Analysis Services 接続マネージャー

適用対象:SQL Server Azure Data Factory の SSIS Integration Runtime

SQL Server Analysis Services 接続マネージャーを使用すると、パッケージは Analysis Services データベースを実行するサーバー、またはキューブとディメンション データへのアクセスを提供する Analysis Services プロジェクトに接続できます。 Analysis Services でのパッケージ開発中に接続できるのは、 SQL Server Data Tools (SSDT)プロジェクトのみです。 実行時には、パッケージは、 Analysis Services プロジェクトを配置したサーバーおよびデータベースに接続します。

Analysis Services DDL 実行タスクや Analysis Services 処理タスクなどのタスクと、データ マイニング モデル トレーニング変換先などの変換先は、どちらも Analysis Services 接続マネージャーを使用します。

Analysis Services データべースの詳細については、「多次元モデル データベース (SSAS)」を参照してください。

Analysis Services 接続マネージャーの構成

Analysis Services 接続マネージャーをパッケージに追加すると、SQL Server Integration Services により、実行時に Analysis Services 接続として解決される接続マネージャーが作成され、接続マネージャーのプロパティが設定され、接続マネージャーがパッケージの Connections コレクションに追加されます。 接続マネージャーの ConnectionManagerType プロパティは、 MSOLAP100に設定されます。

Analysis Services 接続マネージャーは、次の方法で構成できます。

  • Microsoft OLE Provider for Analysis Services プロバイダーの要件を満たすように構成された、接続文字列を指定します。

  • 接続する Analysis Services のインスタンスまたは Analysis Services プロジェクトを指定します。

  • Analysis Servicesのインスタンスに接続する場合、認証モードを指定します。

Note

Azure Data Factory (ADF) で SSIS を使用していて、Azure Analysis Services (AAS) インスタンスに接続する場合は、Multi-Factor Authentication (MFA) が有効になっているアカウントを使用することはできません。代わりに、対話機能/MFA を必要としないアカウント、またはサービス プリンシパルを使用する必要があります。 サービス プリンシパルを使用するには、ここを参照してサービス プリンシパルを作成し、サーバー管理者ロールを割り当てます。その後、[特定のユーザー名とパスワードを使用する] を選択して、接続マネージャーでサーバーにログオンし、最後に「User name: app:YourApplicationID」と「Password: YourAuthorizationKey」を入力します。

  • 接続マネージャーから作成される接続を、実行時に保持するかどうかを指定します。

プロパティを設定するには SSIS デザイナーから行うか、またはプログラムによって設定します。

[Analysis Services 接続マネージャーの追加] ダイアログ ボックスの UI リファレンス

[Analysis Services 接続マネージャーの追加] ダイアログ ボックスを使用すると、SQL Server Analysis Services が動作しているサーバーへの接続を作成したり、接続プロパティを編集したりできます。

[オプション]

[Analysis Services を実行しているコンピューターへの接続を作成する]
Analysis Servicesのインスタンスが動作しているサーバーへの既定の接続を使用するか、 [編集]をクリックして新しい接続を作成します。

[編集]
[接続マネージャー] ダイアログ ボックスを使用すると、 Analysis Servicesのインスタンスが動作しているサーバーへの接続を作成したり、接続プロパティを編集したりできます。

[このソリューションに、Analysis Services プロジェクトへの接続を作成する]
開いているソリューションの Analysis Services プロジェクトが接続で使用されることを指定します。

注意

Analysis Services テーブル モデル プロジェクトは、このシナリオではサポートされていません。

[Analysis Services プロジェクト]
一覧から Analysis Services プロジェクトを選択します。

プログラムによる接続マネージャーの構成については、「 ConnectionManager 」と「 プログラムによる接続の追加に設定されます。