SecureCRT サンプル : 旧式の CRT 関数の対応する _s 系関数への変換
このサンプルでは、セキュリティ上の理由から使用されなくなった CRT 関数を対応する _s 系関数に変換する方法について説明します。 ここでは、strcpy、strncpy、fopen、_splitpath、sprintf、getenv、strcat、_creat、および itoa の各関数の変換について説明します。 また、_set_invalid_parameter_handler という別の SecureCRT の使用方法も示します。
このサンプルでは、標準の CRT 関数を使用して、Boyer-Moore 文字列照合アルゴリズムを実装します。
セキュリティに関するメモ |
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このサンプル コードは概念を示すためのものであり、その概念に関連するコードのみを示しています。 特定の環境について必ずしもセキュリティ要件を満たしていませんので、そのまま使用しないでください。 セキュリティおよびエラー処理コードを追加して、プロジェクトをより安全かつ堅牢にすることをお勧めします。 これらのサンプル コードは、現状有姿のままで提供されるものであり、一切保証されていません。 |
サンプルとそのインストール手順を取得するには
Visual Studio のサンプルにアクセスするには
[ヘルプ] メニューの [サンプル] をクリックします。
既定では、これらのサンプルは drive:\Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\Samples\ にインストールされています。
- このサンプルの最新バージョンと他のサンプルの一覧については、MSDN Web サイトの Visual Studio のサンプルを参照してください。
このサンプルをビルドして実行するには
Visual Studio 開発環境で、SecureCRT.sln ソリューション ファイルを開きます。
[ビルド] メニューの [ソリューションのビルド] をクリックします。
[プロジェクト] メニューの [プロパティ] をクリックします。
[構成プロパティ] の [デバッグ] を選択します。
[コマンド引数] ボックスに、プログラムに渡す引数を指定します (最初に "if find.cpp" を選択することをお勧めします)。
[デバッグ] メニューの [デバッグなしで開始] をクリックします。 アプリケーションは、ファイル (この場合は find.cpp) の各行で [コマンド引数] に指定したテキスト ("if") を検索し、作業ディレクトリ内のファイル (この場合は find.cpp.match) にすべての一致項目を書き込みます。
このアプリケーションは、SecureCRT.exe if find.cpp というコマンド ラインからも実行できます。
キーワード
strcpy_s, strncpy_s, fopen_s, _splitpath_s, sprintf_s, getenv_s, strcat_s, itoa_s, _set_invalid_parameter_handler
参照
参照
strncpy_s、_strncpy_s_l、wcsncpy_s、_wcsncpy_s_l、_mbsncpy_s、_mbsncpy_s_l
sprintf_s、_sprintf_s_l、swprintf_s、_swprintf_s_l
_itoa_s、_i64toa_s、_ui64toa_s、_itow_s、_i64tow_s、_ui64tow_s
_set_invalid_parameter_handler