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スクリプト プロパティを設定/カスタマイズする (.wsh)

Windows Script Host 制御 (.wsh) ファイルを使用すると、個々のスクリプトに固有の設定を記録できます。.wsh ファイルは、1 つまたは複数のスクリプトの実行をカスタマイズするためのテキスト ドキュメントです。サポートされているスクリプト ファイルのプロパティを設定すると、.wsh ファイルが自動的に作成されます。

単一のスクリプトに対して複数の .wsh ファイルを作成すると、組織内の特定のグループやユーザーのニーズに応じてスクリプトの動作をカスタマイズすることができます。たとえば、異なる設定およびパラメータを 2 つの .wsh ファイルに記録し、単一のログオン スクリプトを呼び出すときに、その 2 つの .wsh ファイルを適宜使い分けることなどが可能です。

.wsh ファイルをダブルクリックするか、またはコマンド ラインから実行すると、CScript.exe または WScript.exe がその .wsh ファイルを読み取り、スクリプトの実行にどの設定を使用するべきかを判別します。CScript または WScript は、.wsh ファイル内で定義されているプロパティを読み込みながら、オリジナルのスクリプトを実行します。

特定のスクリプトに対して .wsh ファイルを作成するには

  1. Windows エクスプローラで スクリプト ファイルを右クリックします。

  2. [プロパティ] をクリックします。

  3. スクリプトに適用する設定を選択します。

  4. [OK] または [適用] をクリックします。

    選択したスクリプト ファイルと同じ名前の .wsh ファイルが作成されます。

典型的な .wsh ファイルの例を次に示します。

[ScriptFile]
Path=C:\WINNT\Samples\WSH\showprop.vbs
[Options]
Timeout=0
DisplayLogo=1
BatchMode=0

[ScriptFile] セクション内のパス情報により、.wsh ファイルに関連付けられているスクリプト ファイルが識別されます。[Options] セクション内のキーは、[プロパティ] ダイアログ ボックスの [スクリプト] タブ上の設定に対応しています。

メモ   .wsh ファイルを実行するときには、オリジナルのスクリプト ファイルが存在していなければなりません。.wsh ファイルを通じてスクリプトを実行できない場合は、.wsh ファイル内の

Path=

情報をチェックし、実行対象のスクリプトが正しく指定されているかどうかを確認してください。