ADO 接続マネージャー

適用対象: SQL Server Azure Data Factory の SSIS Integration Runtime

ADO 接続マネージャーを使用すると、レコードセットなどの ADO (ActiveX データ オブジェクト) オブジェクトにパッケージを接続できます。 この接続マネージャーは、通常、Microsoft Visual Basic 6.0 などの以前のバージョンの言語で記述されたカスタム タスクや、ADO を使用してデータ ソースに接続する既存のアプリケーションの一部のカスタム タスクで使用されます。

ADO 接続マネージャーをパッケージに追加すると、Microsoft SQL Server Integration Services により実行時に ADO 接続を解決する接続マネージャーが作成され、接続マネージャーのプロパティが設定され、接続マネージャーがパッケージの Connections コレクションに追加されます。 接続マネージャーの ConnectionManagerType プロパティは、 ADOに設定されます。

ADO 接続マネージャーのトラブルシューティング

ADO 接続マネージャーに読み込まれると、特定の SQL Server 日付データ型は次の表に示す結果を生成します。

SQL Server データ型 結果
timedatetimeoffset パッケージがパラメーター化 SQL コマンドを使用していない場合、パッケージは失敗します。 パラメーター化 SQL コマンドを使用するには、パッケージで SQL 実行タスクを使用します。 詳細については、「 SQL 実行タスク 」と「 SQL 実行タスクのパラメーターとリターン コード」を参照してください。
datetime2 ADO 接続マネージャーは、ミリ秒の値を切り捨てます。

Note

SQL Server データ型の詳細とそれを Integration Services データ型にマッピングする方法については、「データ型 (Transact-SQL)」と「Integration Services のデータ型」を参照してください。

ADO 接続マネージャーの構成

ADO 接続マネージャーは、次の方法で構成できます。

  • 選択したプロバイダーの要件を満たすように構成された、特定の接続文字列を指定します。

  • プロパイダによっては、接続先のデータ ソースの名前を指定します。

  • 選択したプロバイダーに適したセキュリティ資格情報を指定します。

  • 接続マネージャーから作成される接続を、実行時に保持するかどうかを指定します。

プロパティを設定するには SSIS デザイナーから行うか、またはプログラムによって設定します。

SSIS デザイナーで設定できるプロパティの詳細については、次のトピックを参照してください。

プログラムによる接続マネージャーの構成については、「 ConnectionManager 」と「 プログラムによる接続の追加に設定されます。

関連項目

Integration Services (SSIS) の接続