Replace 関数
指定された文字列の一部を、別の文字列で指定された回数分で置換した文字列を返します。
Replace(expression, find, replacewith[, start[, count[, compare]]])
引数
- expression
必ず指定します。置換する文字列を含む文字列式を指定します - find
必ず指定します。検索する文字列を指定します。 - replacewith
必ず指定します。置換する文字列を指定します。 - start
省略可能です。引数 expression 内の内部文字列の検索開始位置を指定します。count と共に使用してください。 - count
省略可能です。置換する文字列数を指定します。この引数を省略すると、既定値の -1 が使用され、すべての候補が置換されます。start と共に使用してください。 - compare
省略可能です。文字列式を評価するときに使用する文字列比較のモードを表す数値を指定します。設定する値については、次の「設定値」を参照してください。この引数を省略すると、既定値の 0 が使用され、バイナリ モードで比較が行われます。
設定値
引数 compare の設定値は次のとおりです。
定数 | 値 | 内容 |
---|---|---|
vbBinaryCompare | 0 | バイナリ モードで比較を行います。 |
vbTextCompare | 1 | テキスト モードで比較を行います。 |
戻り値
Replace 関数の戻り値は次のとおりです。
条件 | Replace の戻り値 |
---|---|
expression が長さ 0 の文字列 ("") のとき | 長さ 0 の文字列 ("") |
expression が Null 値のとき | エラー |
find が長さ 0 の文字列 ("") のとき | expression のコピー |
replacewith が長さ 0 の文字列 ("") のとき | find がすべて削除された expression のコピー |
start の値が expression の文字数より大きいとき | 長さ 0 の文字列 ("") |
count が 0 のとき | expression のコピー |
解説
引数 start を指定した場合、Replace 関数は、指定された位置から引数 expression の文字列の末尾までを返します。
次のコードは、Replace 関数を使って文字列を返す例です。
Dim MyString
MyString = Replace("XXpXXPXXp", "p", "Y") ' 文字列の最初から、バイナリ モードで比較を行います。"XXYXXPXXY"を返します。
MyString = Replace("XXpXXPXXp", "p", "Y", 3, -1, 1) ' 3 番目の位置からテキスト モードで比較を行います。"YXXYXXY" を返します。