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条件コンパイル

条件コンパイルを使用すると、JScript 言語の新機能を利用しながら、その新機能をサポートしていない旧バージョンとの互換性も保持することができます。

条件コンパイルは、@cc_on ステートメント、@if ステートメント、または @set ステートメントを使用することでアクティブ化されます。JScript の新機能を使用する際や、スクリプトにデバッグ サポートを埋め込む場合、コード実行をトレースする場合などに使用するのが一般的です。

条件コンパイルのコードは、必ずコメント内に配置します。このように記述することにより、Netscape Navigator など条件コンパイルを認識しないホストではコードが無視されます。次に例を示します。

/*@cc_on @*/
/*@if (@_jscript_version >= 4)
   alert("JScript バージョン 4 以降です。");
   @else @*/
   alert("最新のスクリプト エンジンが必要です。");
/*@end @*/

この例では、条件コンパイルが @cc_on ステートメントによってアクティブにされた場合に限って使用される、特殊なコメント区切り文字を使用しています。条件コンパイルをサポートしないスクリプト エンジンでは、新しいスクリプト エンジンが必要であることを示すメッセージ情報だけが認識されます。