Windows Live ID サンプル アプリケーションの実行
SDK には、クライアント アプリケーションから認証を実行できる SDK の機能を実際に示すサンプル アプリケーションとソース コードが付属しています。
注意
サンプル アプリケーションとソース コードへのショートカットを見つけるには、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[Windows Live ID Client SDK] をクリックし、適切なショートカットをクリックします。
このサンプル アプリケーションで、ユーザーはサインインしたり、このアプリケーションの個人用オプションを設定したり、自分の Windows Live Spaces アカウントにブログ記事を投稿したり、認証済み Web ブラウザを開いたりすることができます。ユーザーは、サインイン時に自分のサインイン名とパスワードをアプリケーションに保存して、自動サインインに使用することもできます。
このサンプル アプリケーションの目的は、上記の機能を実装するのに必要なソース コードを開発者に示して、独自のアプリケーションをコーディングする方法を開発者が理解できるようにすることです。このサンプル アプリケーションを出発点として使用し、独自のアプリケーションを作成することもできます。
サンプル アプリケーションのブログ投稿機能を使用するには、まずスペースを作成し、スペースの Web アドレスの一部になる名前を指定する必要があります。
スペースを作成するには
http://spaces.live.com にアクセスし、自分の Windows Live ID でサインインします。
[スペースの新規作成] をクリックします。
タイトルおよび Web アドレスに使用する名前の値を入力します。ここで入力する Web アドレスの名前の値をメモします。
注意
既にスペースを作成している場合、自分のスペースの URL に含まれている一意の名前をメモします。
[作成] をクリックします。
[自分のスペースを編集] をクリックします。
スペースの作成が完了するとすぐにサンプル アプリケーションを実行できます。
サンプル アプリケーションを実行してサインインするには
[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[Windows Live ID Client SDK] をクリックし、[WindowsLiveIDClientSample.exe] をクリックすると、Windows Live ID Client Sample アプリケーションが表示されます。このアプリケーションでは [Sign In] オプションだけが使用可能になっています。[Sign In] をクリックします。
サインイン ダイアログ ボックスで、Windows Live ID およびパスワードを入力し、[Sign In] をクリックします。
サンプル アプリケーションにサインインした状態になり、すべてのアプリケーション オプションが使用可能になります。
個人用オプションを表示したり変更したりするには
サンプル アプリケーションにサインインします。
[Options] をクリックして、次のダイアログ ボックスを表示します。
自動的にサインインするように設定できます。さらに、サインインするたびに表示されるカスタム背景色を選択できます。
注意
自動サインインのオプションを使用するには、サインイン ダイアログ ボックスで Windows Live ID およびパスワードを保存するチェック ボックスをオンにする必要があります。
[OK] をクリックします。カスタム設定が構成ファイルに書き込まれ、表示に反映されます。
ブログを表示したり投稿したりするには
サンプル アプリケーションにサインインします。
[Blog] をクリックして、次のダイアログ ボックスを表示します。
[Space Name] ボックスに、前の「スペースを作成するには」の手順 3. でメモした、Spaces 上の自分の Web サイトの名前を入力します。たとえば、自分のスペースの URL が http://mysite.spaces.live.com の場合、「mysite」と入力します。
[Subject] ボックスに、ブログ記事の件名を入力します。
[Body] ボックスに、ブログ記事の本文を入力します。
[Post Blog] をクリックします。
ブログを表示して、投稿が行われたことを確認するには、[View Blog] をクリックします。
アカウントの詳細を表示するには
サンプル アプリケーションにサインインします。
[View] をクリックして、現在サインイン中のユーザーに関するアカウント詳細情報を表示します。
サンプル アプリケーションの拡張
サンプル アプリケーションを拡張するには、開発環境でソース コードを編集し、コードをコンパイルしてアプリケーションを作成する必要があります。
Visual Studio .NET を使用してサンプル アプリケーション プロジェクトを開くには
Visual Studio で Visual Studio 2005 プロジェクトを開きます。
任意の場所に新しい名前でプロジェクトを保存します。
サンプルのソース コードは、Program.cs、MainWindow.cs、OptionsWindow.cs、BlogWindow.cs、および DetailsWindow.cs の各ファイルに含まれています。サンプル アプリケーションを拡張するには、これらのファイルのソース コードを編集します。
重要
サンプル アプリケーションで最初に行わなければならない変更は、サンプルのアプリケーション ID およびアプリケーション名を変更し、自分のアプリケーション ID およびアプリケーション名に一致させることです。アプリケーション ID の詳細については、「アプリケーション ID の取得」を参照してください。
変更を加えたら、[デバッグ] メニューの [デバッグなしで実行する] を使用してアプリケーションを実行します。
注意
デバッグ モードで実行中に、デバッグを中止しアプリケーションを終了すると、アプリケーション構成ファイルおよびその中に保存されているカスタム設定は自動的に削除されます。設定を保持したままアプリケーションを複数回実行できるようにするには、デバッグなしで実行するか、実行前に実行可能ファイルをコンピュータ上の他の場所にコピーします。
[出力ウィンドウ] で、コンパイル エラーがないかどうかを確認します。