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リモート ツール

リモート ツールを使うと、Microsoft® Windows® CE .NET ベースのターゲット デバイス上のさまざまなプログラミング作業を、開発ワークステーションを使用してできます。リモート ツールとターゲット デバイス間の接続を Platform Manager 経由で確立した後は、ターゲット デバイスへのファイルのダウンロード、ターゲット デバイス上のプロセスおよびスレッドのステータスの監視、ターゲット デバイスのパフォーマンス測定などの作業を実行できます。Platform Manager を経由したリモート ツールとターゲット デバイス間の接続の詳細については、「アプリケーションの接続性」を参照してください。

リモート ツールのインスタンスは、一度に 1 つだけ実行できます。リモート コール プロファイラとリモート カーネル トラッカは同時に実行できません。ただし、多くのリモート ツールは複数のウィンドウを表示できます。リモート ツール用のウィンドウ内にあるツールバー ボタンおよび一部のメニュー項目は、ユーザーがターゲット デバイスに接続した後にアクティブになります。

一部のプラットフォームでは、一部のリモート ツールがサポートされます。Microsoft Platform Builder 3.0 以降を使用して作成されたプラットフォームでは、リモート コール プロファイラを除くすべてのリモート ツールがサポートされます。Platform Builder 4.0 以降を使用して作成されたプラットフォームでは、リモート コール プロファイラがサポートされます。

次の表は、Platform Builder および Microsoft eMbedded Visual C++ ® 4.0 で使用可能なリモート ツールを示しています。

ツール名 説明
リモート コール プロファイラ ユーザーのアプリケーションに存在するアルゴリズム上のボトルネックを特定するためのプロファイリング ツールおよび分析ツールを、グラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) によって提供します。
リモート ファイル ビューア ターゲット デバイス上のファイル システムの階層ビューを表示します。
リモート ヒープ ウォーカ ターゲット デバイスで実行中のプロセスのヒープ ID およびフラグに関する情報を表示します。
リモート カーネル トラッカ ターゲット デバイス上のオペレーティング システム (OS) の実行状況を表示します。
リモート パフォーマンス モニタ ターゲット デバイスのパフォーマンスを測定します。
リモート プロセス ビューア ターゲット デバイスで実行中のプロセスおよびスレッドの一覧を表示します。
リモート レジストリ エディタ ターゲット デバイスのレジストリを表示します。ユーザーは、これによりレジストリを管理できます。
リモート スパイ ターゲット デバイス上のウィンドウ、およびそれらのウィンドウによって生成されたメッセージの一覧を表示します。
リモート システム情報 ターゲット デバイスのシステム設定およびプロパティを表示します。
リモート ズームイン ターゲット デバイスの画面イメージを表示します。

参照

アプリケーションの接続性

Platform Manager

プラットフォームとアプリケーションのデバッグ

リモート ユーティリティ開発

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