付録 B: Windows 2000 に MSDE をインストールする
WSUS に Windows 2000 を使用しており、Microsoft SQL Server 2000 を使用できない場合は、WSUS セットアップを実行する前に Microsoft SQL Server 2000 Desktop Engine (MSDE) をインストールする必要があります。ここでは、このタスクの詳細な手順について説明します。
Windows 2000 Server に MSDE をインストールするプロセスは、4 つの手順から成ります。まず、MSDE アーカイブをダウンロードし、WSUS サーバー上のフォルダに展開します。次に、コマンド プロンプトとコマンド ライン オプションを使用して MSDE セットアップを実行し、sa パスワードを設定して、インスタンス名として WSUS を割り当てます。次に、MSDE のインストールの完了後、WSUS インスタンスが Windows NT サービスとして実行されているかどうかを確認する必要があります。最後に、WSUS サーバーを保護するために、MSDE にセキュリティ更新プログラムを追加する必要があります。
手順 1: MSDE アーカイブをダウンロードして展開する
MSDE アーカイブをダウンロードし、WSUS サーバー上のフォルダに展開する必要があります。SQL Server 2000 Desktop Engine (MSDE 2000) Release A を入手するには、ダウンロード センター (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=35713) (英語) にアクセスしてください。
MSDE アーカイブを展開するには
MSDE アーカイブ (MSDE2000a.exe) をダブルクリックします。
使用許諾契約書の内容を確認して、[同意する] をクリックします。
[インストール先のフォルダ] ボックスにパスを入力して、[完了] をクリックします。たとえば、「C:\MSDE2000」と入力します。MSDE アーカイブが展開されると、指定したインストール フォルダに MSDE インストール ファイルがコピーされます。
[インストール フォルダ] ページ
手順 2: MSDE をインストールする
コマンド プロンプトとコマンド ライン オプションを使用して MSDE セットアップを実行し、sa パスワードを設定して、インスタンス名として WSUS を割り当てます。MSDE のインストールの完了後、WSUS インスタンスが NT サービスとして実行されているかどうかを確認する必要があります。
MSDE をインストールするには、次の手順に従って、sa パスワードを設定してインスタンス名を割り当てます
コマンド プロンプトで、「手順 1 : MSDE アーカイブをダウンロードして展開する」で指定した MSDE インストール フォルダに移動します。
次のように入力します。
setup sapwd="password" instancename="WSUS"
password は、この MSDE インスタンスの sa アカウント用の強力なパスワードです。このコマンドにより、MSDE セットアップ プログラムが起動し、sa パスワードが設定され、名前がこの MSDE インスタンスに割り当てられます。
MSDE の WSUS インスタンスがインストールされていることを確認するには
[スタート] ボタン、[ファイル名を指定して実行] の順にクリックします。
[名前] ボックスに「services.msc」と入力し、[OK] をクリックします。
サービスの一覧を下にスクロールし、MSSQL$WSUS という名前のサービスが存在することを確認します。
MSSQL$WSUS
手順 3: MSDE を更新する
SQL Server 用の累積的なセキュリティ修正プログラム MS03-031 のセキュリティ関連情報で説明されているセキュリティ更新プログラムを、ダウンロードしてインストールする必要があります。SQL Server 2000 (32 ビット) セキュリティ修正プログラム MS03-031 を入手するには、ダウンロード センター (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=37271) (英語) を参照してください。
MS03-031 のセキュリティ関連情報を確認するには、Microsoft のヘルプとサポートの Web サイト (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=37270) にアクセスしてください。
SQL Server 2000 (32 ビット) セキュリティ修正プログラム MS03-031 をインストールするには
SQL Server 2000 (32 ビット) セキュリティ修正プログラム MS03-031 (SQL2000-KB815495-8.00.0818-ENU.exe) をダブルクリックします。
[ようこそ] ページで、[次へ] をクリックします。
使用許諾契約書の内容を確認し、[使用承諾契約書の条項に同意する]、[次へ] の順にクリックします。
[更新するインスタンス] ページで、[インスタンス] ボックスから WSUS インスタンスを選択し、[次へ] をクリックします。
[更新するインスタンス] ページ
[認証モード] ページで、[Windows 認証] を選択し、[次へ] をクリックします。
[認証モード] ページ
[インストールの準備完了] ページで、[インストール] をクリックします。
[インストールの準備完了] ページ
[修正プログラムの完了] ページで、[完了] をクリックします。