CreateObject メソッド
COM オブジェクトを作成します。
object.CreateObject(strProgID[,strPrefix])
引数
- object
WScript オブジェクトです。 - strProgID
作成するオブジェクトのプログラム ID (ProgID) を示す文字列値です。 - strPrefix
省略可能です。関数のプリフィックスを示す文字列値です。
解説
CreateObject メソッドで strPrefix 引数を指定すると、接続されたオブジェクトが作成されます。これは、オブジェクトのイベントを同期させる場合に便利です。オブジェクトの出力インターフェイスは、オブジェクト作成後にスクリプト ファイルに接続されます。イベント処理関数は、このプリフィックスとイベント名を組み合わせた名前になります。オブジェクト作成時に strPrefix 引数を指定しなかった場合は、ConnectObject メソッドを使ってオブジェクトのイベントを同期させることができます。オブジェクトがイベントを発行すると、WSH は strPrefix + イベント名という形式の名前を持つサブルーチンを呼び出します。たとえば、strPrefix が MYOBJ であり、オブジェクトが OnBegin というイベントを発行した場合、Windows Script Host はスクリプト内の MYOBJ_OnBegin という名前のサブルーチンを呼び出します。CreateObject メソッドはオブジェクトの IDispatch インターフェイスへのポインタを返します。
使用例
次の VBScript コードは、CreateObject メソッドを使って WshNetwork オブジェクトを作成する例です。
Set WshNetwork = WScript.CreateObject("WScript.Network")
参照
WScript オブジェクト | GetObject メソッド | ConnectObject メソッド | DisconnectObject メソッド