次の方法で共有


ParentURL プロパティ (ADO)

現在の Record オブジェクトの親 Record を指す絶対 URL 文字列を示します。

戻り値

Record の URL を示す String 値を返します。

解説

ParentURL プロパティは、Record オブジェクトを開くために使うソースによって異なります。 たとえば、ActiveConnection プロパティによって参照されるディレクトリの相対パス名を含むソースを使って Record を開くことができます。

たとえば、"second" が "first" に含まれているフォルダーであるとします。 Record オブジェクトを開くには、次の構文を使います。

record.ActiveConnection = "https://first"  
record.Open "second"  

これで、 the ParentURL プロパティの値が "https://first"され、 ActiveConnection と同じです。

ソースには、"https://first/second" のような絶対 URL を指定することもできます。 この場合、ParentURL プロパティは、"second" の上のレベルである "https://first" になります。

次の場合、このプロパティは null 値になるおそれがあります。

  • 現在のオブジェクトに親がない。例: Record オブジェクトがディレクトリのルートを表す場合など。

  • Record オブジェクトが、URL で指定できないエンティティを表す。

このプロパティは読み取り専用です。

Note

このプロパティは、Microsoft OLE DB Provider for Internet Publishing などのドキュメント ソース プロバイダーでのみサポートされます。 詳細については、「レコードとプロバイダーが指定したフィールド」を参照してください。

Note

http スキームを使用する URL は、Microsoft OLE DB Provider for Internet Publishing を自動的に呼び出します。 詳細については、「絶対 URL と相対 URL」を参照してください。

Note

現在のレコードに ADO Recordset からのデータ レコードが含まれている場合、ParentURL プロパティにアクセスすると、使用できる URL がないことを示す実行時エラーが発生します。

適用対象

Record オブジェクト (ADO)