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PowerPivot を使用してスケジュールされたデータ更新を実行すると、"Excel Servicesへの呼び出しが失敗しました" エラー

この記事は、シニア サポート エスカレーション エンジニア の Zakir Haveliwala によって記述されました。

現象

PowerPivot for Microsoft SharePoint 2013 を使用してデータ ソースへのPower Query接続を持つブックでスケジュールされたデータ更新を実行すると、"Excel Services呼び出しに失敗しました" というエラーが表示されることがあります。

原因

Power Query接続のデータ更新は、オンプレミスの SharePoint Server 2013 ではサポートされていません。 そのため、ブックにPower Queryを使用して作成されたデータ接続がある場合、ブラウザーでのデータ更新とスケジュールされたデータ更新の両方にエラーが表示されます。

回避策

この問題を回避するには、Power Queryを使用しないデータ ソースに接続します。 これを行うには、PowerPivot を使用してデータ接続を作成し、それに接続します。

ブックに現在Power Queryデータ接続があるかどうかを判断するには、[Data Connections Properties> Definition]\(データ>プロパティの定義\) に移動して、Excel で接続文字列>を表示します。 プロバイダーが Microsoft.Mashup.OleDb.1 の場合は、Power Queryを使用してデータ接続が行われたことを示します。

Excel 2016では、Get & Transform または Get Data 機能を使用して接続を作成できます。 たとえば、複数のソースからのデータを結合する場合など、 Microsoft.Mashup.OleDb.1 プロバイダーを使用できます。

[接続のプロパティ] ダイアログ ボックスのスクリーンショット。[定義] タブで、プロバイダーが Microsoft.Mashup.OleDb.1 であるかどうかをチェックします。

詳細

Power Query接続のデータ更新は、Power BI for Microsoft 365 (SharePoint Online) でサポートされています。 詳細については、「Power Queryのスケジュールされたデータ更新」を参照してください。

PowerPivot for SharePoint 2016 では、Power Query接続の対話型ブラウザー更新とスケジュールされたデータ更新がオンプレミスでサポートされています。 製品の最小要件は次のとおりです。

  • SQL Server 2016 PowerPivot Analysis Services と累積的な更新プログラム 1 (CU1)
  • PowerPivot for SharePoint 2016 アドイン
  • Office Online Server 2016 年 11 月リリース
  • SharePoint Server 2016 のリリースから製造 (RTM) バージョン

注:

対話型データ更新は、Windows 認証では機能しません。 更新に使用するようにセキュリティで保護されたストア ID を構成する必要があります。

Power Query接続から読み込まれるデータは、データ モデルに追加する必要があります。 それ以外の場合、この更新プロセスでは PowerPivot が必要であり、データ モデルを持つブックのみが PowerPivot によって処理されるため、更新は失敗します。