Microsoft エンドポイント マネージャーのオンデマンド評価の概要

Microsoft エンドポイント マネージャーは、Microsoft エンドポイント マネージャー環境内のサイト サーバー、サイトのデータベース サーバー、サイトのシステム サーバーを評価します。 Configuration Manager サイト サーバーから得られる顧客の正常性データも収集および分析します。 Configuration Manager インフラストラクチャと、アプリケーション、ソフトウェア更新プログラム、オペレーティング システムを展開するなどの機能のパフォーマンスを向上させるために、分析によって、修復に関するガイダンスとベスト プラスティスで対処する問題の一覧が生成されます。 評価はサービス ハブを通じて利用できます。これにより、Microsoft テクノロジーの可用性、セキュリティ、パフォーマンスを最適化できます。 これらの評価は、Microsoft Azure Log Analytics を使用します。Azure Log Analytics は、ご使用の環境全体における IT とセキュリティの管理を簡素化するよう設計されています。

Microsoft エンドポイント マネージャー評価の実行

前提条件

サービス ハブを通じて使用できるオンデマンド評価のメリットを最大限に活かすためには、次のことを行う必要があります。

1. アクティブな Azure サブスクリプションを Services Hub にリンクさせて、Microsoft エンドポイント マネージャー評価が追加されている状態にします。 詳細については、「オンデマンド評価の概要」ドキュメントを参照するか、リンク方法のビデオをご覧ください。

2. 次の権限を持つドメイン アカウント (ユーザーまたは管理されたサービス アカウント) を持っています。
   a) 構成マネージャー階層内のすべてのサーバー (サイト システム) への管理者アクセス。 サイト システムがマルチドメイン環境にある場合は、単一のユーザー アカウント
   b) 構成マネージャー階層内のすべてのサーバー (サイト システム) への無制限のネットワーク アクセス
   c) 構成マネージャー サイトまたはソフトウェアの更新ポイントによって使用されるすべての SQL サーバーに対する管理者権限
   d) すべてのプライマリ サイトのすべての構成マネージャー サイト オブジェクトに対するフル アクセス権
   e) 構成マネージャー サイトまたはソフトウェア更新ポイントで使用されるすべての SQL インスタンスに対する SysAdmin 権限
   

3. Microsoft エンドポイント マネージャー評価の「前提条件ドキュメント」を参照してください。 このドキュメントでは、Microsoft エンドポイント マネージャー評価の詳細な技術文書と、評価の実行に必要なサーバーの準備を説明します。 また、評価によって収集される異なる種類のデータについても説明しています。

注:

ご使用の環境の初期構成を行い、オンデマンド評価を実行するには、平均して 2 時間かかります。 評価を実行した後、Azure Log Analytics でデータを確認できます。 これにより、推奨事項の優先順位付けられたリストが提供されます。これは 6 つの重点分野にまたがって分類されます。 これにより、ユーザーとユーザーのチームが、リスク レベル、ご使用の環境の正常性、リスクを軽減する行為をすばやく理解し、IT 全体の正常性を向上できます。

データ収集マシンでの Microsoft エンドポイント マネージャー評価のセットアップ

注:

Azure サブスクリプションを Services Hub にリンクさせて、Services Hubで [正常性]、[評価] の順に移動して Microsoft エンドポイント マネージャー評価が追加されている場合のみ、評価を正常にセットアップできます。

1. データ収集マシン上に C:\OMS\SCCM フォルダー (またはシステムによって予約されている C:\ODA 以外の他のフォルダー) を作成します

2. 管理者モードで通常の PowerShell (ISE ではない) を開いて以下のコマンドレットを実行します。

Add-SCCMAssessmentTask -ServerName <YourServerName> -WorkingDirectory <Directory> コマンド

where YourServerName is the FQDN or NetBIOS name of one of the Management Servers that’s topmost in the hierarchy (Central or Primary Site)

<Directory> is the path to an existing directory used to store the files created while collecting and analyzing the data from the environment.

<WorkspaceId> – provide id for the Log Analytics workspace that will be used to store the uploaded data

3. この記事の前半で説明されている要件を満たす、必要なユーザー アカウントの資格情報を提供します。

4. データ収集は、前回のスクリプトの実行から 1 時間以内に、そしてその後は 7 日ごとに、SCCMAssessment の名前の付いたスケジュール化されたタスクによってトリガーされます。 [タスク スケジューラ ライブラリ]、[Microsoft]、[Operations Management Suite]、[AOI***]、[評価]、[SharePointAssessment] から、タスクを変更して別の日付/時刻に実行することや、即時実行を強制することができます。

5. 収集および分析している間に、セットアップ時に構成された作業ディレクトリ フォルダー下にデータが一時的に保存されます。

6. 数時間後に、評価結果が Log Analytics とサービス ハブ ダッシュボードに掲載されます。 [Services Hub] -> [IT 正常性] -> [オンデマンド評価]の順に移動し、アクティブな評価に対して [すべての推奨事項を表示する] をクリックすると結果を確認できます

7. Microsoft エンドポイント マネージャー環境に関する問題に対応する Microsoft 認定エンジニアの力を得たい場合は、Microsoft 担当者に連絡して、リモートまたはオンサイトの CSA 主導のデリバリーについて問い合わせてください。

   契約	リモート エンジニア	オンサイト エンジニア
   Premier	Microsoft エンドポイント マネージャー リモート データシート	Microsoft エンドポイント マネージャー オンサイト データシート
   ユニファイド	Microsoft エンドポイント マネージャー リモート データシート	Microsoft エンドポイント マネージャー オンサイト データシート