GetChunk メソッド (ADO)
大きなテキストまたはバイナリ データの Field オブジェクトの内容のすべてまたは一部を返します。
構文
variable = field.GetChunk(Size)
戻り値
バリアント型 を返します。
パラメーター
[サイズ]
取得するバイト数または文字数に等しい Long 式。
注釈
Field オブジェクトで GetChunk メソッドを使用して、長いバイナリ データまたは文字データの一部またはすべてを取得します。 システム メモリが制限されている状況では、GetChunk メソッドを使用して、長い値の全体ではなく一部を操作できます。
GetChunk の呼び出しで返されるデータは、変数に割り当てられます。 Size が残りのデータより大きい場合、GetChunk メソッドは、変数に空白のスペースを含めることなく残りのデータのみを返します。 フィールドが空の場合、GetChunk メソッドは null 値を返します。
それ以降の GetChunk 呼び出しでは、前回の GetChunk 呼び出しが中断した場所からデータを取得します。 ただし、あるフィールドからデータを取得し、現在のレコード内の別のフィールドの値を設定または読み取る場合、ADO は最初のフィールドからのデータの取得が完了したと見なします。 最初のフィールドで GetChunk メソッドをもう一度呼び出すと、ADO は呼び出しを新たな GetChunk 操作と解釈し、データの先頭から読み取りを開始します。 最初の Recordset オブジェクトの複製ではない他の Recordset オブジェクトのフィールドにアクセスしても、GetChunk 操作は中断されません。
Field オブジェクトの Attributes プロパティの adFldLong ビットが True に設定されている場合は、そのフィールドに GetChunk メソッドを使用できます。
Field オブジェクトに対して GetChunk メソッドを使用するときに現在のレコードがない場合は、エラー 3021 (現在のレコードが存在しない) が発生します。
注意
GetChunk メソッドは、Record オブジェクトの Field オブジェクトに対しては動作しません。 操作は実行されず、実行時エラーが発生します。
適用対象
参照
AppendChunk および GetChunk メソッドの例 (VB)
AppendChunk および GetChunk メソッドの例 (VC++)
AppendChunk メソッド (ADO)
Attributes プロパティ (ADO)