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UTC メソッド

世界協定時刻 (UTC) (つまり GMT) の 1970 年 1 月 1 日 0 時 0 分 0 秒と、指定した日付との間をミリ秒単位で返します。

Date.UTC(
year, month, day[, hours[, minutes[, seconds[,ms]]]]) 

引数

  • year
    必ず指定します。日付の年数を必ず 4 桁で指定します。引数 year に 0 ~ 99 の値が指定された場合、1900 + year の値が指定されたと見なされます。
  • month
    必ず指定します。月を表す 0 ~ 11 (1 ~ 12 月に相当) の範囲内の整数を指定します。
  • date
    必ず指定します。日を表す 1 ~ 31 の範囲内の整数を指定します。
  • hours
    省略可能です。引数 minutes を指定する場合は、指定する必要があります。時を表す 0 ~ 23 (午前 0 時 ~ 午後 11 時に対応) の範囲内の整数を指定します。
  • minutes
    省略可能です。引数 seconds を指定する場合は、指定する必要があります。分を表す 0 ~ 59 の範囲内の整数を指定します。
  • seconds
    省略可能です。引数 milliseconds を指定する場合は、指定する必要があります。秒を表す 0 ~ 59 の範囲内の整数を指定します。
  • ms
    省略可能です。ミリ秒を表す 0 ~ 999 の範囲内の整数を指定します。

解説

UTC メソッドは、世界協定時刻での 1970 年 1 月 1 日 0 時 0 分 0 秒と指定した日付との間をミリ秒単位で返します。この戻り値は、setTime メソッドおよび Date オブジェクトのコンストラクタで使用できます。引数に有効範囲を超える値や負の値を指定すると、値に応じて格納されるほかの値が変更されます。たとえば、150 秒という指定を行うと、2 分 30 秒として処理されます。

UTC メソッドと日付を受け取る Date オブジェクトのコンストラクタとの違いは、渡した日付が UTC メソッドでは世界協定時刻 (UTC) として扱われ、Date オブジェクトのコンストラクタではローカル時間として扱われるという点です。

UTC メソッドは、静的なメソッドです。したがってメソッドを使用するために、あらかじめ Date オブジェクトを作成しておく必要はありません。

メモ 引数 year に 0 ~ 99 の整数を指定すると、1900 + year が年として使用されます。

使用例

次のコードは、UTC メソッドの使用例です。

function DaysBetweenDateAndNow(yr, mo, dy){
   var d, r, t1, t2, t3;            // 変数を宣言します。
   var MinMilli = 1000 * 60         // 変数を初期化します。
   var HrMilli = MinMilli * 60
   var DyMilli = HrMilli * 24
   t1 = Date.UTC(yr, mo - 1, dy)    // 1970 年 1 月 1 日からの経過時間をミリ秒単位で返します。
   d = new Date();                  // Date オブジェクトを作成します。
   t2 = d.getTime();                // 現在の時刻を取得します。
   if (t2 >= t1) 
      t3 = t2 - t1;
   else
      t3 = t1 - t2;
   r = Math.round(t3 / DyMilli);
   return(s);                       // 差を返します。
}

必要条件

バージョン 1

参照

Date Object メソッド | setTime メソッド

対象: Date オブジェクト