倍精度浮動小数点数型 (Double) (Visual Basic)

IEEE 64 ビット (8 バイト) の符号付き浮動小数点数を格納します。負の値は -1.79769313486231570E+308 ~ -4.94065645841246544E-324、正の値は 4.94065645841246544E-324 ~ 1.79769313486231570E+308 の範囲の値をとります。 倍精度の数値には、実数の近似値が格納されます。

解説

Double データ型に格納できる数値の範囲は、最大値はどのデータ型よりも大きく、最小値はどのデータ型よりも小さいという広範なものです。

Double の既定値は 0 です。

プログラミングのヒント

  • **精度。**浮動小数点数を扱う場合、これらの値がメモリ内で常に正確に表現されているわけではないことに注意してください。 このため、値の比較や Mod 演算子など、特定の処理で予期しない結果が返される可能性があります。 詳細については、「データ型のトラブルシューティング (Visual Basic)」を参照してください。

  • **後続のゼロ。**浮動小数点のデータ型には、後続のゼロの文字に対する内部表現がありません。 たとえば、4.2000 と 4.2 は区別されません。 したがって、浮動小数点数の値を表示または印刷するとき、後続のゼロの文字は出力されません。

  • **型宣言文字。**あるリテラルにリテラルの型文字 R を付けると、そのリテラルは Double に変換されます。 たとえば、整数値の後が R の場合、その値は Double に変更されます。

    ' Visual Basic expands the 4 in the statement Dim dub As Double = 4R to 4.0:
    Dim dub As Double = 4.0R
    

    ある識別子に識別子の型文字 # を付けると、その識別子は整数型 (Double) に変換されます。 次の例では、num 変数が Double として型指定されています。

    Dim num# = 3
    
  • Framework のデータ型。.NET Framework において対応する型は、Double 構造体です。

参照

処理手順

データ型のトラブルシューティング (Visual Basic)

関連項目

データ型の概要 (Visual Basic)

Double

10 進型 (Decimal) (Visual Basic)

単精度浮動小数点型 (Single) (Visual Basic)

データ型変換関数 (Visual Basic)

変換の概要 (Visual Basic)

概念

データ型の有効な使用方法 (Visual Basic)

型文字 (Visual Basic)