Bookmark プロパティ (ADO)
Recordset オブジェクト内の現在のレコードを一意に識別するか、Recordset オブジェクトの現在のレコードを有効なブックマークによって識別されるレコードに設定するブックマークを示します。
設定と戻り値
有効なブックマークに評価される Variant 式を設定または返します。
注釈
現在のレコードの位置を保存し、いつでもそのレコードに戻るために、Bookmark プロパティを使用します。 ブックマークは、ブックマーク機能がサポートされている Recordset オブジェクトでのみ使用できます。
Recordset オブジェクトを開くと、その各レコードには一意のブックマークがあります。 現在のレコードのブックマークを保存するには、Bookmark プロパティの値を変数に割り当てます。 別のレコードに移動した後、いつでもそのレコードにすばやく戻るには、Recordset オブジェクトの Bookmark プロパティをその変数の値に設定します。
ユーザーがブックマークの値を表示できない場合があります。 また、同じレコードを参照する 2 つのブックマークの値が異なる場合があるため、ユーザーはブックマークを直接比較することはできません。
Clone メソッドを使用して Recordset オブジェクトのコピーを作成する場合、元のものと、複製する Recordset オブジェクトの Bookmark プロパティ設定は同じであり、同じ意味で使用できます。 ただし、同じソースまたはコマンドから作成された場合でも、異なる Recordset オブジェクトのブックマークを同じ意味で使用することはできません。
注意
リモート データ サービスの使用状況 クライアント側の Recordset オブジェクトで使用される場合、Bookmark プロパティは常に使用できます。
適用対象
参照
BOF、EOF、および Bookmark プロパティの例 (VB)
BOF、EOF、および Bookmark プロパティの例 (VC++)
Supports メソッド