CDC スプリッター
適用対象: SQL Server Azure Data Factory の SSIS Integration Runtime
重要
CDC 制御タスク、CDC ソース、CDC スプリッターなどの CDC フロー コンポーネントは非推奨となりました。 詳細については、お知らせを参照してください。
CDC スプリッターは、CDC ソース データの変更行の単一フローを、挿入、更新、削除の各操作のための個別のデータ フローに分割します。 データベースは、必須の列 __$operation
と、 SQL Server 変更テーブル内のその標準の値に基づいて分割されます。
操作の値 | 出力 | 説明 |
---|---|---|
1 | 削除 | 削除された行 |
2 | 挿入 | 挿入された行 ( "結合を含む差分" CDC モードを使用する場合は使用不可) |
3 | 更新 | 更新前の行 ( "古い値を含むすべて" CDC モードの場合のみ使用可) |
4 | 更新 | 更新後の行 (更新前と同じ) |
5 | 更新 | マージ行 ( "結合を含む差分" CDC モードを使用する場合のみ使用可) |
その他 | エラー |
スプリッターを使用して、定義済みの挿入、削除、更新の各出力に接続し、さらに処理を実行することができます。
CDC スプリッター変換には、1 つの標準入力と 1 つのエラー出力があります。
エラー処理
CDC スプリッター変換にはエラー出力があります。 $operation 列の値が無効な入力行はエラーと見なされ、入力の ErrorRowDisposition プロパティに従って処理されます。
コンポーネントのエラー出力には、次の出力列があります。
エラー コード: 1 に設定されます。
エラー列: (変換エラーの) エラーの原因となるソース列。
エラー行の列: エラーの原因となった行の入力列。
CDC スプリッターの構成
CDC スプリッターに構成可能なプロパティはありません。
CDC スプリッターの使用方法の詳細については、「Microsoft SQL Server Integration Services の CDC コンポーネント」を参照してください。
[詳細エディター] ダイアログ ボックスには、プログラムによって設定できるプロパティが表示されます。
[詳細エディター] ダイアログ ボックスを開くには、次の操作を実行します。
- SQL Server 2019 Integration Services (SSIS) プロジェクトの [データ フロー] 画面で、CDC スプリッターを右クリックし、[詳細エディターの表示] を選択します。