数バージョンの Visual Studio のインストール」を参照してください。

    • Visual Studio が後で説明するような変更を加えられるようにすることで、プロジェクトを更新できます。ソリューションに複数の Visual C++ プロジェクトが含まれる場合は、すべてのプロジェクトを更新する必要があります。

      [!メモ]

      最初に求められたときに更新しない場合は、後で [プロジェクト] メニューの [VC++ プロジェクトの更新] を選択してプロジェクトを更新できます。このコマンドが表示されない場合、更新は必要ではありません。

Visual C++ プロジェクトのアップグレード

Visual Studio 2013 が自動的にプロジェクトを更新できるようにすると、次の変更が加えられます。

  • Visual Studio 2013 のコンパイラおよびライブラリを使用するように、プロジェクトを変更します (PlatformToolset = VisualStudio v120)。

  • C++/CLI プロジェクトの場合は、TargetFrameworkVersion を .NET Framework 4.5.1 に変更します。

カスタム PlatformToolset の使用の継続

Visual Studio 2013 でカスタム PlatformToolset を引き続き使用する場合、ツールセットは、x86 コンピューターでは %ProgramFiles%\MSBuild\Microsoft.Cpp\v4.0\Platforms\Win32\PlatformToolsets\ の下、x64 コンピューターでは %ProgramFiles (x86)%\MSBuild\Microsoft.Cpp\v4.0\Platforms\Win32\PlatformToolsets\ の下に格納されている必要があります。カスタム PlatformToolset を作成する方法については、Visual C++ チーム ブログの「C++ Native Multi-Targeting (C++ ネイティブ マルチ ターゲット)」を参照してください。

参照

概念

Visual Studio 2013 の互換性