アプリ設定の追加
[ この記事は、Windows ランタイム アプリを作成する Windows 8.x および Windows Phone 8.x 開発者を対象としています。Windows 10 向けの開発を行っている場合は、「最新のドキュメント」をご覧ください]
ユーザーが設定チャームからアプリの設定にアクセスできるようにするには、設定コントラクトを使います。
設定コントラクトを使う理由
- 現在の Windows ストア アプリに影響する設定を、迅速かつコンテキストに沿ってユーザーが操作できるようにする。簡易非表示設定 UI を使うことで、ユーザーはアプリの動作をすばやく調整した後、それまでのアプリ操作を再開することができます。
- システムによって自動的に表示される設定および情報と並べて、アプリ固有の設定を表示する。
- アプリの画面上のスペースを犠牲にしたり、設定ページとの間を行き来するためのナビゲーションを用意したりすることなく、設定 UI を利用できるようにする。
すべての Windows ストア アプリは、設定コントラクトに自動的に参加します。アプリの設定を変更しない場合でも、ユーザーはアプリの内部から設定チャームをクリックし、既定の設定ウィンドウを表示できます。このウィンドウは常に幅が 346 ピクセルで、最大 7 個の設定コマンドが表示されます。ユーザーが設定コマンドをクリックすると、設定ウィンドウが、そのコマンドに関連付けられた設定ポップアップに置き換わります。既定では、システム標準の設定ウィンドウには、"[アクセス許可]" コマンドが表示され、アプリをインストールすると、"[評価とレビュー]" コマンドも表示されて、アプリに関するユーザーのフィードバックが直接 Windows ストアに送られます。
この 2 つの既定コマンドに加えて、カスタム設定を、Windows によってアプリに表示される設定ウィンドウに追加できます。以下のトピックは、アプリ用の新しい設定ポップアップ (WinJS.UI.Flyout) の作成方法と、それを開く設定ウィンドウにカスタム コマンドを追加する方法を説明しています。
アプリ設定など Windows 8 の主要機能を試してみたい場合は、Windows 8 のハンズオン ラボをダウンロードしてください。このラボでは、任意のプログラミング言語 (JavaScript や HTML または C# や XAML) で Windows ストア アプリのサンプルを作成するためのモジュールや手順を提供しています。
サンプルの参照: 新しい設定を設定チャームに統合する方法の例については、アプリ設定のサンプルをダウンロードしてください。
C#/VB/C++ と XAML の使用: 「アプリ設定の追加 (C#/VB/C++ と XAML を使った Windows ストア アプリ)」をご覧ください。
このセクションの内容
トピック | 説明 |
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このクイック スタートでは、JavaScript 用 Windows ライブラリの SettingsFlyout クラスと HTML を使用して設定コントラクトを実装する手順について説明します。 |
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このクイック スタートでは、Windows ランタイム クラスを使って設定コントラクトを実装する手順について説明します。ただし、「クイック スタート: JavaScript 用 Windows ライブラリを使ったアプリ設定の追加」の手順に従うことをお勧めします。 |
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Windows ストア アプリの場合、すべての設定は、ユーザーが値を変更するとすぐに適用されます。このモデルは、ユーザーが WinJS の設定ポップアップとローカル アプリケーション データを使って設定をすぐにコミットできるため重要です。 |