EFS ファイルと EFS 証明書の移行

このトピックでは、暗号化ファイル システム (EFS) の証明書を移行する方法について説明します。/efs オプションについて詳しくは、「ScanState の構文」をご覧ください。

EFS ファイルと EFS 証明書を移行するには

暗号化ファイル システム (EFS) の証明書は自動的に移行されます。ただし、既定では、暗号化ファイルが見つかると ユーザー状態移行ツール (USMT) 5.0 は停止します (/efs オプションを指定していない場合)。したがって、暗号化ファイルを移行するには、ScanState コマンドで /efs:abort | skip | decryptcopy | copyraw | hardlink と指定する必要があります。その後、移行先コンピューターで LoadState コマンドを実行すると、暗号化ファイルと EFS 証明書が自動的に移行されます。

注意

LoadState コマンドでは、/efs オプションを使いません。

暗号化ファイルと EFS 証明書を含む移行に ScanState ツールを使う場合は、事前に、暗号化されたフォルダー内のすべてのファイルも暗号化されていることを確かめるか、暗号化されていないファイルが含まれるフォルダーから暗号化属性を削除する必要があります。暗号化属性がファイルから削除されていて、親フォルダーからは削除されていない場合、そのファイルは、LoadState ツールの実行に使われているアカウントの資格情報を使って移行時に暗号化されます。

Windows コマンド プロンプトで Cipher ツールを実行すると、ファイルとフォルダーの暗号化設定を調べ、変更できます。たとえば、フォルダーから暗号化を削除するには、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。

Cipher /D /S:<PATH>

<Path> は暗号化属性が設定されている最上位の親ディレクトリのフル パスです。

関連項目

他のリソース

USMT によって移行されるもの
ファイルの種類、ファイル、フォルダーの特定