演算子の優先順位
1 つの式の中で複数の演算が実行されるとき、式の各部分の演算子は一定の順序に従って評価され、演算が実行されます。この順序を演算子の優先順位と呼びます。かっこを使用すると、演算子の優先順位と関係なく、かっこの内側の演算は、かっこの外側の演算よりも先に実行されます。ただし、かっこの内側の演算子には通常の優先順位が適用されます。ただし、かっこの内側の演算子には通常の優先順位が適用されます。
異なる種類の演算子が 1 つの式の中で使用されているとき、式の各部分の演算子が評価され、演算が実行される順序は、算術演算子、比較演算子、論理演算子の順になります。また、比較演算子では、優先順位はすべて同等の評価です。したがって、比較演算子が使用された式での評価は、左から右の順となります。次の表では、算術演算子と論理演算子を優先順位の評価の高い順に上から並べています。
算術演算子 | 比較演算子 | 論理演算子 |
---|---|---|
マイナス符号 (-) | 等しい (=) | Not |
指数演算 (^) | 等しくない (<>) | And |
乗算と除算 (*, /) | より小さい (<) | Or |
整数除算 (\) | より大きい (>) | Xor |
剰余演算 (Mod) | 以下 (<=) | Eqv |
加算と減算 (+, -) | 以上 (>=) | Imp |
文字列連結 (&) | Is | & |
1 つの式の中で乗算と除算の演算子が同時に使用されるとき、式の各部分のこれらの演算子は左から右の順で評価され、演算が実行されます。加算と減算の場合も、同様に左から右の順で評価されます。
文字列連結演算子 (&) は、算術演算子ではありませんが、優先順位はどの算術演算子よりも低く、どの比較演算子よりも高くなります。Is 演算子は参照されているオブジェクトを比較する演算子です。この演算子は、オブジェクト自体やオブジェクトの値を比較するものではありません。2 つのオブジェクト変数が同じオブジェクトを参照しているかどうかを調べるだけです。