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Xamarin.iOS の SiriKit

この記事では、iOS デバイスで Siri を使用するユーザーがサービスにアクセスできるようにするために、Xamarin.iOS アプリで SiriKit を使用する方法について説明します。

iOS 10 の新機能である SiriKit を使うと、iOS アプリは、アプリ拡張機能と新しい Intents および Intents UI フレームワークを使って、ユーザーが iOS デバイス上の Siri とマップ アプリを使ってアクセスできるサービスを提供できます。

Siri は、関連するタスクの認識アクションのグループである、ドメインの概念により機能します。 Siri は、アプリとの個々の対話において、次のように既知のサービス ドメインのいずれかに分類される必要があります。

  • 音声通話またはビデオ通話。
  • 乗車予約。
  • トレーニングの管理。
  • メッセージング。
  • 写真の検索。
  • 支払いの送受信。

ユーザーが Siri に対し、アプリ拡張機能のサービスのいずれかが関係する要求を行うと、SiriKit は、ユーザーの要求を記述する Intent オブジェクトを、サポート データとともに拡張機能に送信します。 その後、アプリの拡張機能は、指定された Intent に対して適切な Response オブジェクトを生成し、拡張機能による要求の処理方法の詳細を伝えます。

SiriKit の概念の理解

この記事では、Xamarin.iOS アプリで SiriKit を操作するのに必要となる、主要な概念について取り扱います。 ここでは、新しい意図と意図 UI の拡張機能ポイントと、それらがアプリとどのように連携するか、さらにユーザーボキャブラリを使用して Siri に対しアプリを開く方法について説明します。

SiriKit の実装

この記事では、Xamarin.iOS アプリで SiriKit サポートを実装するために必要な手順も示しています。 開発者は、SiriKit のサポートをアプリに追加する前に、上記の「SiriKit の概念の理解」ガイドを読む必要があります。これには、実装を成功させるために必要となる、重要な概念についての説明があります。