メッセージ ダイアログの追加 (HTML)
[ この記事は、Windows ランタイム アプリを作成する Windows 8.x および Windows Phone 8.x 開発者を対象としています。Windows 10 向けの開発を行っている場合は、「最新のドキュメント」をご覧ください]
メッセージ ダイアログは、アプリ開発者がユーザーからすぐに応答を得るために使うことができる、明示的に閉じられるサーフェスです。これらのダイアログが表示されると背後の画面が暗くなり、ユーザーが応答するまでタッチ イベントがブロックされ、アプリのキャンバスに渡されません。
メッセージ ダイアログではアプリ開発者が指定したテキストとボタンが使われ、次のいずれかの動作を行います。
- 緊急の情報を伝える。
- エラー メッセージを表示する。
- ユーザーが応答する必要がある質問をたずねる。応答するまで、アプリケーションの主要なフローはブロックされます。
メッセージ ダイアログはユーザーの動作に対する応答として表示される場合と、アプリの状態に応じてアプリによって表示される場合があります。
メッセージ ダイアログは、十分に注意し、慎重に使う必要があります。また、表示する時点で、アプリにとってそのメッセージが重要な場合にのみ表示する必要があります。メッセージ ダイアログは、Windows ストア アプリでのみ使い、従来の Windows アプリケーションでは使いません。
次の図に、メッセージ ダイアログの 3 つの部分を示します。
- タイトル (オプション): メインの指示として使われます。
- コンテンツ (必須): 説明として使われます。
- ボタンおよびボタンの文字列 (必須): 明示的なユーザー操作を示します。
メッセージ ダイアログは、アプリのキャンバス全体に表示されます。次に示すのは、接続エラーを表示している例です。このダイアログでは、コンテンツ テキストのみを使ってメッセージを伝えています。
次に示すのは、ファイル ピッカーによって表示されるネットワーク パス エラーの例です。このダイアログでは、タイトル文字列とコンテンツ テキストを使ってメッセージを伝えています。
注 メッセージ ダイアログの目的は、従来の Windows アプリケーションで使われていたすべてのタスク ダイアログとメッセージ ボックス ダイアログの代わりになることではありません。MessageDialog API は、Windows ストア アプリのみで使うことを想定して設計されています。メッセージ ダイアログを使うシナリオについて詳しくは、「メッセージ ダイアログの適切な使用」をご覧ください。
このセクションの内容
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このクイック スタートでは、メッセージ ダイアログの設計と実装に関するガイドラインを示します。 |