プログラマ定義コントロールの概要
ASP.NET モバイル コントロールは、4 種類のプログラマ定義コントロールをサポートします。
モバイル ユーザー コントロール
継承によって拡張されるコントロール
複合コントロール
カスタム コントロール
プログラマ定義コントロールは、既存の ASP.NET モバイル コントロールと同じように使用できます。使用するアプリケーションにどの種類のプログラマ定義コントロールが最適であるかについては、「ASP.NET Web サーバー コントロールの概要」を参照してください。
メモ : |
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ASP.NET モバイル Web アプリケーションは、1 つ以上の ASP.NET モバイル Web ページで構成される Web サイトです。Visual Studio .NET 2003 では、ASP.NET モバイル ツールキットを通じて ASP.NET モバイル Web デザイナを提供していましたが、Visual Studio 2005 にはその機能が組み込まれています。 |
モバイル ユーザー コントロール
モバイル ユーザー コントロールは、あらゆる点で ASP.NET モバイル Web ページと類似しています。コントロールとコンテンツを追加し、ページ上でコントロールとして使用できます。モバイル ユーザー コントロールは .ascx ファイルに格納され、コードを同じコントロール内に保持するか (単一ファイルのコントロール)、または関連付けられた分離コード ファイルに保持できます。詳細については、「ユーザー コントロール」を参照してください。デザイナでモバイル ユーザー コントロールを作成する方法については、「ASP.NET モバイル ユーザー コントロールの作成」を参照してください。
モバイル コントロールと継承
アプリケーションで、継承を使用して既存の ASP.NET モバイル コントロールからコントロールを派生させることができます。派生したコントロールは、既存のメンバをオーバーライドできるほか、新しいプロパティ、メソッド、およびイベントを提供できます。詳細については、「継承による機能の拡張」を参照してください。
複合コントロール
複合コントロールは、既存のコントロールとコンテンツを組み合わせることで作成できます。この点で、複合コントロールはモバイル ユーザー コントロールに類似しています。ただし、その作成方法と格納方法は異なります。詳細については、「複合コントロール」を参照してください。
カスタム コントロール
高い柔軟性を実現するには、カスタム コントロールを作成します。既存の ASP.NET モバイル コントロールと同様に、各自で作成するコントロールは、MobileControl クラス、または既存のモバイル コントロールから継承する必要があります。さらに、一連のガイドラインに準拠している必要があります。詳細については、「独自のモバイル Web コントロールの新規作成」を参照してください。
コントロールの拡張性
カスタム コントロール用のカスタム デザイナを構築できます。ただし、ASP.NET Web コントロールのように、.ascx ファイルで表されるユーザー コントロールに対してカスタム デザイナを作成することはできません。モバイル コントロール用のカスタム デザイナは、ControlDesigner から継承し、IMobileDesigner インターフェイスを実装する必要があります。