/filealign
出力ファイルのセクションを配置する場所を指定します。
/filealign:number
引数
- number
必ず指定します。 出力ファイル内のセクションの配置を指定する値です。 有効値は、512、1024、2048、4096、および 8192 です。 これらの値はバイト単位です。
解説
出力ファイル内の各セクションの配置を指定するには、/filealign オプションを使用します。 セクションは、エラー コードまたはデータが含まれる、ポータブル実行可能 (PE) ファイル内の連続するメモリのブロックです。 /filealign オプションでは、非標準の配置でアプリケーションをコンパイルできます。このオプションが必要になるケースは多くありません。
各セクションは、/filealign の値の倍数となる境界上に配置されます。 固定された既定値はありません。 /filealign が指定されていない場合は、コンパイラによりコンパイル時に既定値が選択されます。
セクションのサイズを指定すると、出力ファイルのサイズが変化します。 セクションのサイズの変更は、容量の小さなデバイス上で動作するプログラムに対して有効な場合があります。
注意
/filealign オプションは Visual Studio の開発環境内からは利用できません。このオプションを利用できるのは、コマンド ラインからコンパイルするときだけです。