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フレームワーク ファイル オブジェクト

フレームワーク ファイル オブジェクトは、IWDFFile インターフェイスによってドライバーに公開されます。このオブジェクトは、開かれているデバイスのフレームワーク表現です。アプリケーションで Microsoft Win32 の CreateFile 関数を使用してデバイスを開かれると、フレームワークは、開かれたデバイス インスタンスを表すファイル オブジェクトを作成します。したがって、フレームワーク ファイル オブジェクトは、アプリケーションの CreateFile の呼び出しから返される Win32 ハンドルと概念的には同じです。フレームワークは、1 つのデバイスに対して、複数のファイル オブジェクトを作成して関連付けることができます。ファイル オブジェクトは、CreateFile の呼び出しが成功するたびに 1 つずつ作成されます。読み取りや書き込みなどの I/O 操作はすべて、特定のファイル オブジェクト インスタンスに対して実行されます。

   UMDF ドライバーに渡される要求は、いずれもファイル オブジェクトに関連付けられますが、WDM ドライバーおよび KMDF ドライバーに渡される要求は、ファイル オブジェクトに関連付けられない場合もあります。

UMDF ドライバーで要求に関連付けられたファイル オブジェクトを取得するには、IWDFIoRequest::GetFileObject メソッドを呼び出します。