次の方法で共有


センサー ドライバーの作成に関する考慮事項

センサー ドライバーを作成する前に、以下の主要事項を考慮することが重要です。このプロセスは、さまざまな設計や実装に関する決定を行ううえで役立ちます。

  • ドライバーで複数のセンサーをサポートするか単一のセンサーをサポートするか決定する。たとえば、ハードウェア デバイスに複数のセンサーの組み合わせが含まれているが、単一のデバイス ドライバーを使用する、といった場合があります。センサー プラットフォームは、デバイス単位でアクセス許可モデルを適用することに注意してください。ユーザーは、コントロール パネルを介してセンサー デバイスを有効または無効にすることができますが、デバイスに複数のセンサーが含まれる場合、各センサーを個別に有効または無効にすることはできません。単一のドライバーで複数のセンサーをサポートする方法の例については、「センサー ドライバーのスケルトン サンプル」を参照してください。

  • デバイスで必要な操作のレベル、およびイベントをプラットフォームに送り返す必要があるかどうかを決定する。センサー ドライバー イベントの概要については、「センサー ドライバー イベントについて」を参照してください。

  • ドライバーのカテゴリ、センサーの種類、およびデータの種類を決定する。プラットフォーム定義の組み合わせのいずれか、または独自の定義のどちらを使用するかを選択できます。プラットフォームによるセンサー情報の編成方法の概要については、「センサー定数について」を参照してください。

  • ドライバーで論理センサーを使用するかどうか決定する。論理センサー ドライバーは、他のセンサー ドライバーと同様に動作しますが、ハードウェア ベースのセンサーからはデータを取得しません。代わりに、論理センサー ドライバーは、インターネット ベースのデータ プロバイダーなど、ソフトウェア ベースのソースからデータを取得します。Sensor API には、プログラムで必要になった時点で、論理センサー ドライバーのインスタンスを作成するためのメカニズムが用意されています。詳細については、Windows ソフトウェア開発キット内の Sensor API のドキュメントを参照してください。