次の方法で共有


必須定義

Windows Live Messenger アプリの実行時には、Windows Live Messenger スクリプト エンジンで、そのアプリケーションに渡される各種イベントが発生します。これらのイベントには、データの受信を示すものや接続の種類の変更を示すものなどがあります。アプリケーションの 2 つのインスタンスの間で通信するには、適切なイベント ハンドラを定義する必要があります。たとえば、あるインスタンスから別のインスタンスへ文字列を送信するために SendData メソッドを使用する場合、その文字列を受信するには OnDataReceived イベントのハンドラを定義する必要があります。アプリケーションでハンドラが定義されていないイベントが Messenger で発生した場合、例外はスローされませんが、イベントの処理が失敗するためアプリケーション間の同期が失われる可能性があります。定義が必須であるイベントについては、下記のスケルトン コードを参照してください。

以下は、マルチユーザーのアプリすべてに必須の定義の JavaScript での例です。

function Channel_OnRemoteAppLoaded() {
}

function Channel_OnRemoteAppClosed() {
}

function Channel_OnDataReceived() {
}

function Channel_OnDataError() {
}

function Channel_OnTypeChanged() {
}

function Channel_OnAppClose() {
}

イベント ハンドラの中には、アプリで特定の許可フラグが有効になっている場合のみ定義する必要があるものもあります。たとえば、アプリケーションで ReceiveIM 許可フラグが有効になっている場合、OnIMReceived イベントのイベント ハンドラを定義する必要があります。

下記は、特定の許可フラグが有効である場合にのみ必要な定義の JavaScript での例です。

function Channel_OnIMReceived() {
// アプリケーションで ReceiveIM または ReplaceIM 許可フラグが有効な場合のみ発生します。
}

function Channel_OnFileReceived() {
// アプリケーションで SendFile および ActiveX 許可フラグが有効な場合のみ発生します。
}

function Channel_OnFileProgress() {
// アプリケーションで SendFile および ActiveX 許可フラグが有効な場合のみ発生します。
}

function Channel_OnSendFileCancelled() {
// アプリケーションで SendFile および ActiveX 許可フラグが有効な場合のみ発生します。
}