UMDF ドライバーのビルド
ユーザー モード ドライバー フレームワークを使用するドライバーをビルドするには、Windows Driver Kit (WDK) ビルド環境 (これによりコマンド プロンプト ウィンドウが作成される) を選択して、ビルド ユーティリティを実行する必要があります。ビルド環境を選択してビルド ユーティリティを使用する方法の詳細については、「ビルド ユーティリティの使用」(英語の可能性あり) を参照してください。
フレームワークベースのドライバーをビルドする前に、次の操作を行う必要があります。
いずれかのソース ファイルに wudfddi.h をインクルードします。
ドライバーの Sources ファイルに、UMDF_MAJOR_VERSION エントリ、および必要に応じて UMDF_MINOR_VERSION エントリを追加します。
UMDF_MAJOR_VERSION エントリは、ドライバーを UMDF ライブラリにリンクする必要があることを、ビルド ユーティリティに対して通知します。ライブラリのバージョン (メジャー バージョン) を識別する数値を、次のように指定する必要があります。
UMDF_MAJOR_VERSION=1
必要に応じて、UMDF_MINOR_VERSION ディレクティブを含めることで、ライブラリのマイナー バージョンを指定できます。たとえば、UMDF ライブラリの Version 1.9 を指定するには、Sources ファイルに次のエントリを追加する必要があります。
UMDF_MAJOR_VERSION=1
UMDF_MINOR_VERSION=9
UMDF_MINOR_VERSION エントリを省略すると、ビルド ユーティリティは最新のマイナー バージョンを使用します。ドライバーは最新バージョンのライブラリにリンクする必要があるため、通常、ドライバー作成者は UMDF_MINOR_VERSION エントリを指定しないでください。