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マルチキャスト変換

適用対象: SQL Server Azure Data Factory の SSIS Integration Runtime

マルチキャスト変換は、入力を 1 つ以上の出力に配信します。 この変換は条件分割変換と似ています。 いずれの変換も、1 つの入力を複数の出力に送信します。 この 2 つの変換の違いは、マルチキャスト変換は各行を各出力に送信するのに対し、条件分割変換は 1 行を単一の出力に送信する点です。 詳細については、「 Conditional Split Transformation」を参照してください。

マルチキャスト変換を構成するには、出力を追加します。

マルチキャスト変換を使用すると、パッケージはデータの論理コピーを作成できます。 この機能は、パッケージで複数の変換セットを同一のデータに適用する必要がある場合に役に立ちます。 たとえば、データの 1 つのコピーを集計して要約情報のみを変換先で読み込み、そのデータのもう 1 つのコピーを参照値と派生列で拡張し、その後変換先で読み込みます。

この変換は 1 つの入力と複数の出力をとります。 エラー出力はサポートされていません。

マルチキャスト変換の構成

プロパティを設定するには SSIS デザイナーから行うか、またはプログラムによって設定します。

プログラムによって設定できるプロパティの詳細については、「 共通プロパティ」を参照してください。

このコンポーネントのプロパティの設定方法の詳細については、「 データ フロー コンポーネントのプロパティを設定する」を参照してください。

マルチキャスト変換エディター

[マルチキャスト変換エディター] ダイアログ ボックスを使用すると、各変換出力のプロパティを表示したり設定したりできます。

オプション

出力
左側で出力を選択すると、右側の表にプロパティが表示されます。

プロパティ
表示されている出力プロパティの [名前] および [説明]以外はすべて読み取り専用です。

参照

データ フロー
Integration Services の変換