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カスタマイズ ファイルの Connect セクション

ハンドラーの既定の動作では、すべての接続が拒否されます。 connect セクションでは、その動作に対する例外を指定します。 たとえば、すべての connect セクションが存在しないかまたは空である場合、既定では接続を行えません。

connect セクションには、次の内容を含めることができます。

  • この接続で許可される既定の読み取りおよび書き込み操作を指定する既定のアクセス エントリ。 セクションに既定のアクセス エントリがない場合、セクションは無視されます。

  • クライアント接続文字列を置き換える新しい接続文字列。

重要

Windows 8 および Windows Server 2012 から、RDS サーバー コンポーネントが Windows オペレーティング システムに含まれなくなりました (詳細については、Windows 8 および Windows Server 2012 の互換性クックブックを参照してください)。 RDS クライアント コンポーネントは、今後のバージョンの Windows で削除される予定です。 新規の開発作業ではこの機能を使用しないようにし、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正することを検討してください。 RDS を使用するアプリケーションを、WCF Data Service に移行する必要があります。

構文

既定のアクセス エントリは次の形式です。

  
Access=  
accessRight  
  

置換接続文字列エントリは次の形式です。

  
Connect=  
connectionString  
  

解説

部分 説明
のインスタンスに接続するときには、 これが接続文字列エントリであることを示すリテラル文字列。
connectionString クライアント接続文字列全体を置き換える文字列。
アクセス これがアクセス エントリであることを示すリテラル文字列。
accessRight 次のいずれかのアクセス権:

- NoAccess - ユーザーがデータ ソースにアクセスできません。
- ReadOnly - ユーザーがデータ ソースを読み取りできます。
- ReadWrite - ユーザーがデータ ソースを読み取りや書き込みできます。

すべての接続を許可する (実際には、既定のハンドラー動作を無効にする) 場合は、connect default セクションのアクセス エントリを Access=ReadWrite に設定し、他のすべての connect identifier セクションを削除またはコメント アウトします。

参照

カスタマイズ ファイルの Logs セクション
カスタマイズ ファイルの SQL セクション
カスタマイズ ファイルの UserList セクション
DataFactory のカスタマイズ
必要なクライアントの設定
カスタマイズ ファイルの概要
独自のカスタム ハンドラーの記述