UMDF ドライバーの読み込み場所の制限
UMDF プラットフォームでは、%SystemRoot%\System32\Drivers\Umdf ディレクトリ以外の場所から UMDF ドライバーのメイン バイナリを読み込もうとすると失敗します。したがって、UMDF INF ファイルで、UMDF ドライバーをインストールする場所をこのディレクトリに制限する必要があります。このディレクトリにインストールすると、権限のないユーザーに UMDF ドライバーを改ざんされるおそれもなくなります。
UMDF ドライバーのバイナリを %SystemRoot%\System32\Drivers\Umdf にインストールするには、UMDF ドライバーの INF ファイルに次のような INF DestinationDirs セクションが含まれている必要があります。
[DestinationDirs]
UMDriverCopy=12,UMDF ; copies to drivers\umdf
UMDriverCopy は、UMDF ドライバーのバイナリを列挙するセクションの名前 (INF 作成者が定義した名前) を表します。このセクションの例を以下に示します。
[UMDriverCopy]
WUDFOsrUsbDriver.dll
UMDriverCopy セクションは、CopyFiles ディレクティブでも参照されている必要があります。これは、ソース メディアからコピーする必要がある UMDF ドライバーのバイナリをオペレーティング システムに示すためです。以下に例を示します。
[OsrUsb_Install.NT]
CopyFiles=UMDriverCopy