WshArguments オブジェクト

Cc364463.wsWshArgumentsObject(ja-jp,MSDN.10).gif

コマンド ライン パラメータのコレクション全体へのアクセスを提供します。パラメータは、ユーザーが入力した順に設定されます。

解説

WshArguments オブジェクトは、WScript オブジェクトの Arguments プロパティ (WScript.Arguments) によって返されるコレクションです。WshArguments オブジェクトのプロパティのうち、2 つはフィルタ処理された引数のコレクションです。そのうちの 1 つには名前付き引数 (このプロパティをクエリすると WshNamed オブジェクトが返されます)、もう 1 つには名前なし引数 (このプロパティをクエリすると WshUnnamed オブジェクトが返されます) が含まれています。コマンド ラインの引数セットにアクセスするには、次の 3 とおりの方法があります。

  • 引数セット全体 (名前付き引数および名前なし引数) にアクセスするには WshArguments オブジェクトを使用します。
  • 名前付き引数にアクセスするには WshNamed オブジェクトを使用します。
  • 名前なし引数にアクセスするには WshUnnamed オブジェクトを使用します。

使用例

次のコードは、WshArguments オブジェクト内のコマンド ライン パラメータを表示する例です。

VBScript

Set objArgs = WScript.Arguments
For I = 0 to objArgs.Count - 1
   WScript.Echo objArgs(I)
Next

JScript

objArgs = WScript.Arguments;
for (i = 0; i < objArgs.length; i++)
{
   WScript.Echo(objArgs(i));
}

プロパティ

Item プロパティ | Length プロパティ (WshArguments オブジェクト) | Count プロパティ | Named プロパティ | Unnamed プロパティ

メソッド

Count メソッド | ShowUsage メソッド

参照

Arguments プロパティ | WshNamed オブジェクト | WshUnnamed オブジェクト