システム イベント データベース
DB_notify_register データベースには、システム イベント通知が保存されます。次の表は、DB_notify_register データベースのフィールドを示しています。
フィールド名 | 説明 |
---|---|
PROPIDR_NAME | PROP_TAG(CEVT_LPWSTR, 1) |
PROPIDR_CMDLINE | PROP_TAG(CEVT_LPWSTR, 2) |
PROPIDR_EVENT | PROP_TAG(CEVT_UI4, 3) |
PROPIDR_NAME フィールドにはアプリケーション名が格納され、PROPIDR_CMDLINE フィールドには関連付けられたアプリケーションのパラメータが含まれます。PROPIDR_EVENT フィールドでは、イベント トリガが指定されます。Windows CE では、次のシステム イベント トリガが定義されます。
- NOTIFICATION_EVENT_NONE
- NOTIFICATION_EVENT_TIME_CHANGE
- NOTIFICATION_EVENT_SYNC_END
- NOTIFICATION_EVENT_ON_AC_POWER
- NOTIFICATION_EVENT_OFF_AC_POWER
- NOTIFICATION_EVENT_NET_CONNECT
- NOTIFICATION_EVENT_NET_DISCONNECT
- NOTIFICATION_EVENT_DEVICE_CHANGE
- NOTIFICATION_EVENT_IR_DISCOVERED
- NOTIFICATION_EVENT_RS232_DETECTED
- NOTIFICATION_EVENT_RESTORE_END
- NOTIFICATION_EVENT_WAKEUP
- NOTIFICATION_EVENT_TZ_CHANGE
- NOTIFICATION_EVENT_LAST
これらのトリガはシステムによって定義されますが、各トリガをそれぞれハードウェアにインプリメントするかどうかは必要に応じて決定する必要があります。システムは、現在のデバイス上にない設定はどれも無視します。また、カスタム トリガを定義することもできます。
ベース通知エンジンは、通知に対するユーザーの応答を伝えるために通知 UI が使用する、一部のインターフェイスを公開します。次の表は、これらの関数を示しています。
機能 | 説明 |
---|---|
CeNotifyPrivate_Lock | 通知データベースをロックします。通知アプリケーション プログラミング インターフェイス (API) 呼び出しはデータベースがロックされている間ブロックされるため、データベースがロックされる期間は延長しないようにします。NotifyPacket 構造体の完全性は、データベースがロックされているときのみ保証されます。 |
CeNotifyPrivate_Unlock | 通知データベースのロックを解除します。 |
CeNotifyPrivate_TranslateOID | 指定されたオブジェクト識別子を、NotifyPacket 構造体ポインタに変換します。この関数は、通知が既に処理されている場合は、NULL を返すことができます。 |
CeNotifyPrivate_Reschedule | 通知をスケジュールし直します。 |
CeNotifyPrivate_DeleteNotification | 処理済みの通知を削除します。 |
CeNotifyPrivate_SetUserAlarm | ユーザー アラームを設定します。 |
CeNotifyPrivate_ClearUserAlarm | ユーザー アラームを消去します。 |
CeNotifyPrivate_FilterType | アクティブな通知すべてに対して、指定された値を使用して、パケット タイプのフィルタを実行します。この関数を使用すると、アクティブな音声通知ビットを無効にできます。 |