Windows ランタイム アプリおよびユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) アプリの Win32 と COM
Windows ランタイプ アプリや UWP アプリでは、Win32 API と COM API のサブセットを利用できます。この API のサブセットは、サポートされている言語または標準 (Windows ランタイム、HTML/CSS など) がまだサポートしていなかった、Windows ランタイム アプリの主なシナリオをサポートするために選ばれました。Windows アプリ認定キットでは、アプリが Win32 API と COM API のこのサブセットだけを使っているかどうかを確認します。ネイティブ アプリでは、これらの API を直接呼び出すことができます。マネージ アプリでは、Windows ランタイム コンポーネントを使ってこれらの API を呼び出すことができます。詳しくは、「Windows ランタイム コンポーネント」をご覧ください。
Windows ランタイム アプリ用の Windows API のドキュメントとヘッダー ファイル
API 内の各プログラミング要素を Windows ランタイム アプリで使うことができるかどうかは、そのプログラミング要素のドキュメントに示されています。ページ上部の「適用対象」の行をご覧ください。
さらに、Windows ランタイム アプリで使用できる Windows API のサブセットは、Windows 8.1 用 Windows ソフトウェア開発キット (Windows SDK) のヘッダー ファイルに示されています。Windows ヘッダー ファイルで次のステートメントを探します。
#if WINAPI_FAMILY_PARTITION(WINAPI_PARTITION_PC_APP)
#if WINAPI_FAMILY_PARTITION(WINAPI_PARTITION_PHONE_APP)
#if WINAPI_FAMILY_PARTITION(WINAPI_PARTITION_APP)
#if WINAPI_FAMILY_PARTITION(WINAPI_PARTITION_DESKTOP)
これらのステートメントはそれぞれ、定義された領域内の API を Windows ストア アプリ、Windows Phone ストア アプリ、またはその両方で使用できるのか、どちらでも使用できない (デスクトップのみで使用可能) のかを示します。
Microsoft Visual Studio 内のコンパイラとオブジェクト ブラウザーは、これらのステートメントを使って Win32 API 要素または COM API 要素を表示するか非表示にするかを決定します。