<object> 要素

  • [アーティクル]

スクリプトから参照できる Windows スクリプト ファイル (*.wsf ファイル) 内のオブジェクトを定義します。

<object id="objID" [classid="clsid:GUID" | progid="progID"] />

引数

  • objID
    スクリプトでオブジェクトの参照に使用する名前を指定します。オブジェクト ID は、先頭を英字にする必要がありますが、その後は英数字とアンダースコア (_) を使うことができます。 Windows スクリプト コンポーネントのスコープ全体にわたって、オブジェクト ID は一意でなければなりません。
  • GUID
    省略可能です。オブジェクトが登録されているクラス ID (GUID) の参照を指定します。
  • progID
    省略可能です。オブジェクトのプログラム ID を指定します。プログラム ID は、クラス ID の代わりに使用できます。

解説

<object> 要素を使ってグローバルに公開したオブジェクトは、Windows スクリプト コンポーネント内のスクリプトで CreateObject() などの関数を使わずに使用できます。<object> 要素を使用すると、オブジェクトをグローバル スコープで利用し、スクリプティング ツールでオブジェクトのメンバに関する入力支援機能を提供することができます。

classid または progid を指定する必要があります。

使用例

<job>
<obect id="fso" progid="Scripting.FileSystemObject"/>
<script language="Jscript">

var a = fso.CreateTextFile("c:\\testfile.txt", true);
a.WriteLine("これはテストです。");
a.Close();

</script>
</job>

参照

<runtime> 要素 | <named> 要素 | <description> 要素 | <example> 要素 | <package> 要素