ldap_get_values 関数 (winldap.h)
ldap_get_values関数は、特定の属性の値の一覧を取得します。
構文
WINLDAPAPI PCHAR *LDAPAPI ldap_get_values(
[in] LDAP *ld,
[in] LDAPMessage *entry,
[in] const PSTR attr
);
パラメーター
[in] ld
セッション ハンドル。
[in] entry
値の取得元のエントリ。
[in] attr
値を取得する属性を含む null で終わる文字列へのポインター。
戻り値
関数が成功すると、値へのポインターの null で終わるリストが返されます。 属性値が見つからなかった場合、通常は NULL を返します。 ただし、 場合によっては、NULL である 1 つのポインターをリストから返す場合があります。 「解説」で説明されているように、必ず ldap_count_values を使用して、返されるリスト内の値の数を取得してください。 LDAP データ構造のセッション エラー パラメーターは、どちらの場合も 0 に設定されます。
関数が失敗すると、 NULL が返され、LDAP データ構造のセッション エラー パラメーターが LDAP エラー コードに設定されます。
解説
検索応答を解析するときに ldap_get_values を使用して、属性の値または値を取得します。 この関数は、 属性に null で終わる文字列が含まれている場合にのみ使用します。バイナリ データの場合は、代わりに ldap_get_values_len を使用してください。
エントリは、 ldap_first_entryまたはldap_next_entry を呼び出すことによって取得 されます。 属性は、 ldap_first_attribute、 ldap_next_attribute、または呼び出し元から指定された文字列 ("mail" など) の呼び出しによって返される属性である必要があります。
ldap_count_valuesを使用して、返されたリスト内の値の数を取得します。 ldap_value_freeを呼び出して、不要になった戻り値を解放します。
特定の LDAP サーバーでは、1 回の呼び出しで返される属性文字列値の数に制限があります。 範囲取得指定子の使用の詳細については、「範囲取得を 使用した検索」を参照してください。
要件
| サポートされている最小のクライアント | Windows Vista |
| サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 |
| 対象プラットフォーム | Windows |
| ヘッダー | winldap.h |
| Library | Wldap32.lib |
| [DLL] | Wldap32.dll |