マイクロソフト セキュリティ情報 MS10-103 - 重要

Microsoft Publisher の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2292970)

公開日: 2010年12月15日 | 最終更新日: 2010年12月15日

バージョン: 1.0

概説

要点

このセキュリティ更新プログラムは、ユーザーが特別に細工された Publisher のファイルを表示すると、リモートでコードが実行される可能性のある、非公開で報告された 5 件の Microsoft Publisher の脆弱性を解決します。攻撃者がこれらの脆弱性のいずれかを悪用した場合、影響を受けるコンピューターが完全に制御される可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。

このセキュリティ更新プログラムは、サポートされているエディションの Microsoft Publisher 2002、Microsoft Publisher 2003、Microsoft Publisher 2007 および Microsoft Publisher 2010 について、深刻度を「重要」と評価しています。詳細情報は、このセクションの「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のサブセクションをご覧ください。

この更新プログラムは Microsoft Publisher が特別に細工された Publisher ファイルを解析する方法を修正することにより、この脆弱性を排除します。この脆弱性の詳細情報は、次の「脆弱性の情報」のセクションの特定の脆弱性に関するサブセクション「よく寄せられる質問 (FAQ)」をご覧ください。

推奨する対応策: 自動更新を有効にしている場合、このセキュリティ更新プログラムが自動的にダウンロードされインストールされるため、特別な操作を行う必要はありません。自動更新を有効にしていない場合、この更新プログラムを手動で確認し、インストールする必要があります。自動更新の具体的な構成オプションに関する情報は、サポート技術情報 294871 をご覧ください。

マイクロソフトはお客様にできる限り早期にこの更新プログラムを適用することを推奨します。

既知の問題: マイクロソフト サポート技術情報 2292970 には、このセキュリティ更新プログラムをインストールする際に起こる可能性のある既知の問題に関して説明されています。また、これらの問題に対する推奨される解決策についても説明しています。なお、既知の問題および推奨される解決策がソフトウェアの特定のリリースにのみ該当する場合は、サポート技術情報に関連のリンクを掲載します。

US マイクロソフトセキュリティ情報: https://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/MS10-103.mspx

影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア

次の影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェアの表では、サポート ライフサイクルが終了したソフトウェア バージョンは含んでいません。ご使用中の製品およびバージョンのサポートライフ サイクルを確認するためには、マイクロソフト サポート ライフサイクルの Web サイトをご覧ください。

影響を受けるソフトウェアおよびそのダウンロード先:

このマークをクリックして、更新プログラムをダウンロードしてください。 更新プログラムをダウンロードおよびインストールする方法は、更新プログラムのダウンロード方法および更新プログラムのインストール方法をご覧ください。

Microsoft Office スイートおよびコンポーネント コンポーネント PC/AT 最も深刻な脆弱性の影響 総合的な深刻度 この更新プログラムによって置き換えられるセキュリティ情報
Microsoft Office XP Service Pack 3 Microsoft Publisher 2002 Service Pack 3
(KB2284692)
リモートでコードが実行される 重要 MS10-023
Microsoft Office 2003 Service Pack 3 Microsoft Publisher 2003 Service Pack 3
(KB2284695)
リモートでコードが実行される 重要 MS10-036
Microsoft Office 2007 Service Pack 2 Microsoft Publisher 2007 Service Pack 2
(KB2284697)
リモートでコードが実行される 重要 MS10-036
Microsoft Office 2010 (32 ビット版) Microsoft Publisher 2010 (32 ビット版)
(KB2409055)
リモートでコードが実行される 重要 なし
Microsoft Office 2010 (64 ビット版) Microsoft Publisher 2010 (64 ビット版)
(KB2409055)
リモートでコードが実行される 重要 なし
このセキュリティ更新プログラムに関するよく寄せられる質問 (FAQ) -------------------------------------------------------------- ファイル情報の詳細はどこにありますか? ファイル情報の詳細の場所については、「セキュリティ更新プログラムの適用」の参照表をご覧ください。 なぜ、この更新プログラムがいくつかの報告されたセキュリティ上の脆弱性を解決するのですか? この更新プログラムは、いくつかの脆弱性のサポートが含まれていますが、関連しているファイルに問題の解決に必要な変更を含んでいるためです。類似している更新プログラムを数種類インストールする代わりに、お客様はこの更新プログラムのみをインストールしてください。 Microsoft Office のスタンドアロンのプログラムは、どのようにこれらの脆弱性の影響を受けますか? Microsoft Office のスタンドアロン プログラムへの影響は、関連の Microsoft Office スイートのコンポーネントと同じ深刻度です。例えば、Microsoft Publisher のスタンドアロンのインストールへの影響は、Microsoft Office スイートに同梱された Microsoft Publisher のインストールと同じ深刻度です。 このセキュリティ情報で説明している Microsoft Office コンポーネントは、使用しているコンピューターにインストールした Microsoft Office スイートの一部ですが、この特定のコンポーネントのインストールを選択しませんでした。この場合、この更新プログラムは提供されますか? はい、このセキュリティ情報で説明しているコンポーネントがコンピューターにインストールした Microsoft Office スイートのバージョンと配布された場合、そのコンポーネントのインストールの有無にかかわらず、この更新プログラムがコンピューターに提供されます。影響を受けるシステムのスキャンに使用される検出のロジックは、特定の Microsoft Office スイートに同梱されている全コンポーネントに対して更新プログラムのチェックを行い、システムに更新プログラムを提供するように設計されています。Microsoft Office スイートのバージョンと配布されていてもコンポーネントをインストールしていない場合、そのコンポーネント用の更新プログラムの適用を選択しなかったユーザーに対してコンピューターのセキュリティ上の危険性が増加することはありません。しかし、更新プログラムのインストールを選択したユーザーに、コンピューターのセキュリティまたはパフォーマンスの悪影響が及ぶこともありません。 影響を受けないバージョンの Microsoft Office に更新プログラムを提供するのは、マイクロソフトの更新のメカニズムに問題があるということですか? いいえ。更新のメカニズムは正しく機能しています。お使いのコンピューター上でこの更新プログラムよりも古いバージョンのファイルを検出したため、更新プログラムを提供します。 このセキュリティ情報で説明されているソフトウェアの旧バージョンを使用していますが、どうしたらよいですか? このセキュリティ情報に記載されている影響を受けるソフトウェアについてはテストを実施し、影響を受けるバージョンを確認しました。その他のバージョンについては、サポート ライフサイクルが終了しています。製品のライフサイクルに関する詳細情報は、[マイクロソフト サポート ライフサイクル](https://support.microsoft.com/gp/lifecycle)の Web サイトをご覧ください。 今後、脆弱性の影響を防ぐために、旧バージョンのソフトウェアを使用しているお客様は、サポート対象のバージョンに移行することを強く推奨します。ご使用中のソフトウェアのサポート ライフサイクルを確認するには、[プロダクト サポート ライフサイクル - 製品一覧](https://support.microsoft.com/gp/lifeselect)をご覧ください。これらのソフトウェアのサービス パックの詳細情報は、[サポート対象サービス パック](https://support.microsoft.com/gp/lifesupsps)をご覧ください。 カスタムサポートが必要なお客様は、担当営業、担当テクニカル アカウント マネージャ (TAM)、またはカスタム サポート オプションのマイクロソフト パートナー担当者までご連絡ください。プレミア契約をお持ちでないお客様は、マイクロソフト サポート契約センター(営業時間 9:30-12:00 13:00-19:00 土日祝祭日を除く TEL: 0120-17-0196 FAX: 0120-74-019)までお問い合わせください。連絡先の情報は、[Microsoft Worldwide Information Web サイト](https://www.microsoft.com/japan/worldwide/) の Contact Information のプルダウン リストから、国を選択し、\[Go\] ボタンをクリックすると、連絡先の電話番号が表示されます。お問い合わせの際、お住まいの地域のプレミア サポート営業担当にご連絡ください。詳細情報は、[マイクロソフト ライフサイクル ポリシー FAQ](https://support.microsoft.com/gp/lifepolicy) をご覧ください。 ### 脆弱性の詳細 深刻度および脆弱性識別番号 -------------------------- 次の深刻度の評価は脆弱性による影響が最大であった場合を前提としています。このセキュリティ情報のリリース後 30 日以内に、深刻度の評価およびセキュリティ上の影響に関連する脆弱性が悪用される可能性に関する情報は、[12 月のセキュリティ情報](https://technet.microsoft.com/security/bulletin/ms10-dec)の「Exploitability Index (悪用可能性指標)」のセクションをご覧ください。詳細については、[Microsoft Exploitability Index (悪用可能性指標)](https://technet.microsoft.com/security/cc998259.aspx)をご覧ください。
影響を受けるソフトウェアごとの脆弱性の深刻度及び最も深刻な脆弱性の影響
影響を受けるソフトウェア pubconv.dll のサイズの値のヒープ破損の脆弱性 - CVE-2010-2569 pubconv.dll のヒープ オーバーランの脆弱性 - CVE-2010-2570 Pubconv.dllの配列への無効なインデックスによるメモリ破損の脆弱性 - CVE-2010-2571 Microsoft Publisher のメモリ破損の脆弱性 - CVE-2010-3954 配列インデックスのメモリ破損の脆弱性 - CVE-2010-3955 総合的な深刻度
Microsoft Publisher 2002 Service Pack 3 重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
重要
Microsoft Publisher 2003 Service Pack 3 重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
対象外 重要
Microsoft Publisher 2007 Service Pack 2 重要
リモートでコードが実行される
重要
リモートでコードが実行される
対象外 対象外 対象外 重要
Microsoft Publisher 2010 (32 ビット版) 対象外 重要
リモートでコードが実行される
対象外 重要
リモートでコードが実行される
対象外 重要
Microsoft Publisher 2010 (64 ビット版) 対象外 重要
リモートでコードが実行される
対象外 重要
リモートでコードが実行される
対象外 重要
pubconv.dll のサイズの値のヒープ破損の脆弱性 - CVE-2010-2569 ------------------------------------------------------------ Microsoft Publisher が Publisher ファイルを解析する方法に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。攻撃者は特別な細工がされた Publisher ファイルを作成し、電子メールの添付ファイルにする、または特別に細工した Web サイトまたは侵害された Web サイトでホストし、次にユーザーにこの特別な細工がされた Publisher ファイルを開かせることにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。コンピューターでユーザー権限が低い設定のアカウントを持つ場合は、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。 Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性をご覧になるためには、[CVE-2010-2569](https://www.cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=cve-2010-2569) をご覧ください。 #### 「pubconv.dll のサイズの値のヒープ破損の脆弱性 」の問題を緩和する要素 - CVE-2010-2569: 「問題を緩和する要素」とは、設定、一般的な構成または一般的な最善策、既定の状態により、脆弱性の悪用の深刻度が低くなる可能性がある要素を指します。次の「問題を緩和する要素」は、お客様の環境で役立つ場合があります。 - この脆弱性は、電子メールを介して、自動的に悪用されることはありません。ユーザーが電子メール メッセージで送信された添付ファイルを開かない限り、攻撃は行われません。 - 攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ローカルのユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。コンピューターで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。 - Web ベースの攻撃のシナリオでは、攻撃者がこの脆弱性の悪用を意図した Web ページが含まれている Web サイトをホストする可能性があります。さらに、影響を受ける Web サイトおよびユーザー提供のコンテンツまたは広告を許可する、またはホストする Web サイトにこの脆弱性を意図する特別に細工されたコンテンツが含まれる可能性があります。しかし、すべての場合において、攻撃者はユーザーを強制的にこれらの Web サイトに訪問させる方法はありません。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーを攻撃者の Web サイトに誘導し、特別に細工した Publisher ファイルを開かせることが攻撃者にとっての必要条件となります。 #### 「pubconv.dll のサイズの値のヒープ破損の脆弱性 」の回避策 - CVE-2010-2569: 回避策は、設定または構成の変更を示すもので、基本的な脆弱性を正すものではありませんが、更新プログラムの適用前に、既知の攻撃方法を阻止するのに役立ちます。マイクロソフトは次の回避策をテストし、回避策が機能性を低下させるかどうかの情報を提供しています。 - Publisher Converter DLL を無効にする コマンド プロンプトから管理者として次のコマンドを実行します。 Windows XP および Windows Server 2003 の 32-bit エディション: ``` cacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /E /P everyone:N ``` 注: \[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows XP および Windows Server 2003 の 64-bit エディション: ``` cacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /E /P everyone:N ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows Vista、Windows Server 2008 および Windows 7 の 32-bit エディション: ``` takeown /f "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll"icacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /save %TEMP%\PUBCONV_ACL.TXTicacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /deny everyone(F) ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows Vista、Windows Server 2008 および Windows 7 の 64-bit エディション: ``` takeown /f "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll"icacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /save %TEMP%\PUBCONV_ACL.TXTicacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /deny everyone(F) ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 回避策の影響:Publisher Converter DLL を無効にしている場合、Microsoft Publisher 2007 よりも旧バージョンで作成された Publisher ファイルを開くことができなくなります。 回避策の解除方法: Windows XP および Windows Server 2003 の 32-bit エディション: ``` cacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /E /R everyone ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows XP および Windows Server 2003 の 64-bit エディション: ``` cacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /E /R everyone ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows Vista、Windows Server 2008 および Windows 7 の 32-bit エディション: ``` icacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\" /restore %TEMP%\PUBCONV_ACL.TXT ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows Vista、Windows Server 2008 および Windows 7 の 64-bit エディション: ``` icacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\" /restore %TEMP%\PUBCONV_ACL.TXT ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 - 信頼できない、または信頼できるソースから予期せず受け取った Office ファイルを開かない 信頼できない、または信頼できるソースから予期せず受け取った Publisher ファイルを開かないでください。特別に細工されたファイルをユーザーが開いた場合、この脆弱性が悪用される可能性があります。 #### 「pubconv.dll のサイズの値のヒープ破損の脆弱性 」のよく寄せられる質問 - CVE-2010-2569: どのようなことが起こる可能性がありますか? これはリモートでコードが実行される脆弱性です。攻撃者はこの脆弱性を悪用し、影響を受けるコンピューターをリモートで完全に制御する可能性があります。攻撃者は、その後、プログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。 何が原因で起こりますか? Microsoft Publisher が特別に細工された Publisher ファイルを解析する方法に脆弱性が存在します。 pubconv.dll とは何ですか? Publisher Converter DLL は、Microsoft Publisher で使用され、Microsoft Publisher 2007 以前のバージョンで作成された Publisher ファイルを表示します。 攻撃者は、この脆弱性を悪用して何を行う可能性がありますか? 攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ログオン ユーザーとして任意のコードを実行する可能性があります。ユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。 攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか? ユーザーが Microsoft Publisher の影響を受けるバージョンで、特別に細工された Publisher ファイルを開いた場合、この脆弱性が悪用される可能性があります。 電子メールでの攻撃のシナリオでは、攻撃者は特別な細工がされた Publisher ファイルをユーザーに送信し、ユーザーにそのファイルを開くよう誘導することにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。 Web ベースの攻撃のシナリオでは、この脆弱性の悪用を意図した Publisher ファイルが含まれる Web サイトをホストしていることが攻撃者にとっての必要条件となります。さらに、侵害された Web サイトやユーザー提供のコンテンツを受け入れる、またはホストする Web サイトには、特別に細工したコンテンツが含まれており、この脆弱性が悪用される可能性があります。攻撃者は、特別に細工した Web サイトにユーザーを強制的に訪問させることはできないと考えられます。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーを攻撃者の Web サイトに誘導し、特別に細工した Publisher ファイルを表示させることが攻撃者にとっての必要条件となります。 主にどのコンピューターがこの脆弱性の危険にさらされますか? ワークステーションやターミナル サーバーなどの Microsoft Publisher を使用しているコンピューターが主にこの脆弱性による危険にさらされます。管理者がユーザーにサーバーへのログオンおよびプログラムの実行を許可している場合、サーバーが影響を受ける可能性が高くなります。しかし、セキュリティ上の最善策として、これを許可しないことを強く推奨しています。 この更新プログラムはどのように問題を修正しますか? この更新プログラムは Microsoft Publisher が特別に細工された Publisher ファイルを解析する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。 このセキュリティ情報のリリース時に、この脆弱性は一般に公開されていましたか? いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開を通して、この脆弱性に関する情報を受けました。 このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか? いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初にリリースされた際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。 pubconv.dll のヒープ オーバーランの脆弱性 - CVE-2010-2570 --------------------------------------------------------- Microsoft Publisher が Publisher ファイルを解析する方法に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。攻撃者は特別な細工がされた Publisher ファイルを作成し、電子メールの添付ファイルにする、または特別に細工した Web サイトまたは侵害された Web サイトでホストし、次にユーザーにこの特別な細工がされた Publisher ファイルを開かせることにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。コンピューターでユーザー権限が低い設定のアカウントを持つ場合は、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。 Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性をご覧になるためには、[CVE-2010-2570](https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=cve-2010-2570) をご覧ください。 #### 「pubconv.dll のヒープ オーバーランの脆弱性 」の問題を緩和する要素 - CVE-2010-2570: 「問題を緩和する要素」とは、設定、一般的な構成または一般的な最善策、既定の状態により、脆弱性の悪用の深刻度が低くなる可能性がある要素を指します。次の「問題を緩和する要素」は、お客様の環境で役立つ場合があります。 - この脆弱性は、電子メールを介して、自動的に悪用されることはありません。ユーザーが電子メール メッセージで送信された添付ファイルを開かない限り、攻撃は行われません。 - 攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ローカルのユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。コンピューターで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。 - Web ベースの攻撃のシナリオでは、攻撃者がこの脆弱性の悪用を意図した Web ページが含まれている Web サイトをホストする可能性があります。さらに、影響を受ける Web サイトおよびユーザー提供のコンテンツまたは広告を許可する、またはホストする Web サイトにこの脆弱性を意図する特別に細工されたコンテンツが含まれる可能性があります。しかし、すべての場合において、攻撃者はユーザーを強制的にこれらの Web サイトに訪問させる方法はありません。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーを攻撃者の Web サイトに誘導し、特別に細工した Publisher ファイルを開かせることが攻撃者にとっての必要条件となります。 #### 「pubconv.dll のヒープ オーバーランの脆弱性」の回避策 - CVE-2010-2570: 回避策は、設定または構成の変更を示すもので、基本的な脆弱性を正すものではありませんが、更新プログラムの適用前に、既知の攻撃方法を阻止するのに役立ちます。マイクロソフトは次の回避策をテストし、回避策が機能性を低下させるかどうかの情報を提供しています。 - Publisher Converter DLL を無効にする コマンド プロンプトから管理者として次のコマンドを実行します。 Windows XP および Windows Server 2003 の 32-bit エディション: ``` cacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /E /P everyone:N ``` 注: \[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows XP および Windows Server 2003 の 64-bit エディション: ``` cacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /E /P everyone:N ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows Vista、Windows Server 2008 および Windows 7 の 32-bit エディション: ``` takeown /f "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll"icacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /save %TEMP%\PUBCONV_ACL.TXTicacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /deny everyone(F) ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows Vista、Windows Server 2008 および Windows 7 の 64-bit エディション: ``` takeown /f "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll"icacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /save %TEMP%\PUBCONV_ACL.TXTicacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /deny everyone(F) ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 回避策の影響:Publisher Converter DLL を無効にしている場合、Microsoft Publisher 2007 よりも旧バージョンで作成された Publisher ファイルを開くことができなくなります。 回避策の解除方法: Windows XP および Windows Server 2003 の 32-bit エディション: ``` cacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /E /R everyone ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows XP および Windows Server 2003 の 64-bit エディション: ``` cacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /E /R everyone ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows Vista、Windows Server 2008 および Windows 7 の 32-bit エディション: ``` icacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\" /restore %TEMP%\PUBCONV_ACL.TXT ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows Vista、Windows Server 2008 および Windows 7 の 64-bit エディション: ``` icacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\" /restore %TEMP%\PUBCONV_ACL.TXT ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 - 信頼できない、または信頼できるソースから予期せず受け取った Office ファイルを開かない 信頼できない、または信頼できるソースから予期せず受け取った Publisher ファイルを開かないでください。特別に細工されたファイルをユーザーが開いた場合、この脆弱性が悪用される可能性があります。 #### 「pubconv.dll のヒープ オーバーランの脆弱性」のよく寄せられる質問 - CVE-2010-2570: どのようなことが起こる可能性がありますか? これはリモートでコードが実行される脆弱性です。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。 何が原因で起こりますか? Microsoft Publisher が特別に細工された Publisher ファイルを解析する方法に脆弱性が存在します。 pubconv.dll とは何ですか? Publisher Converter DLL は、Microsoft Publisher で使用され、Microsoft Publisher 2007 以前のバージョンで作成された Publisher ファイルを表示します。 攻撃者は、この脆弱性を悪用して何を行う可能性がありますか? 攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ログオン ユーザーとして任意のコードを実行する可能性があります。ユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。 攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか? この脆弱性が悪用されるには、Microsoft Publisher で、ユーザーが特別に細工された Publisher のファイルを開くことが攻撃者にとっての必要条件となります。 電子メールでの攻撃のシナリオでは、攻撃者は特別な細工がされた Publisher ファイルをユーザーに送信し、ユーザーにそのファイルを開くよう誘導することにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。 Web ベースの攻撃のシナリオでは、この脆弱性の悪用を意図した Publisher ファイルが含まれる Web サイトをホストしていることが攻撃者にとっての必要条件となります。さらに、侵害された Web サイトやユーザー提供のコンテンツを受け入れる、またはホストする Web サイトには、特別に細工したコンテンツが含まれており、この脆弱性が悪用される可能性があります。攻撃者は、特別に細工した Web サイトにユーザーを強制的に訪問させることはできないと考えられます。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーを攻撃者の Web サイトに誘導し、特別に細工した Publisher ファイルを表示させることが攻撃者にとっての必要条件となります。 主にどのコンピューターがこの脆弱性の危険にさらされますか? ワークステーションやターミナル サーバーなどの Microsoft Publisher を使用しているコンピューターが主にこの脆弱性による危険にさらされます。管理者がユーザーにサーバーへのログオンおよびプログラムの実行を許可している場合、サーバーが影響を受ける可能性が高くなります。しかし、セキュリティ上の最善策として、これを許可しないことを強く推奨しています。 この更新プログラムはどのように問題を修正しますか? この更新プログラムは Microsoft Publisher が特別に細工された Publisher ファイルを解析する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。 このセキュリティ情報のリリース時に、この脆弱性は一般に公開されていましたか? いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開を通して、この脆弱性に関する情報を受けました。 このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか? いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初にリリースされた際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。 Pubconv.dllの配列への無効なインデックスによるメモリ破損の脆弱性 - CVE-2010-2571 ------------------------------------------------------------------------------- Microsoft Publisher が Publisher ファイルを開く方法に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。攻撃者は特別な細工がされた Publisher ファイルを作成し、電子メールの添付ファイルにする、または特別に細工した Web サイトまたは侵害された Web サイトでホストし、次にユーザーにこの特別な細工がされた Publisher ファイルを開かせることにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。コンピューターでユーザー権限が低い設定のアカウントを持つ場合は、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。 Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性をご覧になるためには、[CVE-2010-2571](https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=cve-2010-2571) をご覧ください。 #### 「Pubconv.dllの配列への無効なインデックスによるメモリ破損の脆弱性 」の問題を緩和する要素 - CVE-2010-2571: 「問題を緩和する要素」とは、設定、一般的な構成または一般的な最善策、既定の状態により、脆弱性の悪用の深刻度が低くなる可能性がある要素を指します。次の「問題を緩和する要素」は、お客様の環境で役立つ場合があります。 - この脆弱性は、電子メールを介して、自動的に悪用されることはありません。ユーザーが電子メール メッセージで送信された添付ファイルを開かない限り、攻撃は行われません。 - 攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ローカルのユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。 - Web ベースの攻撃のシナリオでは、攻撃者がこの脆弱性の悪用を意図した Web ページが含まれている Web サイトをホストする可能性があります。さらに、侵害された Web サイトおよびユーザーが提供したコンテンツまたは広告を受け入れる、またはホストしている Web サイトに特別に細工したコンテンツが含まれ、この脆弱性を悪用する可能性があります。しかし、すべての場合において、これらの Web サイトに強制的にユーザーを訪問させることはできません。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーを攻撃者の Web サイトに誘導し、特別に細工した Office ファイルを開かせることが攻撃者にとっての必要条件となります。 #### 「Pubconv.dllの配列への無効なインデックスによるメモリ破損の脆弱性」の回避策 - CVE-2010-2571: 回避策は、設定または構成の変更を示すもので、基本的な脆弱性を正すものではありませんが、更新プログラムの適用前に、既知の攻撃方法を阻止するのに役立ちます。マイクロソフトは次の回避策をテストし、回避策が機能性を低下させるかどうかの情報を提供しています。 - Publisher Converter DLL を無効にする コマンド プロンプトから管理者として次のコマンドを実行します。 Windows XP および Windows Server 2003 の 32-bit エディション: ``` cacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /E /P everyone:N ``` 注: \[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows XP および Windows Server 2003 の 64-bit エディション: ``` cacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /E /P everyone:N ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows Vista、Windows Server 2008 および Windows 7 の 32-bit エディション: ``` takeown /f "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll"icacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /save %TEMP%\PUBCONV_ACL.TXTicacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /deny everyone(F) ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows Vista、Windows Server 2008 および Windows 7 の 64-bit エディション: ``` takeown /f "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll"icacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /save %TEMP%\PUBCONV_ACL.TXTicacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /deny everyone(F) ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 回避策の影響:Publisher Converter DLL を無効にしている場合、Microsoft Publisher 2007 よりも旧バージョンで作成された Publisher ファイルを開くことができなくなります。 回避策の解除方法: Windows XP および Windows Server 2003 の 32-bit エディション: ``` cacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /E /R everyone ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows XP および Windows Server 2003 の 64-bit エディション: ``` cacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /E /R everyone ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows Vista、Windows Server 2008 および Windows 7 の 32-bit エディション: ``` icacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\" /restore %TEMP%\PUBCONV_ACL.TXT ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows Vista、Windows Server 2008 および Windows 7 の 64-bit エディション: ``` icacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\" /restore %TEMP%\PUBCONV_ACL.TXT ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 - 信頼できない、または信頼できるソースから予期せず受け取った Office ファイルを開かない 信頼できない、または信頼できるソースから予期せず受け取った Publisher ファイルを開かないでください。特別に細工されたファイルをユーザーが開いた場合、この脆弱性が悪用される可能性があります。 #### 「Pubconv.dllの配列への無効なインデックスによるメモリ破損の脆弱性 」のよく寄せられる質問 - CVE-2010-2571: どのようなことが起こる可能性がありますか? これはリモートでコードが実行される脆弱性です。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。 何が原因で起こりますか? Microsoft Publisher が特別に細工された Publisher 97 形式のファイルを解析する方法に脆弱性が存在します。 pubconv.dll とは何ですか? Publisher Converter DLL は、Microsoft Publisher で使用され、Microsoft Publisher 2007 以前のバージョンで作成された Publisher ファイルを表示します。 攻撃者は、この脆弱性を悪用して何を行う可能性がありますか? 攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ログオン ユーザーとして任意のコードを実行する可能性があります。ユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。 攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか? この脆弱性が悪用されるには、Microsoft Publisher で、ユーザーが特別に細工された Publisher のファイルを開くことが攻撃者にとっての必要条件となります。 電子メールでの攻撃のシナリオでは、攻撃者は特別な細工がされた Publisher ファイルをユーザーに送信し、ユーザーにそのファイルを開くよう誘導することにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。 Web ベースの攻撃のシナリオでは、この脆弱性の悪用を意図した Publisher ファイルが含まれる Web サイトをホストしていることが攻撃者にとっての必要条件となります。さらに、侵害された Web サイトやユーザー提供のコンテンツを受け入れる、またはホストする Web サイトには、特別に細工したコンテンツが含まれており、この脆弱性が悪用される可能性があります。攻撃者は、特別に細工した Web サイトにユーザーを強制的に訪問させることはできないと考えられます。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーを攻撃者の Web サイトに誘導し、特別に細工した Publisher ファイルを表示させることが攻撃者にとっての必要条件となります。 主にどのコンピューターがこの脆弱性の危険にさらされますか? ワークステーションやターミナル サーバーなどの Microsoft Publisher を使用しているコンピューターが主にこの脆弱性による危険にさらされます。管理者がユーザーにサーバーへのログオンおよびプログラムの実行を許可している場合、サーバーが影響を受ける可能性が高くなります。しかし、セキュリティ上の最善策として、これを許可しないことを強く推奨しています。 この更新プログラムはどのように問題を修正しますか? この更新プログラムは Microsoft Publisher が特別に細工された Publisher 97 形式のファイルを解析する方法を修正することにより、この脆弱性を排除します。 このセキュリティ情報のリリース時に、この脆弱性は一般に公開されていましたか? いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開を通して、この脆弱性に関する情報を受けました。 このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか? いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初にリリースされた際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。 Microsoft Publisher のメモリ破損の脆弱性 - CVE-2010-3954 -------------------------------------------------------- Microsoft Publisher が Publisher ファイルを開く方法に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。攻撃者は特別な細工がされた Publisher ファイルを作成し、電子メールの添付ファイルにする、または特別に細工した Web サイトまたは侵害された Web サイトでホストし、次にユーザーにこの特別な細工がされた Publisher ファイルを開かせることにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。コンピューターでユーザー権限が低い設定のアカウントを持つ場合は、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。 Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性をご覧になるためには、[CVE-2010-3954](https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=cve-2010-3954) をご覧ください。 #### 「Microsoft Publisher のメモリ破損の脆弱性」の問題を緩和する要素 - CVE-2010-3954: 「問題を緩和する要素」とは、設定、一般的な構成または一般的な最善策、既定の状態により、脆弱性の悪用の深刻度が低くなる可能性がある要素を指します。次の「問題を緩和する要素」は、お客様の環境で役立つ場合があります。 - この脆弱性は、電子メールを介して、自動的に悪用されることはありません。ユーザーが電子メール メッセージで送信された添付ファイルを開かない限り、攻撃は行われません。 - 攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ローカルのユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。 - Web ベースの攻撃のシナリオでは、攻撃者がこの脆弱性の悪用を意図した Web ページが含まれている Web サイトをホストする可能性があります。さらに、侵害された Web サイトおよびユーザーが提供したコンテンツまたは広告を受け入れる、またはホストしている Web サイトに特別に細工したコンテンツが含まれ、この脆弱性を悪用する可能性があります。しかし、すべての場合において、これらの Web サイトに強制的にユーザーを訪問させることはできません。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーを攻撃者の Web サイトに誘導し、特別に細工した Office ファイルを開かせることが攻撃者にとっての必要条件となります。 #### 「Microsoft Publisher のメモリ破損の脆弱性」の回避策 - CVE-2010-3954: 回避策は、設定または構成の変更を示しており、基本的な脆弱性を正すものではありませんが、更新プログラムを適用する前に既知の攻撃方法を阻止するのに役立ちます。マイクロソフトは、以下の回避策を検証し、この回避策が機能性を低下させるかどうかについて、説明の部分で述べています。 - 信頼できない、または信頼できるソースから予期せず受け取った Office ファイルを開かない 信頼できない、または信頼できるソースから予期せず受け取った Publisher ファイルを開かないでください。特別に細工されたファイルをユーザーが開いた場合、この脆弱性が悪用される可能性があります。 #### 「Microsoft Publisher のメモリ破損の脆弱性」のよく寄せられる質問 - CVE-2010-3954: どのようなことが起こる可能性がありますか? これはリモートでコードが実行される脆弱性です。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。 何が原因で起こりますか? Microsoft Publisher が特別に細工された Publisher ファイルを解析する方法に脆弱性が存在します。 この脆弱性により、攻撃者は何を行う可能性がありますか? 攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ログオン ユーザーとして任意のコードを実行する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。ユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。 攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか? この脆弱性が悪用されるには、Microsoft Publisher で、ユーザーが特別に細工された Publisher のファイルを開くことが攻撃者にとっての必要条件となります。 電子メールでの攻撃のシナリオでは、攻撃者は特別な細工がされた Publisher ファイルをユーザーに送信し、ユーザーにそのファイルを開くよう誘導することにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。 Web ベースの攻撃のシナリオでは、この脆弱性の悪用を意図した Publisher ファイルが含まれる Web サイトをホストしていることが攻撃者にとっての必要条件となります。さらに、侵害された Web サイトやユーザー提供のコンテンツを受け入れる、またはホストする Web サイトには、特別に細工したコンテンツが含まれており、この脆弱性が悪用される可能性があります。攻撃者は、特別に細工した Web サイトにユーザーを強制的に訪問させることはできないと考えられます。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーを攻撃者の Web サイトに誘導し、特別に細工した Publisher ファイルを表示させることが攻撃者にとっての必要条件となります。 主にどのようなコンピューターがこの脆弱性による危険にさらされますか? ワークステーションやターミナル サーバーなどの Microsoft Publisher を使用しているコンピューターが主にこの脆弱性による危険にさらされます。管理者がユーザーにサーバーへのログオンおよびプログラムの実行を許可している場合、サーバーが影響を受ける可能性が高くなります。しかし、セキュリティ上の最善策として、これを許可しないことを強く推奨しています。 この更新プログラムはどのように問題を修正しますか? この更新プログラムは Microsoft Publisher が特別に細工された Publisher ファイルを解析する方法を修正することにより、この脆弱性を排除します。 このセキュリティ情報のリリース時に、この脆弱性は一般に公開されていましたか? いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開を通して、この脆弱性に関する情報を受けました。 このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか? いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初にリリースされた際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。 配列インデックスのメモリ破損の脆弱性 - CVE-2010-3955 ---------------------------------------------------- Microsoft Publisher が Publisher ファイルを開く方法に、リモートでコードが実行される脆弱性が存在します。攻撃者は特別な細工がされた Publisher ファイルを作成し、電子メールの添付ファイルにする、または特別に細工した Web サイトまたは侵害された Web サイトでホストし、次にユーザーにこの特別な細工がされた Publisher ファイルを開かせることにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。コンピューターでユーザー権限が低い設定のアカウントを持つ場合は、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性による影響が少ないと考えられます。 Common Vulnerabilities and Exposures のリストの標準のエントリとしてこの脆弱性をご覧になるためには、[CVE-2010-3955](https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=cve-2010-3955) をご覧ください。 #### 「配列インデックスのメモリ破損の脆弱性 」の問題を緩和する要素 - CVE-2010-3955: 「問題を緩和する要素」とは、設定、一般的な構成または一般的な最善策、既定の状態により、脆弱性の悪用の深刻度が低くなる可能性がある要素を指します。次の「問題を緩和する要素」は、お客様の環境で役立つ場合があります。 - この脆弱性は、電子メールを介して、自動的に悪用されることはありません。ユーザーが電子メール メッセージで送信された添付ファイルを開かない限り、攻撃は行われません。 - 攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ローカルのユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。コンピューターで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。 - Web ベースの攻撃のシナリオでは、攻撃者がこの脆弱性の悪用を意図した Web ページが含まれている Web サイトをホストする可能性があります。さらに、影響を受ける Web サイトおよびユーザー提供のコンテンツまたは広告を許可する、またはホストする Web サイトにこの脆弱性を意図する特別に細工されたコンテンツが含まれる可能性があります。しかし、すべての場合において、攻撃者はユーザーを強制的にこれらの Web サイトに訪問させる方法はありません。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーを攻撃者の Web サイトに誘導し、特別に細工した Publisher ファイルを開かせることが攻撃者にとっての必要条件となります。 #### 「配列インデックスのメモリ破損の脆弱性」の回避策 - CVE-2010-3955: 回避策は、設定または構成の変更を示しており、基本的な脆弱性を正すものではありませんが、更新プログラムを適用する前に既知の攻撃方法を阻止するのに役立ちます。マイクロソフトは、以下の回避策を検証し、この回避策が機能性を低下させるかどうかについて、説明の部分で述べています。 - Publisher Converter DLL を無効にする コマンド プロンプトから管理者として次のコマンドを実行します。 Windows XP および Windows Server 2003 の 32-bit エディション: ``` cacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /E /P everyone:N ``` 注: \[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows XP および Windows Server 2003 の 64-bit エディション: ``` cacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /E /P everyone:N ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows Vista、Windows Server 2008 および Windows 7 の 32-bit エディション: ``` takeown /f "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll"icacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /save %TEMP%\PUBCONV_ACL.TXTicacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /deny everyone(F) ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows Vista、Windows Server 2008 および Windows 7 の 64-bit エディション: ``` takeown /f "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll"icacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /save %TEMP%\PUBCONV_ACL.TXTicacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /deny everyone(F) ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 回避策の影響:Publisher Converter DLL を無効にしている場合、Microsoft Publisher 2007 よりも旧バージョンで作成された Publisher ファイルを開くことができなくなります。 回避策の解除方法: Windows XP および Windows Server 2003 の 32-bit エディション: ``` cacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /E /R everyone ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows XP および Windows Server 2003 の 64-bit エディション: ``` cacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\pubconv.dll" /E /R everyone ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows Vista、Windows Server 2008 および Windows 7 の 32-bit エディション: ``` icacls "c:\program files\Microsoft Office\[office version]\" /restore %TEMP%\PUBCONV_ACL.TXT ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 Windows Vista、Windows Server 2008 および Windows 7 の 64-bit エディション: ``` icacls "%ProgramFiles(86)%\Microsoft Office\[office version]\" /restore %TEMP%\PUBCONV_ACL.TXT ``` 注:\[Office バージョン\] について、たとえば、Microsoft Publisher 2002 については "Office10"、Microsoft Publisher 2003 は "Office11"、Microsoft Publisher 2007 は "Office12" のように、ご使用のコンピューターの適切な Microsoft Office コンポーネントのバージョンを入力します。バージョンを確認するためには、この Microsoft Office コンポーネントを開き、\[ヘルプ\] をクリックします。 - 信頼できない、または信頼できるソースから予期せず受け取った Office ファイルを開かない 信頼できない、または信頼できるソースから予期せず受け取った Publisher ファイルを開かないでください。特別に細工されたファイルをユーザーが開いた場合、この脆弱性が悪用される可能性があります。 #### 「配列インデックスのメモリ破損の脆弱性」のよく寄せられる質問 - CVE-2010-3955: どのようなことが起こる可能性がありますか? これはリモートでコードが実行される脆弱性です。攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。 何が原因で起こりますか? Microsoft Publisher が特別に細工された Publisher ファイルを解析する方法に脆弱性が存在します。 攻撃者は、この脆弱性を悪用して何を行う可能性がありますか? 攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、ログオン ユーザーとして任意のコードを実行する可能性があります。ユーザーが管理者ユーザー権限でログオンしている場合、攻撃者が影響を受けるコンピューターを完全に制御する可能性があります。その後、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示、変更、削除、または完全なユーザー権限を持つ新たなアカウントを作成する可能性があります。システムで、アカウントのユーザー権限を低く設定している場合、管理者ユーザー権限で実行しているユーザーよりもこの脆弱性の影響が少なくなると考えられます。 攻撃者はこの脆弱性をどのように悪用する可能性がありますか? この脆弱性が悪用されるには、Microsoft Publisher で、ユーザーが特別に細工された Publisher のファイルを開くことが攻撃者にとっての必要条件となります。 電子メールでの攻撃のシナリオでは、攻撃者は特別な細工がされた Publisher ファイルをユーザーに送信し、ユーザーにそのファイルを開くよう誘導することにより、この脆弱性を悪用する可能性があります。 Web ベースの攻撃のシナリオでは、この脆弱性の悪用を意図した Publisher ファイルが含まれる Web サイトをホストしていることが攻撃者にとっての必要条件となります。さらに、侵害された Web サイトやユーザー提供のコンテンツを受け入れる、またはホストする Web サイトには、特別に細工したコンテンツが含まれており、この脆弱性が悪用される可能性があります。攻撃者は、特別に細工した Web サイトにユーザーを強制的に訪問させることはできないと考えられます。その代わり、通常、攻撃者は電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャーのメッセージ内のリンクをクリックさせて、ユーザーを攻撃者の Web サイトに誘導し、特別に細工した Publisher ファイルを表示させることが攻撃者にとっての必要条件となります。 主にどのコンピューターがこの脆弱性の危険にさらされますか? ワークステーションやターミナル サーバーなどの Microsoft Publisher を使用しているコンピューターが主にこの脆弱性による危険にさらされます。管理者がユーザーにサーバーへのログオンおよびプログラムの実行を許可している場合、サーバーが影響を受ける可能性が高くなります。しかし、セキュリティ上の最善策として、これを許可しないことを強く推奨しています。 この更新プログラムはどのように問題を修正しますか? この更新プログラムは Microsoft Publisher が特別に細工された Publisher ファイルを解析する方法を変更することにより、この脆弱性を解決します。 このセキュリティ情報のリリース時に、この脆弱性は一般に公開されていましたか? いいえ。マイクロソフトは協調的な脆弱性の公開を通して、この脆弱性に関する情報を受けました。 このセキュリティ情報の公開時に、マイクロソフトはこの脆弱性が悪用されたという報告を受けていましたか? いいえ。マイクロソフトは、このセキュリティ情報が最初にリリースされた際に、この脆弱性が一般で悪用され、お客様が攻撃されていたことを示す情報を受けていませんでした。 ### セキュリティ更新プログラムに関する情報 検出および展開ツールとガイダンス -------------------------------- 組織のサーバー、デスクトップ、モバイル コンピューターに適用する必要があるソフトウェアおよびセキュリティ更新プログラムを管理してください。詳細情報は、[TechNet 更新プログラム管理センター](https://technet.microsoft.com/ja-jp/updatemanagement/default.aspx)をご覧ください。[Microsoft セキュリティ TechCenter](https://technet.microsoft.com/ja-jp/security/default.aspx) では、製品に関するセキュリティ情報を提供しています。 セキュリティ更新プログラムは [Microsoft Update](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=40747) および [Windows Update](https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=21130) から利用可能です。セキュリティ更新プログラムは[マイクロソフト ダウンロード センター](https://www.microsoft.com/downloads/results.aspx?pocid=&freetext=%u30bb%u30ad%u30e5%u30ea%u30c6%u30a3%u66f4%u65b0%u30d7%u30ed%u30b0%u30e9%u30e0&displaylang=ja)からダウンロードすることができます。「セキュリティ更新プログラム」のキーワード探索によって容易に見つけることができます。 Microsoft Office for Mac をご利用のお客様は、Microsoft AutoUpdate for Mac を使用して、ご利用中のマイクロソフトのソフトウェアを最新に保つことができます。Microsoft AutoUpdate for Mac のご利用に関する詳細は、[Check for software updates automatically](https://mac2.microsoft.com/help/office/14/en-us/word/item/ffe35357-8f25-4df8-a0a3-c258526c64ea) (英語情報) をご覧ください。 最後に、セキュリティ更新プログラムは [Microsoft Update カタログ](https://catalog.update.microsoft.com/v7/site/install.aspx)からダウンロードできます。[Microsoft Update カタログ](https://catalog.update.microsoft.com/v7/site/install.aspx)は、セキュリティ更新プログラム、ドライバーおよびサービスパックなどを含むコンテンツを検索可能なカタログで、Windows Update および Microsoft Update でご利用になれます。セキュリティ番号 (例えば “MS07-036” など) を使用して検索することにより、バスケットに適用可能な更新プログラムをすべて追加することができ (異なる言語の更新プログラムを含む)、選択しているフォルダーにダウンロードできます。「Microsoft Update カタログ」の関連情報を参照するには、[Microsoft Update カタログ よく寄せられる質問](https://catalog.update.microsoft.com/v7/site/faq.aspx)をご覧ください。 検出および展開のガイダンス マイクロソフトは今月のセキュリティ更新プログラム向けの検出および適用のガイダンスを提供しました。このガイダンスには、IT プロフェッショナルがセキュリティ更新プログラムの検出および適用のための多様なツールの使用方法を理解するのに役立つ推奨策および情報が含まれています。詳細情報は、サポート技術情報 [961747](https://support.microsoft.com/kb/961747) をご覧ください。 Microsoft Baseline Security Analyzer Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) により、管理者は一般的なセキュリティの誤構成だけでなく、不足しているセキュリティ更新プログラムについても、ローカルおよびリモートのコンピューターをスキャンできます。MBSA の詳細情報については、 [Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) Web サイト](https://technet.microsoft.com/ja-jp/security/cc184924.aspx) をご覧ください。以下の表では、このセキュリティ更新プログラム用の MBSA が検出する概要を提供しています。 | ソフトウェア | MBSA | |--------------------------------------|------| | Microsoft Office XP Service Pack 3 | 可 | | Microsoft Office 2003 Service Pack 3 | 可 | | Microsoft Office 2007 Service Pack 2 | 可 | | Microsoft Office 2010 (32 ビット版) | 可 | | Microsoft Office 2010 (64 ビット版) | 可 | 注: MBSA、Microsoft Update および Windows Server Update Services でサポートされていないレガシ製品をご使用のお客様は、[Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA)](https://technet.microsoft.com/ja-jp/security/cc184924.aspx) をご覧のうえ、レガシ製品のサポート セクションのレガシ ツールで包括的にセキュリティ更新プログラムを検出する方法をご参照ください。 Windows Server Update Services Microsoft Windows Server Update Services (WSUS) により、情報技術の管理者は最新のマイクロソフト製品の更新プログラムを Windows オペレーティング システムを実行しているコンピューターに適用できます。Windows Server Update Services を使用して、セキュリティ更新プログラムを適用する方法に関する詳細情報は、次のマイクロソフトの Web サイトをご覧ください。 [Microsoft Windows Server Update Services (WSUS)](https://technet.microsoft.com/ja-jp/wsus/default.aspx) Systems Management Server 次の表に、このセキュリティ更新プログラムについての SMS の検出および展開のまとめを記載します。 | ソフトウェア | SMS 2.0 | SMS 2003 with SUSFP | SMS 2003 with ITMU | Configuration Manager 2007 | |--------------------------------------|---------|---------------------|--------------------|----------------------------| | Office XP Service Pack 3 | 不可 | 不可 | 可 | 可 | | Office 2003 Service Pack 3 | 不可 | 不可 | 可 | 可 | | Microsoft Office 2007 Service Pack 2 | 不可 | 不可 | 可 | 可 | | Microsoft Office 2010 (32 ビット版) | 不可 | 不可 | 可 | 可 | | Microsoft Office 2010 (64 ビット版) | 不可 | 不可 | 可 | 可 | SMS 2.0 および SMS 2003 では、SMS はセキュリティ更新プログラムの検出に Security Update Inventory Tool (SUIT) が含まれている SMS SUS Feature Pack (SUSFP) を使用します。詳細は、[Systems Management Server 2.0 のダウンロード](https://www.microsoft.com/japan/smserver/downloads/20/default.mspx)をご覧ください。 SMS 2003 について、SMS 2003 Inventory Tool for Microsoft Updates (ITMU) は、[Microsoft Update](https://update.microsoft.com/microsoftupdate/) により提供されるセキュリティ更新プログラムおよび [Windows Server Update Services](https://technet.microsoft.com/ja-jp/wsus/default.aspx) よりサポートされるセキュリティ更新プログラムを検出するために、SMS により使用されます。SMS 2003 ITMU に関する詳細は、次の [マイクロソフトの Web サイト](https://www.microsoft.com/japan/smserver/downloads/2003/tools/msupdates.mspx) をご覧ください。また SMS 2003 も Microsoft Office Inventory Tool を使用して Microsoft Office アプリケーションに必要な更新プログラムを検出することができます。Office Inventory Tool および別のスキャンニング ツールに関する詳細情報は、[SMS 2003 Software Update Scanning Tools](https://technet.microsoft.com/en-us/sms/bb676786.aspx) (英語情報) をご覧ください。詳細は [Downloads for Systems Management Server 2003](https://technet.microsoft.com/en-us/sms/bb676766.aspx) (英語情報) もご覧ください。 System Center Configuration Manager 2007 は更新プログラムの検出に WSUS 3.0 を使用します。Configuration Manager 2007 Software Update Management に関する詳細情報は、[System Center Configuration Manager 2007](https://technet.microsoft.com/en-us/library/bb735860.aspx) (英語情報) をご覧ください。 SMS に関する詳細情報は、次の [SMS Web サイト](https://www.microsoft.com/japan/smserver/default.mspx)をご覧ください。 詳細は、マイクロソフト サポート技術情報 [961747](https://support.microsoft.com/kb/961747)「Microsoft セキュリティ更新プログラムの検出と展開の手引き」をご覧ください。 注: Office XP または Office 2003 を適用するために管理者用インストール ポイント (AIP) を使用した場合、元のベースラインから AIP を更新している場合、SMS を使用して更新プログラムを適用できない可能性があります。詳細情報については、このセクションの「Office の管理者用インストール ポイント」の欄をご覧ください。 Office の管理者用インストールポイント アプリケーションをサーバー ロケーションからインストールした場合、サーバー管理者は管理者アップデートでサーバー ロケーションを更新し、その更新をコンピューターに適用する必要があります。 - Microsoft Office XP のサポートされているバージョンについては、[製品の更新プログラムを管理者インストールポイントから適用する](https://office.microsoft.com/en-us/orkxp/ha011363091033.aspx) (英語情報) をご覧ください。更新された管理者用インストール ポイントから Office XP の元のベースライン ソースまたは Service Pack 3 (SP3) にクライアント コンピューターのソースを変更する方法に関する詳細情報は、マイクロソフト サポート技術情報 [922665](https://support.microsoft.com/kb/922665) をご覧ください。 注: ソフトウェアの更新プログラムを更新された管理的なイメージから中央管理する予定の場合、詳細情報を [Updating Office 2000 Clients from a Patched Administrative Image](https://office.microsoft.com/en-us/ork2000/ha011525661033.aspx?pid=ch102053491033) (英語情報) をご覧ください。 - Microsoft Office 2003 のサポートされているバージョンについては、[Creating an Administrative Installation Point](https://office.microsoft.com/en-us/ork2003/ha011401931033.aspx) (英語情報) をご覧ください。Microsoft Office 2003 のサポートされていないバージョンの管理者用インストール ポイントの場合は、マイクロソフト サポート技術情報 [902349](https://support.microsoft.com/kb/902349) をご覧ください 注: ソフトウェアの更新プログラムを更新された管理的なイメージから中央管理する予定の場合、詳細情報を [Distributing Office 2003 Product Updates](https://office.microsoft.com/en-us/ork2003/ha011402381033.aspx?pid=ch011480761033) (英語情報) をご覧ください。 - サポートされているバージョンの Microsoft Office についてのネットワーク インストール ポイントの作成は、[Office 2010 のネットワーク インストール ポイントを作成する](https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc179063.aspx)をご覧ください。 注: Windows Server Update Services を使用してセキュリティ更新プログラムを中央で管理する場合。Windows Server Update Services を使用して、Microsoft Office system 2007 用のセキュリティ更新プログラムを適用するためには、次のマイクロソフトの Web サイトで詳細をご覧ください。[Windows Server Update Services 製品概要](https://www.microsoft.com/japan/windowsserversystem/updateservices/evaluation/overview.mspx) Update Compatibility Evaluator および Application Compatibility Toolkit 更新プログラムはアプリケーションを実行するにあたり必要となる同じファイルやレジストリ設定に頻繁に書き込みを行います。これにより、非互換性の原因となったり、セキュリティ更新プログラムの適用にかかる時間が長くなる可能性があります。[Application Compatibility Toolkit 5.0](https://www.microsoft.com/download/details.aspx?familyid=24da89e9-b581-47b0-b45e-492dd6da2971&displaylang=en) (英語情報) に含まれている [Update Compatibility Evaluator](https://technet2.microsoft.com/windowsvista/en/library/4279e239-37a4-44aa-aec5-4e70fe39f9de1033.mspx?mfr=true) (英語情報) コンポーネントでインストールされているアプリケーションに対し、Windows の更新プログラムのテストおよび確認を効率化することができます。 Application Compatibility Toolkit (ACT) には、お客様の環境に Microsoft Windows Vista、Windows Update、Microsoft Security Update または Windows Internet Explorer の新しいバージョンを適用する前に、アプリケーションの互換性問題を評価するために必要なツールやドキュメントが含まれています。 セキュリティ更新プログラムの展開 -------------------------------- 影響を受けるソフトウェア 影響を受けるソフトウェアに関する特定のセキュリティ更新プログラムについての情報は、該当のリンクをご覧ください。 #### Publisher 2002 (すべてのエディション) 参照表 次の表には、このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムに関する情報が含まれています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」をご覧ください。
参照表
この修正を含む予定のサービスパック
今後のこのソフトウェア向けのサービス パックは計画されていません。この問題に対する修正は今後リリースされる更新プログラムのロールアップに含まれる可能性があります。
展開
ユーザーによる操作を必要としないインストール officexp-KB2284692-FullFile-JPN /q:a
再起動しないインストール officexp-KB2284692-FullFile-JPN /r:n
ログファイル 対象外
詳細 「検出および展開ツールとガイダンス」のセクションをご覧ください。機能を選択してインストールする機能については、このセクションのサブセクション「Office の機能」をご覧ください。
再起動に関する情報
再起動の必要性 この更新プログラムは再起動を必要としない場合もあります。インストーラーによって、必要なサービスが停止され、更新プログラムが適用され、サービスが再起動します。しかし、何らかの理由により、必要なサービスが停止されない場合、または必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムを適用すると、再起動が要求されます。この動作が起きた場合、再起動するメッセージが表示されます。 再起動が必要になる可能性を低減する手助けとするために、このセキュリティ更新プログラムをインストールする前に、すべての影響を受けるサービスを停止し、影響を受けるファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてください。再起動が必要となる理由に関する詳細情報は、サポート技術情報 [887012](https://support.microsoft.com/kb/887012) をご覧ください。
ホットパッチ 対象外
削除に関する情報
\[コントロール パネル\] の \[プログラムの追加と削除\] を使用します。 注: この更新プログラムを削除する場合、CD ドライブに Microsoft Office XP の CD を挿入するようメッセージが表示される場合があります。さらに、\[コントロール パネル\] の \[アプリケーションの追加と削除\] から更新プログラムを削除するオプションがない場合もあります。この問題について、いくつかの考えられる原因があります。削除に関する詳細情報は、サポート技術情報 [903771](https://support.microsoft.com/kb/903771) をご覧ください。
ファイル情報
このセクション内のサブセクション「ファイル情報」をご覧ください。
レジストリキーの確認
対象外
#### ファイル情報

このセキュリティ更新プログラムの日本語版のファイル属性は次のとおりです。

Office XP のすべてのサポートされているバージョン (KB2284692)

ファイル名 バージョン 日付 時間 サイズ
Mspub.exe 10.0.6867.0 2010/10/04 13:29 4,011,856
Prtf9.dll 10.0.6784.0 2010/10/04 13:25 137,920
Ptxt9.dll 10.0.6867.0 2010/10/04 13:27 595,792
Pubconv.dll 10.0.6867.0 2010/10/04 13:30 591,704

注: サポートされているバージョンおよびエディションの完全な一覧は、サポート ライフサイクル - 製品名一覧をご覧ください。サービスパックの完全な一覧は、ライフサイクル サポート対象サービスパックをご覧ください。サポート ライフサイクル ポリシーに関する詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクルをご覧ください。

Office の機能

次の表には、更新プログラムのために再インストールが必要な機能名の一覧が含まれています (大文字、小文字区別)。すべての機能をインストールするためには、REINSTALL=ALL、または次の機能を使用することができます。

製品名 機能
PIPC1、PPT、PROPLUS、PRO、STD、STDEDU、WORD、EXCEL MSDrawFiles
PUB、SBE PubPrimary、MSDrawFiles

注: 組織内で Office 用更新プログラムを適用するための完全なリソースについて、管理された環境での管理者は Microsoft Office Desktop Applications TechCenter をご覧ください。Windows Installer Documentation (英語情報) もまた、Windows インストーラーによりサポートされるパラメータに関する追加情報を提供しています。

展開に関する情報

更新プログラムのインストール

更新プログラムは、「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のセクションの適切なダウンロード リンクからインストールできます。

アプリケーションをサーバー ロケーションからインストールした場合、サーバー管理者は管理者アップデートでサーバー ロケーションを更新し、その更新をコンピューターに適用する必要があります。管理者インストール ポイントに関する詳細情報は、「検出および展開ツールとガイダンス」のサブセクションの「Office の管理者用インストールポイント」の情報を参考にしてください。

このセキュリティ更新プログラムでは、コンピューターに Windows Installer 2.0 またはそれ以降のバージョンがインストールされている必要があります。すべてのサポートされている Windows には、Windows Installer 2.0 またはそれ以降のバージョンが含まれています。

Windows インストーラーの最新バージョンをインストールするためには、次の Web サイトをご覧ください。

このセキュリティ情報で使用されている用語 (修正プログラムなど) に関しては、サポート技術情報 824684 をご覧ください。

このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。

サポートされているセキュリティ更新プログラムのインストールスイッチ

スイッチ 説明
/q パッケージ処理の状況を一部表示しないモード
/q:u ユーザー Quiet モードを指定します。このモードでは、いくつかのダイアログ ボックスが表示されます
/q:a 管理者 Quiet モードを指定します。このモードでは、ダイアログ ボックスは表示されません
/t:<完全なパス> 一時フォルダーを指定
/c インストールせずに、ファイルを解凍します。/t:<完全なパス> が指定されていない場合、ターゲット フォルダーについて確認メッセージが表示されます
/c:< 完全なパス> 作成者により定義されたインストール コマンドを上書きします。Setup.inf ファイルまたは .exe ファイルのパスおよび名前を指定します
/r:n インストール後にコンピューターを再起動しません
/r:i 必要な場合再起動 - インストールを完了するために必要な場合はコンピューターを自動的に再起動します。(このスイッチが /q:a スイッチと使用される場合を除く)
/r:a インストール後、常にコンピューターを再起動します
/r:s インストール後、ユーザーにプロンプトを表示せずにコンピューターを再起動します
/n:v バージョン チェックなし - 以前のバージョン上にプログラムをインストールします

注: これらのスイッチはすべての更新プログラムで動作するわけではありません。スイッチが動作しない場合は、そのパッケージに対応した機能が必要です。また、/n:v スイッチの使用はサポートされておらず、コンピューターが起動しなくなる原因となる場合があります。インストールが正常に完了しない場合、その理由をお客様のサポート プロフェッショナルにお問い合わせください。

サポートされるインストール スイッチに関する詳細は、サポート技術情報 197147 をご覧ください。

更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法

  • Microsoft Baseline Security Analyzer

    影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムがインストールされていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールを使用できます。「検出および展開ツールとガイダンス」の下の “Microsoft Baseline Security Analyzer” をご覧ください。

  • ファイルバージョンの確認

    Microsoft Windows にはいくつかのバージョンがあるため、次のステップは使用中のコンピューターにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧ください。

    1. [スタート] をクリックし、次に [検索] をクリックします。
    2. [検索結果] のウィンドウの [検索コンパニオン] の下の [ファイルとフォルダーすべて] をクリックします。
    3. [ファイル名のすべてまたは一部] のボックスで、適切なファイル情報の表からファイル名を入力し、次に [検索] をクリックします。
    4. ファイルの一覧で、適切なファイル情報の表からファイル名を右クリックし、次に [プロパティ] をクリックします。

    注: インストールされているオペレーティングシステムまたはプログラムのバージョンにより、ファイル情報の表に記載されているファイルで、インストールされないものがある場合もあります。

    1. [バージョン情報] タブで、適切なファイル情報の表に記載されているバージョンと比較し、コンピューターにインストールされているファイルのバージョンを確認します。

    注: ファイルのバージョン以外の属性はインストール中に変更される場合があります。そのほかのファイルの属性をファイル情報の表の情報と比較することは、更新プログラムが正しくインストールされたことを確認する方法としてサポートされていません。また、ファイル名がインストール中に変更される場合があります。ファイルまたはバージョンの情報が存在しない場合、その他の方法によって更新プログラムが正しくインストールされたことを確認してください。

Publisher 2003 (すべてのエディション)

参照表

次の表には、このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムに関する情報が含まれています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」をご覧ください。

参照表
この修正を含む予定のサービスパック
この問題に対する更新プログラムは今後リリースされるサービス パックまたは更新プログラムのロールアップに含まれる予定です。
展開
ユーザーによる操作を必要としないインストール office2003-KB2284695-FullFile-JPN /q:a
再起動しないインストール office2003-KB2284695-FullFile-JPN /r:n
ログファイル 対象外
詳細 「検出および展開ツールとガイダンス」のセクションをご覧ください。機能を選択してインストールする機能については、このセクションのサブセクション「Office の機能」をご覧ください。
再起動に関する情報
再起動の必要性 この更新プログラムは再起動を必要としない場合もあります。インストーラーによって、必要なサービスが停止され、更新プログラムが適用され、サービスが再起動します。しかし、何らかの理由により、必要なサービスが停止されない場合、または必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムを適用すると、再起動が要求されます。この動作が起きた場合、再起動するメッセージが表示されます。 再起動が必要になる可能性を低減する手助けとするために、このセキュリティ更新プログラムをインストールする前に、すべての影響を受けるサービスを停止し、影響を受けるファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてください。再起動が必要となる理由に関する詳細情報は、サポート技術情報 [887012](https://support.microsoft.com/kb/887012) をご覧ください。
ホットパッチ 対象外
削除に関する情報
\[コントロール パネル\] の \[プログラムの追加と削除\] を使用します。 注: この更新プログラムを削除する場合、CD ドライブに Microsoft Office 2003 の CD を挿入するようメッセージが表示される場合があります。さらに、\[コントロール パネル\] の \[アプリケーションの追加と削除\] から更新プログラムを削除するオプションがない場合もあります。この問題について、いくつかの考えられる原因があります。削除に関する詳細情報は、サポート技術情報 [903771](https://support.microsoft.com/kb/903771) をご覧ください。
ファイル情報
このセクション内のサブセクション「ファイル情報」をご覧ください。
レジストリキーの確認
対象外
#### ファイル情報

このセキュリティ更新プログラムの日本語版のファイル属性は次のとおりです。

Office 2003 のすべてのサポートされているバージョン (KB2284695)

ファイル名 バージョン 日付 時間 サイズ
Mspub.exe 11.0.8329.0 2010/09/30 12:52 6,656,336
Prtf9.dll 11.0.8200.0 2007/12/14 19:39 133,632
Ptxt9.dll 11.0.8329.0 2010/09/30 12:52 609,616
Pubconv.dll 11.0.8329.0 2010/09/30 12:52 558,936

注: サポートされているバージョンおよびエディションの完全な一覧は、サポート ライフサイクル - 製品名一覧をご覧ください。サービスパックの完全な一覧は、ライフサイクル サポート対象サービスパックをご覧ください。サポート ライフサイクル ポリシーに関する詳細については、マイクロソフト サポート ライフサイクルをご覧ください。

Office の機能

次の表には、更新プログラムのために再インストールが必要な機能名の一覧が含まれています (大文字、小文字区別)。すべての機能をインストールするためには、REINSTALL=ALL、または次の機能を使用することができます。

製品名 機能
PRO11SB、PROI11、PRO11、PUB11、STDP11 PubPrimary

注: 組織内で Office 用更新プログラムを適用するための完全なリソースについて、管理された環境での管理者は Microsoft Office Desktop Applications TechCenter をご覧ください。Windows Installer Documentation (英語情報) もまた、Windows インストーラーによりサポートされるパラメータに関する追加情報を提供しています。

展開に関する情報

更新プログラムのインストール

更新プログラムは、「影響を受けるソフトウェアおよび影響を受けないソフトウェア」のセクションの適切なダウンロード リンクからインストールできます。

このセキュリティ更新プログラムでは、コンピューターに Windows Installer 3.1 またはそれ以降のバージョンがインストールされている必要があります。Microsoft Windows Server 2003 SP1 には、Windows Installer 3.1 またはそれ以降のバージョンが含まれます。

Windows インストーラーの最新バージョンをインストールするためには、次の Web サイトをご覧ください。

このセキュリティ情報で使用されている用語 (修正プログラムなど) に関しては、サポート技術情報 824684 をご覧ください。

このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。

サポートされているセキュリティ更新プログラムのインストールスイッチ

スイッチ 説明
/q パッケージ処理の状況を一部表示しないモード
/q:u ユーザー Quiet モードを指定します。このモードでは、いくつかのダイアログ ボックスが表示されます
/q:a 管理者 Quiet モードを指定します。このモードでは、ダイアログ ボックスは表示されません
/t:<完全なパス> 一時フォルダーを指定
/c インストールせずに、ファイルを解凍します。/t:<完全なパス> が指定されていない場合、ターゲット フォルダーについて確認メッセージが表示されます
/c:< 完全なパス> 作成者により定義されたインストール コマンドを上書きします。Setup.inf ファイルまたは .exe ファイルのパスおよび名前を指定します
/r:n インストール後にコンピューターを再起動しません
/r:i 必要な場合再起動 - インストールを完了するために必要な場合はコンピューターを自動的に再起動します。(このスイッチが /q:a スイッチと使用される場合を除く)
/r:a インストール後、常にコンピューターを再起動します
/r:s インストール後、ユーザーにプロンプトを表示せずにコンピューターを再起動します
/n:v バージョン チェックなし - 以前のバージョン上にプログラムをインストールします

注: これらのスイッチはすべての更新プログラムで動作するわけではありません。スイッチが動作しない場合は、そのパッケージに対応した機能が必要です。また、/n:v スイッチの使用はサポートされておらず、コンピューターが起動しなくなる原因となる場合があります。インストールが正常に完了しない場合、その理由をお客様のサポート プロフェッショナルにお問い合わせください。

サポートされるインストール スイッチに関する詳細は、サポート技術情報 197147 をご覧ください。

更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法

  • Microsoft Baseline Security Analyzer

    影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムがインストールされていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールを使用できます。「検出および展開ツールとガイダンス」の下の “Microsoft Baseline Security Analyzer” をご覧ください。

  • ファイルバージョンの確認

    Microsoft Windows にはいくつかのバージョンがあるため、次のステップは使用中のコンピューターにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧ください。

    1. [スタート] をクリックし、次に [検索] をクリックします。
    2. [検索結果] のウィンドウの [検索コンパニオン] の下の [ファイルとフォルダーすべて] をクリックします。
    3. [ファイル名のすべてまたは一部] のボックスで、適切なファイル情報の表からファイル名を入力し、次に [検索] をクリックします。
    4. ファイルの一覧で、適切なファイル情報の表からファイル名を右クリックし、次に [プロパティ] をクリックします。

    注: インストールされているオペレーティングシステムまたはプログラムのバージョンにより、ファイル情報の表に記載されているファイルで、インストールされないものがある場合もあります。

    1. [バージョン情報] タブで、適切なファイル情報の表に記載されているバージョンと比較し、コンピューターにインストールされているファイルのバージョンを確認します。

    注: ファイルのバージョン以外の属性はインストール中に変更される場合があります。そのほかのファイルの属性をファイル情報の表の情報と比較することは、更新プログラムが正しくインストールされたことを確認する方法としてサポートされていません。また、ファイル名がインストール中に変更される場合があります。ファイルまたはバージョンの情報が存在しない場合、その他の方法によって更新プログラムが正しくインストールされたことを確認してください。

Publisher 2007 (すべてのエディション)

参照表

次の表には、このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムに関する情報が含まれています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」をご覧ください。

参照表
この修正を含む予定のサービスパック
この問題に対する更新プログラムは今後リリースされるサービス パックまたは更新プログラムのロールアップに含まれる予定です。
展開
ユーザーによる操作を必要としないインストール publisher2007-kb2284697-fullfile-x86-glb /passive
再起動しないインストール publisher2007-kb2284697-fullfile-x86-glb /norestart
ログファイル /log スイッチを使用することにより、詳細なログ記録を有効にすることができます。詳細は、サポート技術情報 [912203](https://support.microsoft.com/kb/912203) をご覧ください。
詳細 「検出および展開ツールとガイダンス」のセクションをご覧ください。
再起動に関する情報
再起動の必要性 この更新プログラムは再起動を必要としない場合もあります。インストーラーによって、必要なサービスが停止され、更新プログラムが適用され、サービスが再起動します。しかし、何らかの理由により、必要なサービスが停止されない場合、または必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムを適用すると、再起動が要求されます。この動作が起きた場合、再起動するメッセージが表示されます。 再起動が必要になる可能性を低減する手助けとするために、このセキュリティ更新プログラムをインストールする前に、すべての影響を受けるサービスを停止し、影響を受けるファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてください。再起動が必要となる理由に関する詳細情報は、サポート技術情報 [887012](https://support.microsoft.com/kb/887012) をご覧ください。
ホットパッチ 対象外
削除に関する情報
\[コントロール パネル\] の \[プログラムの追加と削除\] を使用します。 注: この更新プログラムを削除する場合、CD ドライブに 2007 Microsoft Office system の CD を挿入するようメッセージが表示される場合があります。さらに、\[コントロール パネル\] の \[アプリケーションの追加と削除\] から更新プログラムを削除するオプションがない場合もあります。この問題について、いくつかの考えられる原因があります。削除に関する詳細情報は、サポート技術情報 [903771](https://support.microsoft.com/kb/903771) をご覧ください。
ファイル情報
サポート技術情報 [2284697](https://support.microsoft.com/kb/2284697) をご覧ください。
レジストリキーの確認
対象外
#### 展開に関する情報

更新プログラムのインストール

更新プログラムは、「影響を受けるおよび影響を受けないソフトウェア」のセクションの適切なダウンロード リンクからインストールできます。

アプリケーションをサーバー ロケーションからインストールした場合、サーバー管理者は管理者アップデートでサーバー ロケーションを更新し、その更新をコンピューターに適用する必要があります。管理者インストール ポイントに関する詳細情報は、「検出および展開ツールとガイダンス」のサブセクションの「Office の管理者用インストールポイント」の情報を参考にしてください。

このセキュリティ更新プログラムでは、コンピューターに Windows Installer 3.1 またはそれ以降のバージョンがインストールされている必要があります。Microsoft Windows Server 2003 SP1 には、Windows Installer 3.1 またはそれ以降のバージョンが含まれます。

Windows インストーラーの最新バージョンをインストールするためには、次の Web サイトをご覧ください。

このセキュリティ情報で使用されている用語 (修正プログラムなど) に関しては、サポート技術情報 824684 をご覧ください。

このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。

サポートされているセキュリティ更新プログラムのインストールスイッチ

スイッチ 説明
/? または /help 使用ダイアログを表示します。
/passive 無人モードを指定します。ユーザーの操作を必要としません。ユーザーには基本的な進行ダイアログが表示されますがキャンセルはできません。
/quiet Quiet モードを指定します。パッケージ処理の状況を表示しません。
/norestart コンピューターの再起動が必要な場合に、ユーザーに再起動を促すメッセージが表示されないようにします。
/forcerestart 再起動の必要性の有無にかかわらず、更新プログラムの適用後にコンピューターを自動的に再起動します。
/extract インストールせずに、ファイルを解凍します。ターゲットフォルダーについてメッセージが表示されます。
/extract:<完全なパス> パッケージの内容を <完全なパス> に展開します。<完全なパス> が指定されていない場合は、[参照] ダイアログ ボックスが表示されます。
/lang:<LCID> 更新プログラムのパッケージが特定の言語をサポートしている場合、その言語の使用を強制します。
/log:<完全なパス> 更新プログラムのインストールの詳細ログを有効にします。

注: これらのスイッチを 1 つのコマンドに組み込むことができます。旧バージョンとの互換性のため、このセキュリティ更新プログラムは、セットアップ プログラムの以前のバージョンによって使用されるセットアップ スイッチもサポートしています。サポートされるインストール スイッチに関する詳細は、サポート技術情報 912203 をご覧ください。

更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法

  • Microsoft Baseline Security Analyzer

    影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムがインストールされていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールを使用できます。「検出および展開ツールとガイダンス」の下の “Microsoft Baseline Security Analyzer” をご覧ください。

  • ファイルバージョンの確認

    Microsoft Windows にはいくつかのバージョンがあるため、次のステップは使用中のコンピューターにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧ください。

    1. [スタート] をクリックし、次に [検索] をクリックします。
    2. [検索結果] のウィンドウの [検索コンパニオン] の下の [ファイルとフォルダーすべて] をクリックします。
    3. [ファイル名のすべてまたは一部] のボックスで、適切なファイル情報の表からファイル名を入力し、次に [検索] をクリックします。
    4. ファイルの一覧で、適切なファイル情報の表からファイル名を右クリックし、次に [プロパティ] をクリックします。

    注: インストールされているオペレーティングシステムまたはプログラムのバージョンにより、ファイル情報の表に記載されているファイルで、インストールされないものがある場合もあります。

    1. [バージョン情報] タブで、適切なファイル情報の表に記載されているバージョンと比較し、コンピューターにインストールされているファイルのバージョンを確認します。

    注: ファイルのバージョン以外の属性はインストール中に変更される場合があります。そのほかのファイルの属性をファイル情報の表の情報と比較することは、更新プログラムが正しくインストールされたことを確認する方法としてサポートされていません。また、ファイル名がインストール中に変更される場合があります。ファイルまたはバージョンの情報が存在しない場合、その他の方法によって更新プログラムが正しくインストールされたことを確認してください。

Publisher 2010 (すべてのエディション)

参照表

次の表には、このソフトウェアのセキュリティ更新プログラムに関する情報が含まれています。追加情報については、このセクションのサブセクション「展開に関する情報」をご覧ください。

参照表
この修正を含む予定のサービスパック
この問題に対する更新プログラムは今後リリースされるサービス パックまたは更新プログラムのロールアップに含まれる予定です。
展開
ユーザーによる操作を必要としないインストール Microsoft Publisher 2010 (32 ビット版): Publisher2010-kb2409055-fullfile-x86-glb /passive
Microsoft Publisher 2010 (64 ビット版): Publisher2010-kb2409055-fullfile-x64-glb /passive
再起動しないインストール Microsoft Publisher 2010 (32 ビット版): Publisher2010-kb2409055-fullfile-x86-glb /norestart
Microsoft Publisher 2010 (64 ビット版): Publisher2010-kb2409055-fullfile-x64-glb /norestart
ログファイル /log スイッチを使用することにより、詳細なログ記録を有効にすることができます。詳細は、サポート技術情報 [912203](https://support.microsoft.com/kb/912203) をご覧ください。
詳細 「検出および展開ツールとガイダンス」のセクションをご覧ください。
再起動に関する情報
再起動の必要性 この更新プログラムは再起動を必要としない場合もあります。インストーラーによって、必要なサービスが停止され、更新プログラムが適用され、サービスが再起動します。しかし、何らかの理由により、必要なサービスが停止されない場合、または必要なファイルが使用中の場合、この更新プログラムを適用すると、再起動が要求されます。この動作が起きた場合、再起動するメッセージが表示されます。 再起動が必要になる可能性を低減する手助けとするために、このセキュリティ更新プログラムをインストールする前に、すべての影響を受けるサービスを停止し、影響を受けるファイルを使用している可能性のあるすべてのアプリケーションを閉じてください。再起動が必要となる理由に関する詳細情報は、サポート技術情報 [887012](https://support.microsoft.com/kb/887012) をご覧ください。
ホットパッチ 対象外
削除に関する情報
\[コントロール パネル\] の \[プログラムの追加と削除\] を使用します。
ファイル情報
サポート技術情報 [2409055](https://support.microsoft.com/kb/2409055) をご覧ください。
レジストリキーの確認
対象外
#### 展開に関する情報

更新プログラムのインストール

更新プログラムは、「影響を受けるおよび影響を受けないソフトウェア」のセクションの適切なダウンロード リンクからインストールできます。

アプリケーションをサーバー ロケーションからインストールした場合、サーバー管理者は管理者アップデートでサーバー ロケーションを更新し、その更新をコンピューターに適用する必要があります。管理者インストール ポイントに関する詳細情報は、「検出および展開ツールとガイダンス」のサブセクションの「Office の管理者用インストールポイント」の情報を参考にしてください。

このセキュリティ更新プログラムでは、コンピューターに Windows Installer 3.1 またはそれ以降のバージョンがインストールされている必要があります。Microsoft Windows Server 2003 SP1 には、Windows Installer 3.1 またはそれ以降のバージョンが含まれます。

Windows インストーラーの最新バージョンをインストールするためには、次の Web サイトをご覧ください。

このセキュリティ情報で使用されている用語 (修正プログラムなど) に関しては、サポート技術情報 824684 をご覧ください。

このセキュリティ更新プログラムは次のセットアップ スイッチをサポートします。

サポートされているセキュリティ更新プログラムのインストールスイッチ

スイッチ 説明
/? または /help 使用ダイアログを表示します。
/passive 無人モードを指定します。ユーザーの操作を必要としません。ユーザーには基本的な進行ダイアログが表示されますがキャンセルはできません。
/quiet Quiet モードを指定します。パッケージ処理の状況を表示しません。
/norestart コンピューターの再起動が必要な場合に、ユーザーに再起動を促すメッセージが表示されないようにします。
/forcerestart 再起動の必要性の有無にかかわらず、更新プログラムの適用後にコンピューターを自動的に再起動します。
/extract インストールせずに、ファイルを解凍します。ターゲットフォルダーについてメッセージが表示されます。
/extract:<完全なパス> パッケージの内容を <完全なパス> に展開します。<完全なパス> が指定されていない場合は、[参照] ダイアログ ボックスが表示されます。
/lang:<LCID> 更新プログラムのパッケージが特定の言語をサポートしている場合、その言語の使用を強制します。
/log:<完全なパス> 更新プログラムのインストールの詳細ログを有効にします。

注: これらのスイッチを 1 つのコマンドに組み込むことができます。旧バージョンとの互換性のため、このセキュリティ更新プログラムは、セットアップ プログラムの以前のバージョンによって使用されるセットアップ スイッチもサポートしています。サポートされるインストール スイッチに関する詳細は、サポート技術情報 912203 をご覧ください。

更新プログラムが適用されたかどうかを確認する方法

  • Microsoft Baseline Security Analyzer

    影響を受けるコンピューターにセキュリティ更新プログラムがインストールされていることを確認するために、Microsoft Baseline Security Analyzer (MBSA) ツールを使用できます。「検出および展開ツールとガイダンス」の下の “Microsoft Baseline Security Analyzer” をご覧ください。

  • ファイルバージョンの確認

    Microsoft Windows にはいくつかのバージョンがあるため、次のステップは使用中のコンピューターにより異なる場合があります。その場合、製品の説明書をご覧ください。

    1. [スタート] をクリックし、次に [検索] をクリックします。
    2. [検索結果] のウィンドウの [検索コンパニオン] の下の [ファイルとフォルダーすべて] をクリックします。
    3. [ファイル名のすべてまたは一部] のボックスで、適切なファイル情報の表からファイル名を入力し、次に [検索] をクリックします。
    4. ファイルの一覧で、適切なファイル情報の表からファイル名を右クリックし、次に [プロパティ] をクリックします。

    注: インストールされているオペレーティングシステムまたはプログラムのバージョンにより、ファイル情報の表に記載されているファイルで、インストールされないものがある場合もあります。

    1. [バージョン情報] タブで、適切なファイル情報の表に記載されているバージョンと比較し、コンピューターにインストールされているファイルのバージョンを確認します。

    注: ファイルのバージョン以外の属性はインストール中に変更される場合があります。そのほかのファイルの属性をファイル情報の表の情報と比較することは、更新プログラムが正しくインストールされたことを確認する方法としてサポートされていません。また、ファイル名がインストール中に変更される場合があります。ファイルまたはバージョンの情報が存在しない場合、その他の方法によって更新プログラムが正しくインストールされたことを確認してください。

その他の情報

謝辞

この問題を連絡し、顧客の保護に協力して下さった下記の方に対し、マイクロソフトは深い謝意を表します。

Microsoft Active Protections Program (MAPP)

お客様のセキュリティ保護をより向上させるために、マイクロソフトは、月例のセキュリティ更新プログラムの公開に先立ち、脆弱性情報を主要なセキュリティ ソフトウェア プロバイダーに提供しています。セキュリティ ソフトウェア プロバイダーは、この脆弱性の情報を使用し、ウイルス対策、ネットワーク ベースの侵入検出システムまたはホスト ベースの侵入防止システムを介して、お客様に最新の保護環境を提供します。この様な保護環境を提供するセキュリティ ソフトウェア ベンダーの情報は、Microsoft Active Protections Program (MAPP) Partners (英語情報) に記載されている各社の Web サイトをご覧ください。

サポート

免責条項

本セキュリティ情報に含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation 及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation 及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行いません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。

更新履歴

2010/12/15: このセキュリティ情報ページを公開しました。

Built at 2014-04-18T01:50:00Z-07:00