API 操作のトラブルシューティング
次のセクションでは、API 操作のトラブルシューティングのヒントについて説明します。
失敗した要求トレース
開発環境では、インターネット インフォメーション サービス (IIS) 7.0 の機能を使用して要求に関する情報をログに記録できます。 この機能は 失敗した要求トレースと呼ばれ、Web ロールの構成内で確立されたフィルターに従って詳細なトレース ログが生成されます。
ログ出力先
Azure では、トレース ログ ファイルは失敗した要求ログの既定の IIS ディレクトリに出力されます。 既定では、このディレクトリは %SystemDrive%\inetpub\logs\FailedReqLogFiles です。
トレースの有効化
各 Web ロールは、プロジェクトの web.config ファイルに配置されたルールを使用してトレースを有効にする必要があります。 トレースを有効にするには、web.config ファイルのセクションにsystem.webServer
次を配置します。
<tracing>
<traceFailedRequests>
<add path="*">
<traceAreas>
<add provider="ASP" verbosity="Verbose" />
<add provider="ASPNET" areas="Infrastructure,Module,Page,AppServices" verbosity="Verbose" />
<add provider="ISAPI Extension" verbosity="Verbose" />
<add provider="WWW Server" areas="Authentication,Security,Filter,StaticFile,CGI,Compression,Cache,RequestNotifications,Module" verbosity="Verbose" />
</traceAreas>
<failureDefinitions statusCodes="400-599" />
</add>
</traceFailedRequests>
</tracing>
トレースを無効にするには、 web.config ファイルからこのセクションを削除します。
x-ms-request-id ヘッダー
Azure Storage に対して行われたすべての要求は、 という名前 x-ms-request-id
の応答ヘッダーを返します。 このヘッダーには、要求を一意に識別する非透過の値が含まれています。
要求が一貫して失敗し、要求が適切に作成されていることを確認した場合は、この値を使用してエラーを Microsoft に報告できます。 レポートに、次の情報を含めます。
-
x-ms-request-id
の値。 - 要求が行われたおおよその時刻。
- 要求が行われたストレージ サービス。
- 要求が試行した操作の種類。