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属性リレーションシップ - 定義

適用対象: SQL Server Analysis Services Azure Analysis Services Fabric/Power BI Premium

Microsoft SQL Server SQL Server Analysis Servicesでは、属性はディメンションの基本的な構成要素です。 ディメンションには、属性リレーションシップに基づいて構成される一連の属性が含まれます。

ディメンションに含まれるテーブルごとに、テーブルのキー属性をそのテーブルの別の属性に関連付ける属性リレーションシップがあります。 このリレーションシップは、ディメンションの作成時に作成します。

属性リレーションシップには、次の利点があります。

  • ディメンション処理に必要なメモリの量が減少します。 これにより、ディメンション、パーティション、およびクエリの処理速度が上がります。

  • ストレージへのアクセスが高速になり、実行プランがより適切に最適化されるため、クエリ パフォーマンスが向上します。

  • ユーザー定義階層がリレーションシップのパスに沿って定義されている場合、集計デザイン アルゴリズムによってより効果的な集計が選択されます。

属性リレーションシップに関する注意点

基になるデータで属性リレーションシップがサポートされる場合、属性間で一意の属性リレーションシップを定義することも必要です。 一意の属性リレーションシップを定義するには、ディメンション デザイナーの [属性リレーションシップ] タブを使用します。

基になるリレーションシップがある属性には、その関連属性を基準とした一意なキーが必要です。 つまり、基になる属性のメンバーによって、関連属性のメンバーが 1 つだけ識別される必要があります。 たとえば、リレーションシップである City -> State を考えてみましょう。 このリレーションシップでは、基になる属性が市区町村、関連属性が都道府県です。 source 属性は "多" 側であり、関連する側は多対一リレーションシップの "一" 側です。 基になる属性のキーは、市区町村 + 都道府県です。 詳細については、「 属性リレーションシップの作成、変更、または削除」を参照してください。

属性リレーションシップのプロパティの詳細については、「 属性リレーションシップのプロパティの構成」を参照してください。

注意

属性リレーションシップを正しく定義しないと、クエリ結果が無効になる場合があります。

参照

のディメンション デザイナーでは、[ディメンション構造] ビューの