属性付きプログラミングの概念

Visual C++ には、プログラムで属性を使用する場合に役立つ各種の機能が用意されています。 Visual C++ の新しい機能である属性は、COM プログラミングおよび .NET Framework 共通言語ランタイムの開発を簡単にすることを目的としてデザインされています。 ソース ファイルに属性が含まれていると、コンパイラは、プロバイダーのダイナミック リンク ライブラリ (DLL: Dynamic-Link Library) を利用して、生成されるオブジェクト ファイルにコードを挿入したり、オブジェクト ファイルのコードを変更したりします。 .idl ファイル、インターフェイス、タイプ ライブラリ、およびその他の COM 要素の作成を支援する属性があります。 統合開発環境 (IDE: Integrated Development Environment) においては、ウィザードおよび [プロパティ] ウィンドウで属性がサポートされています。

属性を使うことで、COM オブジェクトの作成に必要な細かいコーディングの一部は必要なくなりますが、属性を最大限に活用するには、COM に関する基本事項を理解しておく必要があります。

このセクションの内容

• 属性の目的
  属性付きプログラミングの概要を示します。

• 属性の基本的なしくみ
  プロジェクトにおける属性の機能について説明します。

• 属性付きプログラムの作成
  プロジェクトでの C++ コンパイラ オプションの使用に関する情報を提供します。

• 属性のカテゴリ
  Visual C++ で使用する属性のカテゴリへのリンクがあります。

• 属性プログラミングの FAQ
  属性付きプログラミングについてよく寄せられる質問とその回答を記載しています。

関連項目

• C++ 属性リファレンス
  各属性とその使用方法について説明するリファレンス トピックへのリンクがあります。

• 挿入されたコードのデバッグ
  属性付きプログラムのデバッグについて説明します。

• __super および __interface
  属性付きプログラミングに関係のある C++ の新しいキーワードへのリンクがあります。

• Common Programming Methodologies
  Visual C++ ライブラリに関する概念を説明するトピックや、さまざまなコーディングの技術や技法について説明するトピックへのリンクがあります。